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2015年01月13日

世界に誇れる日本人のこころの有りよう(クラクションのならない日本。独特の想像力を備えている日本人)

皆さんこんにちは。今回は、ルース・ジャーマン白石著「日本が世界に誇れる33の事」より記事を紹介します。著者であるルース氏はハワイ出身の欧米系女性です。白人ながら、日本に留学、就職し、日本の企業の役員にまでなられた方です。そんな彼女の目から見た、世界に誇れる日本人の心のありようについて書きます。

25年以上の滞日経験の中で感じ取った日本人のいいところが、鋭い感性で書かれ、また、女性ということもあり、観察は肯定的に深く届いているように思います。では、早速紹介します。

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ニューヨーク、デリー、ホノルルなどの、どこの都市に行っても、クラクションの音が絶えず、大きく聞こえてきます。ところが、東京は、街の中をゆっくり散歩していても、クラクション音があまり聞こえません。先日、「ビッ」という身近なクラクション音を聞きました。青信号なのに20秒ほど待っても動かない前の車に対して、「信号が変わっているよ」と声掛けするような、後ろの車からのちょっとした音でした。日本のどこへ言ってもクラクションといえばこの程度です。警告、クレームというのではなく、合図とか、気づかせるためのサイン、のように聞こえます。

クラクションが少ないのは、日本人が、独特の想像力を備えているからだと思います。まず、人に迷惑をかけないようにと考える。そして、何が人の迷惑になるか、それをしないためためにはどんな振る舞いがよいかを、それぞれが想像する。これが日本人のルールです。

人に迷惑をかけないためには、我慢(他人への忍耐)強さも必要になります。この我慢強さを通して、日本は集団調和が実にとりやすい環境となり、独特の団結力を維持できているのでしょう。

団結力といっても、日本の場合は、スポーツのチームのような勝利を勝ち取るためのハードなチームワークではなく、全国どこに行っても見られる「平凡な思いやり」のことです。

いきなり抽象的に集団性とか規範意識とかいうのではなく、まずは、人を意識する「想像力」と認識していらっしゃるのはなかなか鋭い、深いなと感じました。クラクションも、警告でなく「相手に気づかせるため」というのもよく見ていただいている気がしますね。

わたしは日本人の我慢強さと思いやりの美しさを実感しています。アメリカ人は一般的に我慢や忍耐が苦手です。気持ちが高まると、深く考えずに、感情的に行動を起こしていしまう傾向があるのです。これが行動力や実行力として評価されることもありますが、判断ミスに結びつくシーンもたびたびあります。ボスの判断に我慢できずにすぐに転職する。相手の浮気に我慢できず離婚する。学校の教育方針に納得できず子供を転向させてしまう。時には、長すぎる牧師の話に我慢できず教会を変えたりもします。そして、前の車が、自分が正しいと思うタイミングで走り出さなければ、クラクションを大きく鳴らすのです。

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しかし、日本人は、まわりに対しての影響を一旦考えます。「今クラクションを鳴らと歩行者がびっくりするかもしれない」「前の車は高齢者かもしれない」そんな風に相手や状況に対してイマジネーションを働かせ、ちょっと様子を見る習慣があるのです。

以前、同僚が会議に一緒に入る前、「切れないでいこうね」と声をかけてくれました。すぐに切れるのが、わたしの短所でもあります。クラクションをすぐ鳴らしてしまう傾向を修正して、日本人のようにダイナマイトの信管をに長く伸ばし余裕をもつことが、仕事の面でもよりよい結果を生むのだと考えています。

彼女は、日本人が普通にしているこれらの習慣、振る舞いは日本人に独特で、日本以外では行われていないといいます。日本は、戦争に次ぐ戦争という略奪闘争の世界は免れて共同体を維持してきましたから、まわりの人を自然に意識し配慮する習慣が損なわれず持ち続けてきたものと思われます。

グローバル化の中で、共同体的な日本人がどちらかというと「異質」というレッテルを貼られ、日本人自身も自分たちがおかしい、思わされ始めている。

しかし、長く日本に滞在している欧米人自身がこれだけ、評価しているのですから、改めて、そのすばらしさを自覚してもいいはずですね。彼女は、世界に発信すべきといいますが、まったくそのとおりだと思います。

欧米でも、社会企業家めざす若い人たちが少なからずいるなど、自分第一お金第一の価値観から、社会にどう貢献するかというほうに、価値観が動き始めているようです。この流れが進めば、まわりやみんなや社会のことを意識する日本人の「こころ」は遠からず見直されるでしょう。だから、世界のためにも私たち自身が意識し広めていく必要があるように思います。

投稿者 tanog : 2015年01月13日 List  

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コメント

日本人の気つかい気質は、世界に見習ってほしいですね。

投稿者 根保孝栄・石塚邦男 : 2015年1月14日 06:33

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