縄文ブログが描く未来像~縄文体質は未来を拓く(プロローグ) |
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2020年09月03日
縄文体質は未来を拓く~第1回 頻発する自然災害とBI(ベーシックインカム)の相乗効果
ベーシックインカムの社会でどう人々を動かしていくか?これらのキーワードをベースにどう可能性へと繋いでいけるか、多少無理かもと思いつつ、やはり突破口は日本人の持つ本源体質でありそれを産み出す縄文体質である事は直感ではあるが、ほぼ間違いないだろう。~縄文体質は未来を拓く「プロローグ」
台風9号、10号と立て続けに過去最大級の大型台風が来ている。史上最高の灼熱の今年、おそらく9月、10月の台風のうち、いくつかは上陸し過去最大級の被害を残していくだろう。またこの1年間は過去にないほど地震活動が活発化しており、これもこの半年で大きな地震が日本の一部を廃墟にするだろう。それが都市部に当った場合、壊滅的になる。
江戸時代から明治維新へあまり知られていないが、政治だけでなく、過去最大級の自然災害が毎年のように繰り返された。それは人々の意識を揺らし、不安発から世紀末的な現象も引き起こした。
日本は世界でも有数の災害大国である。しかし裏返せば自然災害に見舞われるたびに、人間の無力を知り、自然に従う、あるいは自然と同化して暮らす事をその道として精神の深部に落とし込んできた。
この自然災害の頻発化と経済破壊、ベーシックインカムがどう本源性を産み出していくか?そこが追求ポイントである。
2つの投稿をまず紹介したい。
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342469「沖縄型ベーシックインカムが市民運動として展開されている」より
結論から言うと、全てはカネで動いている。そして問題山積み。日々楽しくない。そこでカネの力を少しだけ弱めることで、世の中の動機を変えてしまい、経済問題を一気にクリーニングしてしまおうというびっくり仰天!大革命!なお話し。UBIを沖縄から。
#ベーシックインカムを沖縄から
ベーシックインカム(UBI)議論の本質は、経済社会の進化とも言える動機の変化である。
そして山積みの社会課題が、一瞬で無くなる奇跡を見届けるために、一人一人がそれをイメージする必要がある。
お金そのものを無くす前に、無条件のベーシックインカムで、お金の力を弱めることで、オカネを動機とした社会から一人一人が自らの役割を動機に動く社会を。
#ベーシックインカムを沖縄から
心配ないだけのカネが配られると、沢山の時間とゆとりがうまれる。そして経済的に仕方が無いと諦めていたことに、勇気と行動が生まれ、仕方が無いが減ってゆく。
経済的な動機は、より純粋な動機にとりかわる。
#ベーシックインカムを沖縄から
80%のヒトは、遊びの中から創造し、ロボットにできない発明をする。
創造された新価値は、次なる時代のイノベーションをもたらす。
人はその本質に還り、利他的行動によって社会を形成する。
#ベーシックインカムを沖縄から
社会的に意味をなしていなかった経済組織は内部崩壊によって消滅する。その数は激減するが、高品質な企業、志のある企業、芸術的な企業は残る。
過当競争には意味が無くなり、互いを尊重しあう経営となる。
#ベーシックインカムを沖縄から
はたらくことの意味。貯蓄の意味。全て変わります。
生きることの意味。変わるかも。
お金の意味。変わりませんが、力が弱まります。
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「東日本大震災は日本人に何を覚醒させるのか!」1:日本人の縄文体質~有事に現れるその共同性と本源性
阪神・淡路において注目すべきこととしてボランティア活動が挙げられる。
収束不全⇒自分探しの最中にいた若者を中心に日本各地からボランティアが集結した。その数は一日平均2万人超、3ヶ月間で延べ117万人とも言われる。被災地でのボランティア活動の重要度に対する一般の認識も飛躍的に高まった。
このため、’95年は日本における「ボランティア元年」とも言われる。後に内閣は1月17日を「防災とボランティアの日」と定めた。
大震災ではあったが、それ故に日本人の共同性が目覚めた瞬間であった。
未だ記憶に新しい阪神・淡路から16年が過ぎました。
かつて目覚めた共同性の発現も影を潜め、特権階級が暴走しはじめ、経済危機が顕在化し、社会の統合不全はより深刻化し、期待された民主党も国民無視の暴走を続けています。そのような潮流の中、今回の東日本大震災が起きました。
地震~大津波~原発事故~計画停電・放射能汚染と、被害は拡大しており未だ震災は進行中ですが、この危機的状況のなかで日本人の実現可能性がはっきりと見えてきました。
未だ収束の兆しが見えない、事実が分からない状況のなか、政府・マスコミ・学者たち統合階級の無能さが明るみになるとともに、一方では庶民が一つになって、何か出来ることを探し、どうすべきかを考え、自分たちの仲間や地域や国を守っていこうとする意識が確実に顕在化しています。
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自然災害が発生するたびに多額の損失、復興の為の人々の結集、自然の猛威への畏怖
人間の力の無力さ、カネより人。自分より他者へと意識のベクトルは転換していく。
しかし災害という不幸だけでなく、そこで絆や協働性、助け合いといった本来の人類の持つ本源の力を再生していけるのではないか。ベーシックインカムのない時代はそれでも現実的に食べる為に仕事は続けなければ、ボランティアなど学生と偽善者のやる事だというパラダイムもあり、中々一般には普遍化してこなかった。しかし未曽有の災害、BI(ベーシックインカム)制度の導入、働く事の意味から一部(過去よりはるかに多く)はボランティアへ向かっていくのではないか?
またBI時代のボランティアはボランティアとは言わないかもしれない。
社会的に必用な仕事として社会行動事業とか助け合い事業などと名前を変えて実態に即した意味ある仕事になっていく。
つまりこれまでの災害が一過性であり、忘れやすく、喉元過ぎれば的であったものから、自然災害を梃に仕事や労働を通じて縄文体質が生起され本源性が次々と再生していくきっかけになっていくのではないか、そういう可能性としてBIを考えてみたい。
余談的ではあるが、沖縄といった最も縄文体質が残っている地域からBI効果の報告がなされているのも根拠でもあり、何か象徴的な気がする。
投稿者 tanog : 2020年09月03日 TweetList
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