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2020年09月10日

縄文体質は未来を拓く 第2回~”仲間意識” お金に代えられないものが人を繋げる時代

ベーシックインカム(BI)の社会でどう人々を動かしていくか?これらのキーワードをベースにどう可能性へと繋いでいけるか、多少無理かもと思いつつ、やはり突破口は日本人の持つ本源体質でありそれを産み出す縄文体質である事は直感ではあるが、ほぼ間違いないだろう。縄文体質は未来を拓く「プロローグ」

 第3回は仲間意識を扱います。
縄文時代の仲間意識とは共同体の内部での意識と外部と広く繋がるネットワークというものがあります。これからの社会に視野を広げた時に注目したいのはネットワークの方です。学校にせよ、企業にせよこれまで私たちは生きる為にある意味狭い強制的に作られた人工集団の中に閉じ込められてきました。学校にいじめがなくならない、職場でのパワハラが日常化するというのもこれら効率化を求める人工集団故の歪みです。私権社会が終焉し新しい可能性を探りつつもこの旧い集団の中にいる限り可能性が摘み取られていきます。
しかしBIの社会に転換した場合、この仲間意識が追求関係で作られていきます。
さらにそれは互いに与え合う、交換し合う事で繋がり、広がっていきます。新しい仲間関係が生まれていくのがBIの社会ではないでしょうか?BIの社会はお金が別のものに代わっていきます。信用とか、お金に代えられない感謝とか、人間関係に。

何が必要で、何が必要でないか、それは何でもお金に換算してきたこれまでの社会から変化していきます。
3つの投稿を紹介してBI時代の仲間意識とは何かを考えていきます。

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 縄文体質とは何か? 第2回 集団性(仲間意識)が作る強さ、柔軟性

原始社会での物々交換は、現代人が考えるような、等価値の物品同士の単純な交換ではなく、命がけで入手した交易品には万感の思いが込められていたはずです。それには言わば、贈与者のマナ(霊的な力)が込められている。俗に言えば「心のこもった贈り物」ということになり、当然功利的な打算など優先されることもない。」
こうした交易のあり方の系統を継ぐ縄文期においても、私権的な要素が価値軸となることはなかったはずです。しだいに「階層」らしきものが生まれ始める中期・後期の大集落でさえ、排他的、即自的な性格を帯びることなく、おおらかな共同意識、連帯意識をもって交流し合い、利害も調整し合うことができた。だからこそ、物資や情報を運ぶネットワークをあれほど広く張り巡らすことができたのです。
「こんなおいしいものが採れましたからぜひ食べてください」「それはありがたい。我々は、こんな便利な道具を作ったので使ってみてください。」 このような単純な会話に象徴されるオープンで受容的な雰囲気が、縄文社会の精神風景に流れる通奏低音だったと想像するのもユートピア論になってしまうのでしょうか? しかしながら、利害ではなく信認関係に基づくネットワークの構築、と言えば、これから我々が目指す社会のあり方と見事に重なってくるように思われる。
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労働対価としてお金をもらうより、無償贈与のほうがコスパがいい?~お金がないのにお金に困ってないホームレスの事例

■お金の代わりに感謝を稼ぐ
つまり、小谷は、お金は稼いでないけど、信用を稼いでいる。ここの働き方がぜんぜん違うんです。これまで、ほとんどの人は、労働の対価として確実にお金をもらっていたんです。
でも小谷は、労働の対価として、お金をもらうことは放棄してしまった。その代わり、めっちゃ感謝される生き方を選んだ。
5年前にその生き方をスタートさせて、毎日、毎日、自分の1日を50円で売り続けた。売り続けて、売り続けて、売り続けて、とにかく毎日、「ありがとうございます」「ありがとうございます」「ありがとうございます」って、いろんな人からとにかく感謝されるだけの生き方をした。
50円で売り続けて半年たったある日、あいつ、結婚しやがったんです。
小谷は主に東京をうろうろしているんですが、あるとき、Twitterで女の子から「鬼ごっこの人数合わせで、名古屋まで50円で来てください」っていう依頼があったんです。それで小谷が、名古屋までヒッチハイクで行って、初めて会ったその子と丸1日さんざん鬼ごっこやって、翌日東京に帰ってきて、そこで籍を入れちゃったんです。
その夜、この夫婦が、僕の家に泊まったんです。そこで小谷に、「奥さんに結婚式と披露宴をプレゼントしてあげたい」って相談されたんです。「そりゃそうだ、お前みたいなのと結婚してくれるんだから、盛大にやってあげたほうがいいよ」って話になったんですが、結婚式も披露宴も高い。200万円とか300万円とかする。

■クラウドファンディングに必要なのは名声じゃない
小谷は自分を1日50円で売ってるんで、1ヶ月マックスで働いても1,500円なんです。ぜんぜん足りない。やばいね、じゃあクラウドファンディングで集めようという話になった。
浅草の花やしきを貸し切って、ホームレスの小谷が結婚式をしますから、1口4,000円支援してくださったらこの結婚式に参加できますよ、というリターンを設けてクラウドファンディングをやったところ、2週間で250万円集まった。2週間で250万円ですよ。
じゃあ、誰が小谷を2週間で250万円も支援したかというと、これまで小谷を50円で買った人たち。あの小谷さんが結婚するっていうなら4,000円ぐらい入れるよって、みんな4,000円、4,000円、4,000円って入れて、結果、2週間で250万っていうお金が集まった。

それ以降も、小谷は20回も30回もクラウドファンディングをやっていて、全部成功しているんです。当然なんですよ、失敗なんてない。だって、小谷がやっているのは集金じゃなくて両替だから。

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贈与経済の取引関係が人々を繋ぐ時代に転換している!

>日本人の働き方は、昔から取引関係よりは贈与関係を大事にしてきたという面はあるが、近年になって贈与関係の比重は増していると思う。おそらく、それは人々の活力源=仕事の目的が私権から本源へ移行していることが背景にある。私権時代は、モノやサービスの機能に対する価格の競争力が市場の制覇力だったが、本源充足の実現可能性が開かれた時代になると、価格競争力よりは、本源充足力が制覇力になっていく。贈与という行為は、本源充足力のベースになる行為であるがゆえに、贈与関係が取引関係をも制覇するようになってきているのではないかと思う。
しかし、それは取引関係を有利に進めようとする邪心から来るものでは本物ではない。邪心が見抜かれると、逆に有難迷惑ともとられかねない。元々の日本人の精神がそうであったように、贈与関係は、邪心抜きで、見返りを求めない純粋な心からしか生まれないということは肝に銘じておきたい。

(中略)

そういえば、以前に読んだ
「ちっちゃいけど、世界一 誇りにしたい会社」著者:坂本光司 法政大学教授 を思い出しました。
出てくる8つの会社の従業員は30人以下。自分の利益は度外視して人が求めるものを作り続ける。その真摯の姿が評判を呼んで世界から依頼がくる。心から人のために活き、廻りから助けられて自分も生きて行く。そんな関係と全く同じと思います。大企業では出来な活動です。

しかし、良く考えれば楽しく一生を活きるための極意のようです。
お金はあの世に持っていけない。ならば、その瞬間瞬間を人々が喜ぶことを生業にして生きる方が良いですね。そこにはあの世に持っていけない私権は全く関係ない。充足する楽しい社会に向かっていることが発見です。
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 改めてBI時代の仲間意識とは何か?
贈与関係もありますが、広く人と人を引き付ける引力の事だと思います。
それが互いの期待や、まさに人の為、世の為 そこに繋がるのではないでしょうか?
そして引力とは皆が広く求めている課題=社会をどうするとか、どうすれば良い社会を作れるか、そこに可能性を求めて集まる追求仲間の事だと思います。
私権社会の人工的な集団から課題を中心とした追求仲間へ、BI時代はそこへ日本人が元々持っている協働精神が開かれていく事を期待しています。

投稿者 tanog : 2020年09月10日 List  

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