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2008年11月10日

中国に純粋血統の‘漢族’は存在しない

こんばんは。
今日はニュースをひとつ紹介します。
以前、漢民族について書きました。
>紀元前二二一年の秦の始皇帝の中国統一以前の中国には、「東夷、西戎、南蛮、北狄」の諸国、諸王朝が洛陽盆地をめぐって興亡を繰り返した。そして、この興亡の中から漢民族が形成された。
漢民族の正当化観念“中華思想”の歴史

これが、中国の遺伝学の学者によって証明されたというものです。
この図は漢時代の中国地図です。
北方にいろんな部族がひしめきあっていますね!
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・中国の民族構成については、
 漢民族以外、いわゆる少数民族が人口全体に占める割合は8.41%、漢族が91.59%。  
・中国は56の民族からなる国家である。漢民族以外、55の少数民族がある。
 55の少数民族のうち、回族と満州族が漢民族の言語と文字を使用しているほか、53の少数民族は自
 民族の言語を使用しており、そのうち21の少数民族は自民族の文字を持っており27種類の文字が使
 用されている。
以下、昨日の中央日報ニュースより紹介します。
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13億人の中国人の92%を占めるという漢族が、実際には‘遺伝学的には現存しない血統’だという調査結果が出てきた。 「漢族は血統概念ではなく文化的な概念」という通説が学術研究で明らかになった
という点で、注目されている。
中国甘粛省蘭州大学生命科学学院の謝小東教授が「純粋な血統の漢族は現在いない」という研究結果を最近発表したと、中国メディアが15日報じた。 謝教授の研究結果は、中国西北地域の少数民族の血液サンプルDNA研究などから出された。
謝教授は「DNA調査の結果、現代の中国人はさまざまな民族の特質が混ざったもので、いかなる特定民族の特質も顕著には表れなかった」と説明した。 また「かなり以前から『漢族は中原に暮らしている』と考えられてきたが、これは特定時代の漢族を周辺の他の種族と区別するために作った地域的区分にすぎない」とし、「漢族をこのように地域的に特定して定義することはできない」と指摘した。
例えばBC12世紀の陝西省西安を首都とした西周は漢族政権に属するが、その後の春秋戦国時代に同じ地域に建てられた秦は少数民族の‘西戎’が主流だったということだ。 また中国の歴史に表れる中原の範囲は、主に現在の山西南部と江蘇西部および安徽西北部などの少数地方を含む河南省一帯だったが、ここに居住する人々を漢族だと規定するのも歴史的事実とは合わないという主張だ。
さらに、中国人は自らを「炎帝と黄帝の子孫(炎黄子孫)」と主張するが、研究の結果、黄帝と炎帝の発源地も‘北狄’地域だったことが研究の結果から分かった。 黄帝と炎帝の発源地はともに現在の甘粛省と陝西省にまたがる黄土高原地域で、ともに漢族の本拠地ではなく、居住地域でもなかったということだ。
謝教授は「研究の結果、むしろ中国北部から南部に移住した客家族が古代中原人の文化伝統を継承したことが分かった」とし「彼らの古語、風俗および習慣からして、客家族こそが本当の中原人」と強調した。
謝教授は、中国に純粋な血統の漢族がもはや存在しないのは大規模な民族移動と関係があるとし、「長い歴史の中で周辺少数民族、さらには周辺国家が漢族と絶えず融合してきた結果でもある」と付け加えた。
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>秦は少数民族の‘西戎’<、、、これはチベット系の羌族のことでしょう。
>黄帝と炎帝の発源地も‘北狄’<、、、これはトルコ系の月氏または古代匈奴でしょうか。
いずれにしても、>中国北部から南部に移住した客家族が古代中原人<とあるように、北方遊牧民族が漢民族を形成したことに間違いはないようです。
古代日本の支配層は朝鮮半島からの渡来人であり、その出自は中国に遡ります。
北方遊牧民族と日本人との接点はどこにあるのか、追求したいところですね。
(by eto)

投稿者 nishipa : 2008年11月10日 List  

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コメント

「宗教対立」は縄張り争いを正当化する観念に過ぎないのでしょうね。しかし、宗教(とくに一神教)という正当化観念があってこそ戦争は可能になったともいえるわけで・・・宗教と戦争の関係は興味深いところですね。「チーム宗教」のみなさんの今後の展開に期待しております!!

投稿者 怒るでしかし~ : 2008年12月13日 21:23

怒るでしかし~さん、コメントありがとうございます☆
(お返事、遅くなってごめんなさい。)
>「宗教対立」は縄張り争いを正当化する観念に過ぎないのでしょうね。
そのとおりです!!
その視点を忘れずに、これからも追求していきます(^^)☆

投稿者 みつこ : 2008年12月16日 21:22

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