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2012年04月03日

シリーズ「日本と中国は次代で共働できるか?」14~中国の軍事力は脅威か?その1

こんにちわわわちです。
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中国といえば、戦争を繰り返してきた民族のイメージが強いですが、歴史を紐解いていくと、実は外国との戦争の経験はほとんどなく、宋代に築いた軍事増強、特に海軍の強化に見られる抑止力に力を注いだ時代こそあれ、外国からの脅威をほとんど外交でしのぎ、事実上対外戦争を避けることを主眼に国家を維持してきた代表的な国ではないかと考えられます。
中国で費やされる軍事力のほとんどは内戦のためのものであり、農民反乱の鎮圧に費やされてきました。
大国として他国から恐れられていた内実は、アヘン戦争の屈辱的な敗戦で世界的に明らかとなり、日本との、日清戦争や満州事変での敗戦において、中国恐るるに足らずという諸外国の印象を決定的にしました。
中華民国を打倒した中国共産党による現在の中華人民共和国も、冷戦の代理戦争である朝鮮戦争とベトナム戦争に局地的に参戦したのみで、中国軍の実力を評価するほどの成果も出していないのが実情です。
ところが、現在の中国は目覚しい経済発展に歩調をあわせるように軍事増強を進め、アメリカが展開力をアジアに切り替えるほどに世界的に脅威な存在になってきました。
いったい中国で今何が起こっているのか、今回は中国人民解放軍とはいったいどんな軍隊なのか?を探り、来たる経済破局時に、この軍がどう行動するかを推察したいと思います。
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■人民解放軍は何とも奇妙な軍隊である。
まず第一に、人民解放軍は、中華人民共和国という国家が自分を防衛するために作り出した軍隊ではない。既に出来上がっている中華民国という国の中で、圧倒的に優勢な国民党に反抗した共産党という少数派が、生き残るために武器をとって必死に戦った。その戦いの中で自然と育ってきた軍隊だ。すなわち、最初から内戦用に作られた共産党の軍隊なのである。
ところが、いざ中華人民共和国が成立してみると、昨日までの革命軍は一転して、今日からは国防軍の役割を担わなくてはならない。人間だれしも、自分の人生を一夜にして取り替えるわけにはいかないもので、革命軍と国防軍という二重の性格の板ばさみにあって深刻に悩んでいるところである。
第二に、その人脈である。中国のあらゆる組織はみんなそうだが、上は人民解放軍総指令から、下は指揮員の班長に至るまで、単なる上官と部下という関係でなく、伝統的な「師弟」の感覚で縦の人間関係が出来上がっている。バンの関係は軍隊にも例外なく存在しているのである。ゆえに、人事面でどんなに動かそうとしても同じ軍区の内部が精一杯で、見ず知らずの司令員の握っているよその軍区に転出することなど思いもよらない。だから、勢い何時までも同じポストに居ついてしまって、人事が円滑に行かないことになる。
第三に、人民解放軍が土着してしまって地方軍化する傾向にあることである。
事実、各軍区の司令員は中華人民共和国成立以来、文化大革命まで20年の間ほとんど交代していない。そして、彼らの軍区の内部はすっかり直系の部下で固めてしまっているのだから、自然と現地の社会と結びつきが出来上がって、地方軍閥に似通ってくる。そこへ、文化大革命で党組織、行政組織が破壊された。勢いその再建には軍が中心にならざるをえず、文革後の中国では北京政府の統制力が弱まって、地方の軍区の独立性が強まっていった。
■人民解放軍の転機①~朝鮮戦争
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革命軍か、国防軍か、という選択のことを、中国共産党の言葉では「紅」「専」か、と表現する。
「紅」とは、人民開放軍の最高の使命は革命だとする立場のことで、「紅」とは政治優先の考え方である。
対して「専」というのは、一国社会主義国家の建設のために必要な平和を保つために、人民解放軍は近代装備をし、近代戦に備えて外国からの干渉がないようにするのが最高の任務だとする主張で、つまり軍事優先のことである。
従って、紅派は好戦的で対外戦争を恐れないと公言するが、専派はかえって戦争防止に積極的で戦争はどんなことをしても避けなければならないと主張する。
この選択に直面したのが建国後間もない1950年、朝鮮戦争での教訓だった。
朝鮮で初めて経験した近代戦の恐ろしさは、人民解放軍の幹部連中の心に、いつまでも消えない印象を植え付けた。国連軍の圧倒的な火力、猛烈な爆撃、戦車やヘリコプター、段違いの機動力の前に人民解放軍の志願兵はただ肉弾を投げ出すしかすべがなかった。幸い朝鮮半島は幅が狭くて戦線が短く、山岳地帯が大部分だったから、人民解放軍の伝統の坑道戦法で縦横無尽にトンネルを掘って、何とか国連軍を食い止めることには成功したものの、まさに天文学的な人命の損失を受けねばならなかった。
この教訓から専派が優勢となり、ソ連に歩み寄り、武器の購入を進め、近代化の道を歩むことになる。
余談だが、大躍進政策の失敗で失脚した毛沢東が復権をねらって起こしたクーデターが文化大革命であり、人民解放軍も毛沢東主導のもと専派から紅派へと転換した。人民解放軍の近代化の遅れはこの文革の影響が大きいと思われる。
■人民解放軍の転機②~湾岸戦争、イラク戦争
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湾岸戦争では米国を主体とする多国籍軍はクェートを占拠していたイラク軍の大部隊を文字通り、あっという間に撃退した。イラク戦争ではイラク国内に布陣したサダム・フセイン政権軍の精強部隊を、米軍は空と陸からの攻撃で、これまたスピーディーに撃破してしまった。中国はこの2つの大作戦をそれこそ固唾を呑んで見つめていたのである。
そして、宇宙利用の決定的重要性を認識した。
中国が驚嘆したのは、アメリカ側の宇宙を利用しての軍事目的の情報収集、伝達、利用だった。人工衛星により、誘導ミサイルの精度を高め、砂嵐の中でも地上部隊の正しい方向への進撃を可能にし、人工衛星での偵察は大地の磁場を測定してミサイルの飛行を正確にし、気象情報も軍事には決定的に重要となることを知った。
その結果、それまでの「近代高度技術条件下での局地戦争」という戦略用語を「情報化条件下での局地戦争」へと変え、自国が遂行するかもしれない戦争の概念を覆した。
2007年に実行した衛生破壊兵器(ASAT)の実験はそれを傍証するものである。
■人民解放軍の仮想敵国は?
いうまでもなくアメリカである。
中国の台頭が進むにつれ、中国の軍事プレゼンス(前方展開戦力)の増大が目立ち、日米との間で緊張する場面が増えてきた。2010年、尖閣諸島沖で起きた日本の巡視船と中国の漁船の衝突事件は、諸外国が中国の軍事力の増大に懸念を強めてきた国際環境のもとで発生した。日中関係は悪化し、交流中止だけでなく、中国がレアアース禁輸を行うまでにいたった。しかも、この年には相前後して、中国海軍艦艇が宮古水道を通過したほか、黄海、東シナ海、南シナ海などで中国や日米韓それぞれが軍事演習を行い、緊張が高まった。
これらは何を意味するものか?
中国共産党首脳は台湾の併合を国家の「核心的利益」と呼ぶほど重視してきた。台湾側が独立を宣言したり、外国勢力が介入した場合には軍事力で台湾を制圧することを公言している。
中国がいざ軍事力の行使という道を選んだとき、米軍介入という可能性に対して中国にとっての最善の展開は敏速に軍事力で台湾を攻略し、あるいは台湾を服従させ、その間に米軍の介入を許さないままでおくということである。
人民解放軍は米国の攻撃の出鼻をくじき、米軍の軍事力を機能させず、もしくは遅延させるための戦略としてアメリカの人工衛星を破壊し、サイバー攻撃により中枢部を破壊することをもくろんでいる。事実、人民解放軍は2007年、2008年の2回に渡って、アメリカ側の地球観測衛星ランドサット7号のコンピューターシステムを標的とするサイバー攻撃を仕掛けてきた。「サイバー攻撃に関する限り米中戦争はもう始まりました。」とアメリカの中国軍事力研究員が明言している。
つづく

投稿者 tiwawa : 2012年04月03日 List  

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コメント

今日は、管理人さんはハミハミ王子様で宜しいのでしょうかまた失礼します。
私もこちらのブログのサブタイトルにある「いったい、人類はどこで道を誤ったのか?人類は今、自らが築いてきた全文明の見直しを迫られている。」には興味が有ります、少しずつですがこちらの記事も読ませて頂いております。
「日の丸」のデザインに関してですが、自分としては「卵」じゃ無いかと思っておりました、日本で縁起の良い色と言えば「紅白」卵は命の源の象徴ではないかと。
卵の殻を割ってみると「半透明な白身に包まれた黄身」が有ります、男女の生殖と言えば「卵子や精子が小さくて見えなかった時代は血(径血)と精子(半透明=白)が男女の象徴でありこの結びつきが命の始まりになります。
全ての光が含まれた『白」は「しろ=城」と呼ぶ様に「大切な物を守る強い力」が有るのでしょう、一般的には『城は殿様を守って」いますが「八重垣の城が守るのは君=黄身」です、大切なもの「黄身=女性の赤」だとすれば『日の丸」は「君を守る(包む)城(白)」であり「女性(赤)を守る(包む)男性(白、城)」に見えませんか、旗は二次元なので単なる赤丸ですが、三次元では「玉」今ひとつ突っ込むと「玉=霊、魂」、水(光)で大切なものを包み育む姿は「神がこの世界を慈しみ育む姿=子宮(宇宙)」と重なります。
カタカムナは読んだ事が有りますが難しくて駄目でした、でも『日の丸」「蛇」を考えて行くと何となく「相似象」っぽくなるのが面白いですね。
蛇信仰の「ツタ」は成る程ですね、「ウロコ」ですか、ウロコはまだ考えてみた事が有りません。
また寄らせて頂きます。

投稿者 東北在住 : 2013年1月12日 17:56

そうですね。東北在住さんの仰る通り、この文章に対しては
文責 画家白井忠俊とします。
第三章を書いた理由は決して奇をてらったわけではなく、日本という国に対して縄文由来の国柄を導き出すことはできないか、という動機になります。
その象徴が“へび”になります。
“へび”が表す内容は“循環”です。ヤマトコトバにすると
“ユキキのミチ”(行く・来る の道)になります。
日の丸の件に話を戻しますと世界的に見て太陽の象徴化は金色になります。中南米の文化でも金で表現されます。
日本人にとって太陽が赤で表現されることはまったく不思議に感じませんがよく考えると不自然です。太陽が赤で見える状態はほぼありません。
文献学から考えると日本書紀・古事記・ホツマツタエの三書すべてにアカカガチの表記はみられます。これは葉脈越しにみえる赤い玉をイメージしていると考えています。おそらく、ここから蛇の目を赤で表現するようになったのでしょう。
最近、知ったのですが「岩国の白蛇」です。
http://www.shirohebi.com/
このような突然変異による色素欠乏の白蛇は目が赤くなるようです。このような蛇が存在するなら“白地に赤い玉”の源泉があっても不合理ではないと考えています。
もちろん、国旗日の丸に縄文由来のイメージを付託させようとするのは私の行き過ぎた浪漫かもしれません。
多くの人に受け入れられる説ではありませんが縄文ブログの読者のみなさんに読んでいただけたらと思い掲載させていただきました。

投稿者 白井忠俊 : 2013年1月12日 21:51

管理人の田野と申します。
東北在住さん、白井さんと質の高いコメントが続いており、嬉しくなっています。また、白井さんには年末の忙しい時期に無理をお願いして、当ブログへ熱い記事を寄稿いただき本当に感謝しております。
文体の美しさと読みやすさ、そして着眼点の独創性、いずれも私たち縄文サロンのメンバーには勉強になっております。
今年は蛇についての記事はいろんなブログで用いられていると思いますが、ぜひこの縄文ブログも白井さんの「国旗説」でヘビ競争にエントリーしたいものです。主催者はいませんが・・・(笑)
東北在住様へ
実はつい最近まで当ブログでは東北シリーズを扱っていました。梅原猛の東北人=縄文人の末裔という説に乗じて展開しております。ぜひこちらにも一読いただき、貴方の鋭いコメントをいただければ嬉しいです。
私は大阪出身の弥生人ですが・・・先祖は島根県なのでひょっとすると出雲発の縄文人系かもしれません。
当ブログ読者の皆様へ
今年も頑張って記事を書いて行きますので、よろしくお願いします。

投稿者 管理人 : 2013年1月12日 22:50

今日は、管理人様、白井様こちらこそ宜しくお願い致します。
リンク先の「岩国の白蛇」見事ですね、これを見て思い出しました、白へビを見る機会は少ないですが「しろうさぎの赤い目」はちょうど今頃「えべえっさん」で知られた『稲葉の白兎」が有ります、私の祖父は冬に狩猟(てっぽう撃ち)をしていたので冬の食卓には「赤い目の白兎」の肉を食べる機会が多かったものです。
若い頃にもウサギを飼っていました、もちろん食用です、私の住んでいる辺りでは「白黒まだらのウサギ」がパンダウサギとして流行った事が有ります、白兎ももちろんいました、印象に残るのはウサギを解体する時にのどに刃物を入れる訳ですが、血が抜かれて行くと真っ赤だった目の色が灰色に変わって行きます。
「ホツマツタエ」を議論が出来る程きちんと読んでいる訳では有りませんが、ウサギを解体してみると「脂肪、骨、脳みそが白い色、筋肉と血液が赤い色」『ウツホ、カゼ、ホの軽元素が集まって白い部分=陽=男性」「ミズ、ハニの重い元素が積もって=陰=女性」「陰と陽の五元素がバランスよく組み合わされて産まれたのが人(アメノミナカヌシ)」だと書いてあるのが成る程と思ってしまいます、
精神的には「蛇」は深い関わりが有ると思いますが「白地に赤」は恵比寿様のお陰で「縁起のいい色の組み合わせ」として違和感が無かった、と言うか後付けかも知れませんが「日本人が持つ根源的なイメージの一つとして受け入れられている」のではないかと。
ウサギの解体は冬が多く、足を吊る(ツル=二つのものを結びつける=アイです)して行います、雪の上で行うので「真っ白な雪の上に真っ赤な鮮血が鮮やかに浮かび上がります、何と表現して良いのか判らない気持ちになると同時に何かしら畏怖の様な想いが有ります、うろ覚えなのですが赤かった血の跡が、時間が経つと黄色になって消えていく様です。
色々と思い出して来ました、有り難うございます。

投稿者 東北在住 : 2013年1月13日 08:18

へび調査隊の巳右衛門隊長からコメントをいただきました。
世界の国旗を調べてくれました。
黄色の太陽
 アルゼンチン
 ウルグアイ(アルゼンチンの影響)
 ナミビア
 キルギス
 アンティグア・バーブーダ
 チベット
 カザフスタン
 キルギスタン
 ルワンダ
 キリバス
 ビアフラ
 ニジェール
 フィリピン
 マケドニア
 モンゴル(一部に)
 グレブリティッシュコロンビア州
 ナダ(円でなく色で表す)
白色の太陽
 サハ(ロシアの共和国)
 台湾
 レボア(光は黄色)
 マーシャル諸島
 ネパール王国
赤色の太陽
 バングラディッシュ
 バヌアツ(円でなく色で表す)
 グリーンランド(日の出)  
 マラウイ(日の出、一時期白)
この他にもエジプトとマヤ文明も含めた太陽と蛇の関係を推論しています。
http://janomette.blog8.fc2.com/blog-entry-72.html
興味のある方、ぜひ読んでください。
この「日の丸=蛇の目説」を発表しているのは私と有名ブログ「極東ブログ」のfinalventさんの二人だけになります。検索をしましたが、その他にはいらっしゃらないようです。かなりの珍説ではありますが、若い方にも一緒にチャレンジしてもらえたらと思っています。

投稿者 白井忠俊 : 2013年3月31日 13:12

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