縄文体質は未来を拓く~第5回 BI時代の「信仰」とは人へのあくなき同化から始まる |
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2020年09月24日
縄文体質は未来を拓く 第6回~BIは”本来の性充足”を開放する。
ベーシックインカム(BI)の社会でどう人々を動かしていくか?これらのキーワードをベースにどう可能性へと繋いでいけるか、多少無理かもと思いつつ、やはり突破口は日本人の持つ本源体質でありそれを産み出す縄文体質である事は直感ではあるが、ほぼ間違いないだろう。~縄文体質は未来を拓く「プロローグ」
現在の男女はセックスレスが当たり前となってしまっているが、始原人類は 毎日まぐあっていた。毎日目交あいを継続するには、単なる快楽ではなく、もっと大きな目的、価値があった。 動物と人類を比較すると 動物は発情期はせいぜい1か月弱、対して人類は年中発情する。猿は毛づくろいで親和を深めるが、人類の祖先であるオラウータンは6年もの授乳期間があり、毛づくろいよりも、もっと気持ちいい性充足を求めた結果、性行為も、目を合わせながら交わる。 オラウータンからさらに進化させ、密着することで充足を深め、安心基盤を築いていったものと思われる。 原始時代は誰かが特別といった感情は無く、みんないい、みんな好きが普通で、誰とでも目交あい、充足していた。それが人類の本源の性である。
ところが貴族社会においては、男の私有 独占欲による一夫多妻制、一夫一妻制が主流となり、大奥には多くて3000人もの女が独占支配されていたという。女は一切働いておらず、育児も乳母が行っていた。男は女に一体何を期待していたのだろうか。
貴族と企業(サラリーマン)は同じ構造を持つ。地位身分を上げることで私権序列を築く序列社会で、男は女を私有独占することが最終目的となってしまった。 原始男が女に期待していたものは、江戸の村落共同体においては、家事、仕事、育児、姓など たくさんの期待役割があった。 対して、貴族社会の男は、女に夜のお勤めしか期待していない。女は恋愛にかけている。 男はものにするしか頭にない。 それに対して女の反撃が始まる。女は選択特建を持ち、好き嫌いで男を選択し、閂を閉めることで性的商品価値を高め、性権力を強めていく。男の性需要は水膨れし、竹取物語のような物語も作られていった。
それでも、60~70年代は見合い婚が主流であり、農家では共に働き、男女には生産を基盤にした男女の役割があり、女は男に依存し、男は女を庇護し、毎日目交あっていた。 しかし、70年以降、女の男の独占に対する反逆が始まり、男女の最終目標は恋愛感情に基づく一夫一妻制の私有婚となり、核家族が進行し、家庭での女支配が強まっていった。 同時にセックスレスも顕在化していく。 団塊の世代に起こった、もてたい欠乏が、本来本能であるはずの性充足を上回り、男はものにすることが目的で女の尻を追い回し、ものにすれば終いで次の女を追いかけていく。これは、男の自我評価欠乏に他ならない。 対して女の性権力は強大となり、ピークに達した90年にはアッシー君、ミツグ君も登場し、ホステス釣り同様、可能性ゼロなのに、ひょっとしたらと思い込み虐待を喜んでいた。以後 性欲衰弱が顕在化し、女に背を向ける男が増える一方、性捨象の女も増加していく。先進国には同様の現象が進行し、韓国の出生率はついに1.0を切った。これでは人類は確実に絶滅してしまう。
性的関心の急低下は何を意味するのか、何が原因なのだろうか。
性エネルギーの衰弱は本能欠乏の衰弱というよりも、何らか観念的、規範的にブレーキをかけているように思える。
「女性は性的な話をしてはいけない」といった、性は淫らなもの、だから隠すべきものという植え付けられた性規範に加え、「嫌われたくない」といった仲間圧力からくる表層収束によって、二重にブレーキをかけているものと思われる。
また以下に紹介する記事では、ネットに氾濫する性描写が女子の性嫌悪を加速させたとあるが、ネットにより性は随分とオープンになったとばかり思っていたが実際はどうなんだろうか。
「2005年に公表された第6回調査までは、青少年の性的な活発化、低年齢化が危惧されていました。しかし、2011年の第7回調査から、急に全世代の男女で性的関心が低下し、特に高校生女子は、58.6%から46.4%、大学生女子も89.7%から73.7%となっています。男子に比べて女子が極端に低くなっており、セクシュアルなことを見聞きするのでさえ嫌で気持ち悪いと答える、性嫌悪の女子が増えています」
その原因として「女性は性的な話をしてはいけない」といったステレオタイプな見方が日本社会に残存していることがアンケートにも反映されている可能性も十分考えられる。 つまり、「性的関心がある」と言いたくないという自分像が、若い女性のなかにあるというわけだ。林氏は、性嫌悪の女性が増えている理由をこう説明する。
「性的な問題に対して拒否反応を示す人は、昔から男性に比べて女性のほうが多いのですが、ネットが普及してからは、これが顕著になっています。たとえば、ネットを見ていると不意にアダルト系の広告が出るなど、性的な情報が氾濫していることが一因にあります。決して望まぬ形で見せられることにより、不快になって性的関心が失われるだけでなく、性嫌悪に陥っている女性が増えていると考えられます」
「日本人の性欲」に異変が! 妻に性欲が向かないという問題は、不妊治療の現場では特に新しいテーマではない。しかし、2011年に発表された日本人の意識調査は、医学者たちを驚かせるものだった。 日本人の性欲そのものに、異変が起きていたからだ。
厚生労働科学研究班は男女3000人を対象に、「男女の生活と意識に関する調査」を行った。中でも話題となったのが、「セックスをすることに関心がない、嫌悪している」割合である。もっとも高かった世代が、男性は16歳から19歳。36.1%、つまり3人に1人がセックスに「無関心」「嫌悪」と回答した。 2008年の17.5%から2年で倍増していたのである。 「本来、16~19歳の男子はテストステロン(男性ホルモンの一種)の分泌が盛んで、最も性に対するアクティビティが高いはずです。未だ経験していない性交渉に興味津々で、些細なことで勃起する世代が、性交渉に無関心というのは信じがたい結果でした」
女性は全世代で「無関心」が増加 セックスに無関心な世代は、次に45~49歳(22.1%)である。 2章(日本男児肉食化の鍵を検証する)でも紹介したように、40代は加齢にくわえてストレスがテストステロンの減少を加速させるケースが多い。ゆえに性欲が減退すると思われるが、この世代に続くのが、再び若い20~24歳(21.5%)だった。テストステロン値がピークに達する年代である。 女性の場合も、16~19歳(58.5%)と若い層が多い。女性は全世代で、無関心が増加した。
セックスを敬遠する理由で多かったのが、男女ともに「面倒くさい」である。国家をあげて少子化を問題視しながら、生物として説明のつかない事態が起きるのはなぜだろうか。 前出の辻村氏ら大阪大学の研究チームは、08年から2年間、いっぷう変わった研究を行った。性的興味と脳と人格の関連性を解析する、世界初の実験である。 「近年、MRTやPETという画像診断の技術が進歩したので、性的な刺激を受けた時、つまり勃起した時に脳のどの部分が活性化するか、射精直前までの推移を特定しました。また、アダルトビデオを見てもらいながら、ビデオの中のどの部分を興味をもって見たかを、視線追跡装置を使って検査し、見たコマ数を自動的に時間に換算。性的興味を定量化したのです」
男は「顔と身体」、女は「背景」を見る――AV実験のリアル 具体的にいうと、20人ほどの男性グループに、「レジスキャン」という輪ゴムのような2つのリングを、ペニスの先端と根っこの部分につける。約30秒ごとに輪がキュッと締まり、ペニスの太さと硬度が計測できるものだ。 彼らにアダルトビデオを見てもらい、どの部位を見ているか、視線を追跡する装置を考案。男女それぞれの被験者グループにビデオを見せた。 「男は、女優の顔と身体を見て、男優を見ている男はほぼゼロです。女性も圧倒的に女優を見るのですが、男優も見ているし、背景も見ている。男女で見る興味が違うのです」
ちなみに、男女ともに、男優と女優の局部を見ている人は少ない。 そして、レジスキャンで勃起の状態を計測しながら、その興奮時に脳のどの部分が活性化していくかをリアルタイムで撮影した。
まず、性欲のスイッチが入る「興奮期」。 「性的刺激でドキドキする勃起の初期段階である興奮期に、後頭葉が活性化され、さらに小脳虫部の一部が特異的に活性化することがわかりました」 この時、脳はビデオの音にも反応して、聴覚野も活性化する。 次にオーガズムまでの助走「プラトー期(高原期)」。尿道からカウパー腺液を出して、尿道の残留物を洗い流すこの時間に、ビデオの音に反応していた脳の聴覚野である側頭葉が、興奮期よりもさらに活性化された。 「ビデオを見続けていくうちに小脳の活性は落ち、腹側線条体など別の場所に活性が移っていくことがわかりました。この腹側線条体が性欲中枢の一端を担っていることが、PET撮影で明かになったのです」 そして絶頂期(オーガズム期)に入った瞬間、男は射精する。 こうした脳の性的メカニズムが科学的に解明されたのは初めてのことである。
「社会的内向性が高いと性欲が落ちる」の衝撃 男性ホルモンが低下していると、性欲中枢は活性化されず、男性ホルモンを補充すると活性化が戻る。 さらに性的興味の範囲がわかると、精神科で用いられる「ミネソタ多面人格目録」なるテストを行い、性的関心と人格の相関性を解析した。これは約550の質問で人格を分析していくものである。
その結果、最も特徴的だったのが、「社会的内向性」の度合いが高い人ほど、女性の裸を注視していないという事実だった。 辻村氏が話す。 「まあ、当たり前といえば、当たり前のことです。内向的な人ほど、ビデオを見ても目を伏せる。例えば、仕事でストレスがたまって内向度合いが強まると、目の前を裸の女性が歩いても関心が持てないでしょう。性欲の低下が科学的な数値で証明されたということです。また、EDが性的なものに興味を失って勃起しないのか、あるいは別の理由なのか、原因を見極めることに役立つと思います」
性衰弱は男発か女発か? 人類は年中発情 男は挑発に乗り、女に性充足を与えるのが役割である。
現在の女は、依存収束、挑発収束が制限されてしまいました。仕事第一の価値観、女の学歴収束、依存することは悪いこと、自立のすすめ、の観念に染まり、勉強が自立に直結しています。その洗脳の原因が男女同権論であり、これは女の自滅論です。 本来、女が自然、集団、男に依存することは正しいことなのです。
可能性としては、熟年離婚の増加。これは、男の私有婚、独占からの脱却です。 シングルマザーの増 セフレの増も性の自由の表現といえます。 若者 小中で彼氏彼女関係が増えているのも、幼いころから性充足を味わうことが可能性といえるでしょう。 添い寝の増加も、独占の性よりむしろ、安心しあえる相手がほしい、信頼しあえる相手がほしいという、本源の性の再生の兆しかもしれません。
BIは、私権意欲を極端に低下させ、人類の本来の活力を再生する仕組みになると考えられます。人類本来の欠乏が生起すれば、男女関係においても本来の性のあり方に目覚めていく可能性を秘めていると思います。
再生への壁は支配欲、独占欲である。男も女もこの壁を突破しなければ、人類滅亡の道は避けられません。
投稿者 tanog : 2020年09月24日 TweetList
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