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2010年09月06日

【縄文に何を学び、何を創り出していくか~最終回】

ようやく【縄文の集団に学ぶ】シリーズの最終回となりました。まずは、前回記事のおさらいです。
>こうして見ると日本人はいつの時代でも、現実を直視し集団内における当事者意識を強く持ち、集団の共認充足を基盤とし、相手を肯定しする中で集団統合を行なってきたと言えそうです。
そして人間としての本性である本源性、共同性を色濃く残し続けてきました。
共認原理の時代を開くのは、このような本源性、共同性を有した日本人である可能性が高いと思われます。
一方で、集団内で統合するのは得意でも、集団を越えた社会全体の統合と言う観点で見た時にはどうなのでしょうか。
現代社会において、政治,経済の崩壊,会社、学校、家庭とあらゆる集団内で問題が噴出し、もはや社会の様々な局面で悲鳴をあげているような状況です。
このような中で、縄文の集団に何を学び、我々日本人は何をすべきか?考えてみたいと思います。
byさーね
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幾つか、ヒントになりそうな記事をるいネットから抜粋しながら考えてみたいと思います。

”考えない日本人”のこれからの可能性はどこにあるか?
縄文人は長い年月を通じて戦闘の意思を持たない渡来民を受け入れてきています。そして彼らから少なからず大陸の文化や知識、情報を入手してきました。
さらに舶来化に拍車をかけたのが縄文人の贈与体質です。良い物は進んで受け入れて回りに与えていく。その事によって舶来の品々や情報はあっという間に広がっていきます。
その意味では日本人は、所属する集団をどうすると考えるのが限界で、縄文時代の集団統合観念を時々に適用させていたに過ぎないと思います。
何か事あれば受け入れ体質―舶来信仰で国家間の外圧に対峙してきた日本は、一度も本気で「どうする?」を考えた事がない稀有な民族かもしれません。その為に必要なのが「受け取る」日本人がこれまでしてこなかった「発信」にあるのだと思います。

前回の記事の通り、我々は「当事者意識」「本源性」「共同性」を積み重ねてきた歴史が強く、私権時代の外交において、主導していくようなスタンスはほとんどなかった。常に負け続けてきたと言えます。

6/27なんでや劇場レポート「日本人はいつ物を考え出すのか?」(5) 本能的な秩序収束⇒課題収束⇒草の根共認⇒ネット収束
日本人は物的な工夫思考は得意。身近な集団をどうする?ということも考える。ところが、社会的な思考力は貧弱で、「国家・社会をどうする?」ましてや「世界をどうする?」などはほとんど考えたことがない。
秩序崩壊は、本能⇒共認⇒観念の意識構造上、とてつもなく深い位置にある。本能は一つの秩序体系そのものであり、秩序崩壊は本能にとって絶対にあってはならない事態である。

一方、現代社会は「秩序崩壊」の状況。既に今までにない外圧が顕在化しています。

観念機能を作動させる共認充足
現代、人類絶滅の危機という、ある意味では人類最大の外圧は存在している。しかし、外圧に直面しても観念機能が作動しないところに危機の本質がある。つまり「私権にしか収束しない様に囲い込まれた脳回路(同上)」が究極のガンとなっている。観念機能の作動を回復するヒントは、私権時代の中にもあり、それが藩や農村共同体。
ここから言えるのは、己の私権を超えた超越課題を考えなければならない圧力を形成していたのは、外圧の存在に加えて、藩や村落という共同体の存在。共同体が成員の内圧(=活力)を生み出し、己の私権を超えたみんなの課題に向かって観念機能を作動させていたと言える。

「秩序崩壊」という外圧を前に、必要なのはこれまでの私権原理や市場原理に代わる新たな観念です。本能⇒共認⇒観念が連続した、架空観念ではなく本源性・共認充足と一体となった事実観念こそ、次代を統合する新観念となるはずです。それを作れるのは、縄文体質=「当事者意識」「本源性」「共同性」を残した日本人である可能性が高いのではないでしょうか!!
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縄文人は、決して集団外に対しても社会統合という地平までには至っていませんが、ネットワークを創りだしています。
縄文ネットワーク
縄文体質を受け継ぐ我々日本人は、新たな統合観念を創り出し、このネットワークを社会統合という地平で獲得していく時期にさしかかっているのではないでしょうか?
官僚制の突破口は「半専任・半事業の社会統合ネットワーク」

投稿者 sawatan : 2010年09月06日 List  

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