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2013年12月31日

今年の「るいネット記事」から学ぶ歴史・日本・縄文魂~年末特集

みなさんこんばんは。今年ももうすぐ終わります。
大晦日は今年1年の様々な出来事に想いを馳せ、清算し、来る新年に備えるという日です。
除夜の鐘は108つの煩悩を1つずつ叩いて払い、新しい気持ちで新年を迎えるという仏教の教えがあります。
この縄文ブログでは今年1年の るいネット記事に想いを馳せ、来年の活力や課題に繋げていければと思います。
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知恩院の除夜の鐘~こちらよりお借りしました
さて、ちょっと時間がある正月に10の佳作記事をひとつづつ味わってみてください。
オムニバスなので抜粋で掲載しますが、タイトルをクリックすれば本編に辿り付けます。

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原発事故、今年も一進、一退でした。
この事故が終わらない限り日本人の戦いは続きます。その戦い方は・・・

1.復活力。叩き潰されても復活しようと考えるのが日本人の特性だ
>そもそも、この原発事故は、収束させられるのかどうかすらも分からない。
しかし、日本人は自然災害に立ち向かうかのように原発事故に立ち向かっており、持ち前の「復活力」で何とかしようと奮闘し続けている。
(1)巨大なものに叩き潰される前提で生きる。
(2)叩き潰されても受容し、復活に集中する。
(3)復活することで、しぶとく生き延びる。
このように言葉にすると、日本人は自然災害を思い浮かべ、「地震や台風が来たら何か壊れるし、それを片付けて対処するのは当たり前だ」と思うのかも知れない。
―――中略――――
しかし、あきらめるという選択肢がまったくないのが日本人の特質であり、興味深いところだ。数十年かかっても、日本は相変わらず復旧に向けて淡々と動いている可能性が高い。何しろ、何度叩き潰されても復活しようと考える民族なのである。
高齢化社会ばかりが揶揄されますが、高齢者の役割や意味を語る論調はあまりにも少ないと思います。歴史的には高齢者は必要でした・・・。
2.文明以前の社会、高齢者はどのようであったか?
文明以前の共同体社会(集団)において、高齢者はどのようであったか。当然ながらそれぞれの共同体に固有の外圧、生産様式、統合様式(規範etc)がある。未開部族(現代文明が入っていない部族)の事例を大きく分類すると、①高齢者が遺棄される社会(集団)、②高齢者の役割が活かされる社会(集団)、③高齢者が権威or権力を持っている社会(集団)があるようだ。
――――――――――――中略――――――――
それでは、伝統的社会で生きる高齢者がはたせるもっとも重要な役割は何だろうか。文字体系のない社会では、すべてが人間の記憶頼りとなる。そのような社会では、高齢者は社会の生き字引なのである。現代の船乗りにとっては海図の有無が死活問題であるのと同様、伝統的社会の人々にとっては、高齢者の知識が重要なものだったのである。
性にまつわる事件が後を絶ちませんが、性を肯定視してきたのも日本です。
それは古来、この日本があまりにも多くの民族の終着点だったからです。
なぜ日本が性を肯定視してきたか?少し想いを馳せてみましょう。

3.「性」を中心に据えた、力に頼らない日本古来の集団統合~誓約(うけい)~
日本民族の精神の根底にある「誓約(うけい)」という概念。
これをさらに深く掘り下げた記事を紹介します。
相手を否定し征服するのではなく、相手を受け入れ和合する事でその安寧を保ってきた日本人のこの精神は、略奪闘争から隔絶された島国ゆえに醸成された独特の文化です。
一つの国家内に様々な部族・民族が存在する状況は世界的に見て珍しい事では有りませんが、和合と同化、共同性をもって統合を成し遂げてきた日本のこの考え方はきわめて独特、かつ人類としての普遍性を持っています。
「性」を中心に据えた力に頼らない集団統合、この発想の柔軟性には見るべきものがあると思います。
――――――――――――中略――――――
異民族同士が、簡単且つ有効に信頼関係を構築して一体化する手段は一つしかない。
それは、性交に拠り肉体的に許し合う事に拠って究極の信頼感を醸成し定着させる事である。
タイトルを見ただけでスッと入ってきませんか?
自然と一体という事と人間社会の中で一体という事が重なります。

4.日本人の自然観~自然も人もすべて一体~
日本人は、自然と一体であったが故に、”自然”を別個に対象化・言葉化していなかった」ということです。すべてを大局的にとらえ、その中に身を置く自分も一体として考えていたようです。自分(個)という認識がありませんから、自分だけを取り出すこともありません。
一方で、現代は、自分を中心に考えることが当たり前になっています。
周りの環境が悪いから、それを科学技術で変えてしまう…
食べ物を好きなだけ食べて、それを一方的に捨ててしまう…
このような、現代の考え方を見直すためにも、まずは「日本人の自然観」に学ぶ必要があるように思います。
普段慣れ親しんでいる日本語。なぜ主語がないのか?
相手の言葉を最後まで、聞く為だったのですね。
今年の正月はじっくり相手の話を聞いてみては・・・。

5. 話を聞く人、聞かない人  ~日本語(日本文化)の稀有な特色
日本語は曖昧で論理性のない言葉である。そして学校では「結論から述べよ。主語をハッキリさせよ」と言われ続けてきたが、最近日本語の素晴しさが見直されてきている。
――――――――――中略――――――
日本語というのは、考えてみると実によくできた言語であるように思います。
ちゃんと相手の言うことを聞くように、言語そのものができている。
日本語ですと、そもそも主語(S)がない。
・・・・
そして主語が省かれることによって、それが常に共同体としての人々の輪の中において、正しい選択といえるものかどうか、そこを大切にする文化が、日本語の中にはしっかりと育まれているといえるのではないでしょうか。
相手の話を最後までよく聞き、自分の頭で考え、行動する。
相手もこちらの話を最後までよく聞き、相手の頭で考え、行動する。
そこにあるのは、条件反射ではなく、互いに主体的に判断し、行動する冷静さです。
土地が人を育む。そう考えるとアジアと日本は隣人なんですね。
朝鮮や中国を理解できない他人としているのはそう思わされているイデオロギーのようにも思いますが・・。

6.定住する土地の風土が、そこに住む人々の資質と性格を形成してきた
そして、その住む土地の風土は生産様式やそこに住む人々の性質なども規定していきます。つまりは、外圧がそこに住む人々に適応する為の生産様式なり、統合様式なりを規定させてきたということになります。
そう考えると、島国であり、豊かな森林に囲まれた日本人の性格がどのようにして形成されてきたのかも判る気がします。
――――中略―――――――――
では、日本人と同じく、南方モンゴロイドを共通祖先とする東南アジアにおいてはどうでしょうか。
中国南部から東南アジア北部に横たわる奥深い密林によって、北方からの遊牧民族の進入を拒み、あるいはその険しいジャングルにより、わずかな小動物の狩猟以外に、採集・漁労を中心とし、わずかな平地に稲作を展開してきた民族が形成してきた資質や性格は、日本人と通ずるものがありそうです。
新幹線で大阪―福岡が2時間半。ちょっと・・ねと思いますよ。
次に必要なのはリニアではなく、風景を見ながらの各駅停車の旅のように思います。どこかの携帯電話のようにスピードだけを売り物にするのはいかがでしょうか?

7.スピードの追求をやめた時代~江戸に見る社会の作り方
家康が戦国時代を超え、江戸を最初から平和志向の施策で切り開いたように、その施策はいずれも戦争に繋がらないように用いられていました。
近代化―技術の発達―利便性の向上―戦争の勃発に向かう近代国家の中にあって唯一江戸だけはそのベクトルの通りに進まなかった、それを示している事例だと思います。
―――――――――――――中略―――――
それは著者が書いたように「敢えてスピードを拒否した時代」にあるように思います。
現代になぞらえば、「敢えて経済成長を拒否した政策」があれば、それは後の時代に語られると思います。科学技術や人の叡智は何の目的に使うべきか、それを誘導する統合者の役割は意外と重要かもしれません。
どうやって伝えればいいか?
文字では、言葉では伝わらないものがあるんですよ。でも伝えたいという想いだけは大切に・・。

8.文字を持たない社会が示す”伝承”の本質とは
口承の物語、音楽、絵画、造形物、それら全て、伝える目的は対象世界の捉え方であり、固定的ではなく総合的な認識力を持って受け入れる種類の認識群である。いわば言葉では表現できない内容なのだ。
しかし、それが最も大事であり、何らかの方法で必ず伝えていかなくてはいけない事だった。
物語や音楽や芸術を通じて何を受け取るか、受け取る側が想像力を働かせて入れていく能動性があって初めて成立するのが古来の伝承文化なのだろう。それが現代の一方的な”伝達”とは異なる、相互交信のある”伝承”の中身だと思う。文字を持ってしまうことでそれらの能力が錆び付いていく。無文字文化の集団はそういう危機感をもっていたのではないか。
これは何も古来だけの話ではない。私達も特に文字社会に慣れ親しみ、全てを文字化できると思わされているが、本当に必要な事は文字以外で伝えて捉えていく必要がある。対面で語りかける言葉であり、それを受け取る中で発生する創造性である。
期待に応えることが長寿の秘訣。言うのは簡単ですが、実践しているうちにそれが解ってくる。周りの役にたつ事を一生懸命やること、来年の目標にしたいですね。
9.100歳で、毎日通勤している現役のサラリーマンがいる。~縄文文化に通じる利他の思想
100歳のおじいさんの働く上でのモットーは、「利他の精神(周りの人に利があるように行動する)」です。その結果周りの人から「必要とされる人」になっているという事です。考えてみれば当然です。おじいさんは、周りの人が利する様に働いているのですから、周りの人にとっては、おじいさんは必要とされる人であり、おじいさんに期待する関係になっています。おじいさんは周りの人達(社会)と「期待応望の関係」になっているのです。
―――――――中略―――――――
福太郎さんは、元気な間は、人間はずっと働かなくちゃいけないと思っている。動物は死ぬまで自分で食料を調達しなくてはいけない。人間も動物の一種なんだから、生きるために、死ぬまで働かなくちゃいけないという考えを持っているのだ。
“生きてる間は人間、一生懸命、生きなきゃいけないんです。”
最後に来年に向けて心しておきたい記事。
この壁を越えられなければ、欧米や中国に負けるだけでなくマスコミにも負けてしまいます。どうすれば越えられるのかは、人任せ、面倒がらずに粘り強く“事実をしっかりと見る”“事実を事実として発信する”ことしかないと思います。

10.日本の企業はなぜ負けるのか?
縄文体質で同化→適応は得意だが「対象を管理する」発想が無い日本人。だから牧畜発の管理思考を持つ西洋人に勝てない、という分析。日本人は、この壁を越えられるのか?
――――――――――
日本がいつも欧米に負け、コントロールされているのは、なぜなのでしょうか?もちろん、日本と欧米が違うからなのですが、一体何が違うのでしょう?
<欧米人と日本人の大きな違い、それは奴隷制と放牧の伝統の有無の違いです。たとえば、イギリスなどは植民地時代にプランテーションで、現地人をまとめて動物のように管理して、コントロールしてきました。これを別の言葉で言えば、マネジメントです。>
<日本人の場合、コントロールするというよりも、自分をすでにある与えられた状況に何とか合わせようと考えます。しかし、欧米人はどちらかと言うと、その状況を自分の有利な方向に変えようとします。>
欧米人がこういう発想をもっているおかげで「日本はいつもコントロールされている」のであれば、笑い事ではすまされません。
日本は、このままでは永遠に勝てないのです。だって、欧米はいつも「自分たちが勝てるようにルールを変える」のですから。
「日本がTPPのルール作りを主導する」なんて「夢のような話」に思えてきますね。
みなさん、いかがでしたか?
とても全ての記事は読めないと思いますが、気になる記事にはしっかりと読んでみて下さい。そしてこの10の記事はるいネットのほんの一部。「事実の発掘」と「物事の捉え方=認識の学び」はるいネットにたくさん詰まっています。来年もぜひ、縄文ブログとるいネットをよろしくお願いします。私たちブログメンバーもこれまでの認識を礎にさらに塗り重ねた記事を作っていきたいと思います。それでは、よいお年を!

投稿者 tano : 2013年12月31日 List  

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