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2007年09月08日

竪穴式住居

竪穴式住居 ってどんなもの
縄文時代から平安時代初期までの住まいであった、「竪穴式住居」はどんなものかを調べました。いろんな効果、工夫があることがわかります。
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「千葉市の貝塚」というブログで紹介されていましたのでまとめました。
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1.<竪穴式住居のかたち> 深さ数十cm~1m、直径 5~20㎡の円形の穴を掘り、円錐形の屋根を作った家です。縄文人は円形の住居が好きだったようです。5000~10000年前には、方形の住居がありましたが、4000~5000年前にはほとんどが円形になりました。3000年前には方形の住居がまた作られました。
2.<保温機能>穴が深いほど、土の温度は一定(17~18℃)になります。北海道の竪穴式住居には、2mの深さのものがあります(北海道南茅部町大船C遺跡、函館空港遺跡など)。深さ2mのものだったら、竪穴式という言葉がはっきり当てはまると思います。竪穴式住居は貯蔵庫としていい機能を持っています。”竪穴式住居”に深さ1mの穴を掘り、土器を埋めれば、食料を地表から2mの深さの恒温倉庫に保存できます (今から40年前、冷蔵庫が普及する前、台所の床下の穴に、梅酒や醤油や食料品の一部を保存していました;今は床下貯蔵庫という、単なる収納スペースを確保しているものはあります)。
深さ1mの地面は、それなりの恒温状態です。深さ1mの地面は、冬はぬくもりがあり、夏は涼しさがあります。竪穴式住居は、縄文人が自然の冷暖房を利用するために、地面を掘り下げたのではないでしょうか
3.<家の排気システム>がどうかによって、その家が過ごしやすいか否かが変わります。遺跡に復元されている家を見ると、屋根の構造がこんな簡単でよいかと考えさせられます。初期の竪穴式住居には炉跡はありませんでした。縄文人は、毎日バーベキューをしていました。しかし、約5000年前には炉を住居の中に入れ、煮炊きをするようになりました。炉を家の中に入れると、室温だけでなく、排煙の問題があります。縄文人は、排気システム、涼暖房システムを考えたはずです。
隙間風が入るため、排煙効率は良く、排煙に問題はなかった、煙による薫蒸があり、屋根のカヤは腐りにくくなっていたなどの話もあります。縄文時代の住居は中二階方式で、中二階に寝たと言う説がありますが、中二階はどう考えても夏暑く、冬寒い所です。物置や煙による防虫効果しか期待できないので、貯蔵庫だったかもしれません。
4.<防水機能>竪穴式住居は、屋根や壁が地面に接する場所に盛土をしています。雨水が家に流れ込むことを防いでいます。竪穴式住居の入り口は盛土部分を一段か二段上がり、穴部分の階段を数段下がる構造になっています。
5.<出入り口>一般的に、竪穴式住居の出入り口は南向きが多いと思っていました。しかし、加曾利貝塚の住居跡の出入り口は、様々な方向を向いています。出入り口が南にあると、冬に陽光が差し込み、暖かになります。夏はひさしがあれば、太陽の高度が高いため、灼熱が直接差し込むことはありません。南向きは合理的なのですが、実際は、集落の中の”道”に向って出入り口を作っていたと考えられます。みんなとの交流を優先したということですね。ツマ付き住居であれば、排煙や夏場の温度上昇の問題を解決できます。北海道栄浜遺跡で発見された家形石製品のように、入母屋風の上屋を示す例もあります。

投稿者 norio : 2007年09月08日 List  

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コメント

このギリシャ火に似たような兵器をイスラム勢や十字軍も使ったとされていますが、海上では逃げ場がないですから攻撃を受けた側はどうしようもないですね。
ビザンティン帝国が1000年も続いたのは初期は軍事力、その後はバランス外交かと思いますが、私も偉大な文明・国家であると思います。他者を排除し攻撃するしかないという価値観よりも他者を受け入れるという懐の深さのほうが国を長く存続させると思います。
またこのような話題を期待してます。

投稿者 ロマーヌス : 2007年9月27日 20:28

ロマーヌスさん、さっそくのコメントありがとうございます。
ビザンティン帝国が1000年も続いた理由については、今後も機会があればさらに追求していきたい話題だと思っています。その時は、ロマーヌスさんのブログも参考にさせて頂きますので、よろしく。

投稿者 カッピカピ : 2007年9月27日 23:00

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