| メイン |

2007年01月05日

神々は、敬う存在から民を支配する為に利用される存在に変わった

前回はアッカド王朝時代のナラム・シンという王様のことを紹介しました。
王こそ神であると称したこの王様の意識は、まさしく神様とは自分達を守ってくれる存在というよりは、神=尊厳な存在であり、その神と自分は同一であるから自分は全ての民の上に立ち支配する必要がある、といっているわけですね。 👿
これに関しては古代の「神」に対する扱いの変遷がよくわかる投稿がありました。
続きを読む前にまずはボタンを押してください
Blog Ranking
にほんブログ村 歴史ブログへ

 にほんブログ村 歴史ブログへ


http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=140535
自然の万物の背景に精霊を見ていた精霊信仰から、自然神→人格神へと移り変わってきた背景を整理すると、結局は自分達の行いを全て正当化するために利用していることがわかります。
自然神:自然界の「強い」生き物が神 ex.熊、鷹・・・・
遊牧部族が父系性に転換し力の原理で集団を統合し、自集団の利益第一から自分達だけを守って欲しいという観念発生
 →「自集団第一」の考えを正当化するために、「守護神」に守られている自分達は正しいと理屈化する必要があった。
人格神:人の形をした神。動物よりもさらに”強そう””偉そう”
他集団を掠奪することの正当化
 →①の段階よりも更に身勝手な行動である為、更に強い(偉い)神様が自分達の見方であることを作り出す必要があった。
守護神の信託者=王、神官、最高神と王の同一化
掠奪闘争に勝った部族が他部族を支配する為、被支配部族を納得させる為の観念が必要だった
    →(支配側である)自分達の存在自体が正しい=神から認められた存在
    →神官・知識階級の専門職化
    →王=神である 😈
非常に分かりやすいといえば分かりやすいですが、なんとも身勝手に神様を利用していますね。
まさしく自分第一の自我観念の塊だったといえます。

投稿者 saah : 2007年01月05日 List  

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://web.joumon.jp.net/blog/2007/01/88.html/trackback

コメント

52歳の中年おやじが、昔子どものころの夢を思い出しました。
古い時代に潜水艦に乗って旅をしている夢を何度も見ました。
潜水艦の形がシャチのようになっており、動力が静かな渦になっているのです。日々の暮らしが常に潜水艦で移動しているという本当に不思議な夢なんです。
アトランティスや
ムー文明は存在するでしょうか。私は存在すると考えます。
しかも現在の日本はムー文明の一部であると考えます。チャーチワードは大陸があると仮設しました。それが逆に信憑性をなくしてしまったのです。私は島々が環礁状態になっているこの
黒潮地域がムー文明であると考えるのです。
数万年まえに、移動する交通機関は船でした。もしかしたら気球か飛行船はあったかもしれませんが、主体的に移動する乗り物は船だっただろうと思います。そして現在のフィリッピン海辺りの島々から日本列島に向かうには「黒潮に乗るでしょう。そして約3ノットで進むとしまして4週間ほどで行けるという事実は正に太平洋のシルクロードであるはずです。そしてその文明の貿易の集合地点が黒潮が太平洋へ東に反れる最後の楽園日本列島であると推測するのです。

投稿者 黒潮が気になる日本人 : 2010年7月8日 14:33

黒潮が気になる日本人さんへ
コメントありがとうございます。黒潮地域がムー大陸という発想は面白いですね。いずれにしても東アジアをなめる様に北上する黒潮は太古には立派な移動手段として使われていたように思います。その最果てに日本列島があるわけで、古代、南から到達した多くの文化、民、技術は計り知れないものがあるように思います。
現在の日本人を解明するヒントも黒潮を見ていくと何か発見できるかもですね。
貴方のブログを訪問させていただきました。共感できる記事が多々ありましたので(管直人の記事など)また時々訪問させていただきます。

投稿者 tano : 2010年7月9日 01:06

コメントしてください

 
Secured By miniOrange