縄文の文明原理 |
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2008年12月11日
アフガニスタンで何が起こっているか?
こんばんは~
さっそく【チーム・宗教】開始です
>●問題意識●
現在イスラム圏でテロ や戦争 が絶えないのはなんでだろう ?
それにはそこに住む民族の経てきた歴史的背景と深いかかわりがあるはず。
1.アフガニスタンが、特に注目される(?)
まずはそこをとっかかりに現代的問題を押さえてみる。
←アフガニスタンはここです。
アフガニスタンでは何が起こっているのでしょうか?
ニュースでもアフガニスタンってよく聞きます(難民のことや民間人が攻撃を受けて犠牲になった ・・・とか)。でも実際何がどうなっているのかをはっきり知りませんでした そこでまずはそこを調べてみました
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ありがとうございます
Being On the Roadさんの『アフガニスタン近現代史(3/3)』より引用させていただきます 少し長いですが、アフガニスタンの近況を知るため、お付き合いください
■9・11とアメリカのアフガン侵攻
2001年9月11日、アメリカで同時多発テロが起こった。この事件を計画・実行したとアメリカに名指しされた国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディンを保護するタリバンをアフガニスタンから駆逐するため、アメリカとイギリスを始めとした連合軍が10月7日から空爆を開始した(「不朽の自由作戦」)。11月13日には連合軍の支援を受けた北部同盟軍が首都カブールを制圧、12月には最後の拠点カンダハルを攻略してタリバン政権は崩壊した。
2001年12月には暫定政権が発足し、2002年6月にはハーミド・カルザイ(カルザーイ)が主体となった移行政府が成立した。カルザイは、パシュトゥン人のドゥッラーニー部族連合、ポパルザイ部族の名門カルザイ氏族の出身である。2004年には選挙による政府が発足し、カルザイが大統領となって国家統一が果たされた。(中略)
■よみがえるタリバン
アメリカの大規模空爆によってタリバン政権が崩壊すると、タリバンとアルカイダの幹部はアフガニスタン東部のトラボラの山岳地帯に逃げ込み、現在はパキスタンのペシャワール周辺とその西部の部族地域に潜伏している。このパキスタン政府の影響の及ばない地域を拠点に、多くのムジャヒディンがアフガニスタンへ出国しているといわれている(注みつこ:ムジャヒディンとはイスラームの教えに従って異教徒と戦う人のこと)。(注略)
2005年後半からタリバンを中心とした武装勢力が南部各地で蜂起し、米英軍などとの戦闘が本格化した。首都カブールでの攻撃・テロも頻発しており、自爆攻撃も行われるようになってきている。2006年になると、アメリカ軍が独占的に担っていた軍事指揮権が段階的に北大西洋条約機構(NATO)に移行され、2006年7月に全ての権限がNATO軍に移管された。NATOは国際治安支援部隊(ISAF、37カ国1万8500人)を指揮し、8000人がアフガニスタン南部で武装勢力と戦闘を行っているが、ISAFは予想以上の苦戦を強いられている。2006年秋、勢力を盛り返したタリバンは、アフガニスタンの首都カブールから北50キロのところまで迫ってきている。
アメリカの侵攻 以前も、イギリスやロシアなどから侵攻を受けてきたアフガニスタン。
アフガニスタンの近現代史はこちら→ウィキペディア
なぜアフガニスタン
なぜこんなにも政権が安定せず、テロ が蔓延するの?
大量の難民も発生し、アフガニスタンは国家と言えるの?
いろんな疑問 が浮かびます
田中宇氏はそれに対し、以下のようにするどく指摘しています。
『アフガニスタン民主化の茶番』2004年10月19日より該当部分を要約、引用させていただきました
①アメリカはビンラディンやアルカイダが911の犯人だという証拠を示すことができない!!
②イラク攻撃の理由であった大量破壊兵器も実はなかったっ!!
なんと イラクと同じですかっ!!
ビンラディンも実在するのかどうか怪しいらしいとも聞きます。どんな目論見があるのでしょう?田中宇のメルマガを続けます。
▼テロ戦争永続化のためにアフガンを混乱させておく?
カルザイはアメリカの傀儡色が濃いものの、その一方でアメリカは、カルザイ政権がアフガニスタンを統一して安定させることを許していない。カルザイ政権によってアフガニスタンを安定化するには、カルザイに軍隊を持たせることがまず必要だ。カルザイは以前から何度も「アフガニスタン国軍」を急いで編成させてほしいとアメリカに要請している。だが編成は遅々として進まず、9万人の兵力を予定しているものの、実際に編成されているのは1万7千人程度である。兵力が小さいので、カルザイ政権はカブール市内しか統治できず、残りの地域は群雄割拠の戦国状態になっている
その一方で、米軍は「タリバン掃討」の名目で各地の戦国大名たちに武器を与え、彼らが麻薬栽培を拡大することを黙認した。その結果、アフガニスタンでの今年の麻薬(アヘン、ヘロイン)栽培は前年比40%の急増となり、今やアフガン産のヘロインが世界市場の4分の3を占め、アフガニスタン経済の35%が麻薬栽培によるものとなっている。この収入の多くは各地方の戦国大名に入り、群雄割拠の状態が長引く原因を作っている。
これらのことから、アメリカはカルザイ政権がアフガニスタンを統一し安定化させることを望んでいないように感じられる。カルザイではなく、北部同盟の対立候補カヌニが大統領になったら、北部同盟は軍事力を持っているため、カヌニ政権下でアフガニスタンが再統一され、米軍や欧州軍は出て行ってくれ、という話になるかもしれない。アメリカが長くアフガニスタンを占領しようと思ったら、手勢を持たないカルザイが適任なのである。
アメリカが戦国大名を強化していることは、アメリカのアフガン侵攻の目的が「石油利権」ではないことをうかがわせる。カルザイもカリルザドも、アフガニスタンに石油パイプラインを通そうとしていた米企業「ユノカル」の顧問をしていたことがあり、そのことを理由に「アメリカがアフガン侵攻したのは、ユノカルにパイプラインを作らせ、中央アジアの石油や天然ガスをアメリカの支配下に置くためだ」と考える人もいるが、そうだとしたら、アメリカはもっと早くカルザイにアフガニスタン国軍を作らせるはずで、戦国大名を強化する麻薬栽培も許さないはずだ。
しかし、ビンラディンを捕まえるためでも、民主化のためでも、石油利権を確保するためでもないとしたら、アメリカがアフガン侵攻した真の理由は何なのか。私なりの仮説は「アメリカはテロ戦争を永続化するため、テロリストが隠れられる地域、米軍がテロリストを間接的に支援しても世界にばれない地域として、アフガニスタンやイラクに、米軍とテロリスト以外は誰も部外者が入れない場所を確保しておきたいのではないか」ということである。
アフガンには、テロ資金に使える麻薬栽培の収入がたっぷりある。アフガンから西欧への麻薬密売ルートを通じて、西欧のテロ組織にも資金を流せる。そして、テロ戦争を永続化することでホワイトハウスを牛耳り続けられる米国防総省の傘下には、何をしているかほとんど知られていない特殊部隊や下請け傭兵会社がいくつも存在している。
うー なんとっ!!
テロ や内乱 があるとしょっちゅう、イスラム過激派が犯人(悪者)として取り沙汰されます 。そうすると、私たちは、なんとな~く宗教的対立が根本原因なのかなぁ~という風に受け取ってしまいます。
でも違うのですねっ!!
アメリカの覇権を維持するために、「対テロ戦争」がでっち上げられているのですね。
じゃぁ、じゃあ
イスラム教徒の対立とか、他宗教との対立って一体何なんでしょうかっ!!
では、明日に、続けっ!!(笑)
投稿者 mituko : 2008年12月11日 TweetList
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