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2007年01月13日

王の神格化も段階がある?

王の神格化にも段階があるようです。
メソポタミアにおいてはナラム・シンのように神格化した王は、実は数が少ないそうです。
又ナラム・シンという名も「シン神の最愛の者」と言う意味で人間社会の運命を大神にとりなす神つまり個人神のような立場の神に神格化されたと考えられているようです。
つまりこの段階は大神(最高神)との同一化までいっていない :roll:
では何時、どこで
さて 続きの前に
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因みに、この個人神というのは特定の個人を守護する神のこと。
この個人神は王だけが持つのではなく、だれもが持つものであったようで、現世御利益を求め都合良く利用していたようです。これは個人的な自己正当化の神様と言えそうですね。
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更に推し進めたのがエジプト。
古王国(紀元前2780年から2400年頃)時代において、ファラオはメソポタミア同様以前は「祭司の長、神官の最高位」であったのが、まずは王はホルス神その物になり、更に太陽神の息子であると変遷していきます。
その後ピラミッドや巨大神殿が神(王)の意志によって建造される時代を迎えます。勿論ピラミッドなどは王の権威の象徴と言うより社会事業だったとする説もあり、又奴隷の存在も否定されたりしていますが、どちらにしても社会統合上王の神格化は必要だったと思われます。
そして時代は下がりますが、紀元前1300年頃のらムセス2世が建造した巨大な神殿アブ・シンベル神殿(写真)には太陽神と並んで自分の像がありますが、春分秋分に日には入り口から射す太陽の光が一番先に自分の像に当たるという演出をするほどまさに最高神になっています。
このように支配者は神になり、民は民で守護神を持つと言った、結局誰もが自分勝手に都合良く神を操ることが出来る物にしてしまったのですね。

投稿者 dokidoki : 2007年01月13日 List  

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コメント

>二里頭遺跡が商によって滅ぼされた夏王朝である可能性が
 非常に大きくなった。 
>これによって夏王朝が二里頭に存在したことは、もはや疑う
 余地がなくなったのである。
二里頭に最初の王朝、夏があったという説は多いですね。
二里頭文化の解明も含めて、期待してます♪

投稿者 eto : 2007年1月20日 23:36

夏王朝は未だに伝説とされています。
伝説を解明するプロジェクトがようやく最近立ち上がったようで、中国でも古代史にお金を投入して明らかにしていこうと言う機運がようやく出てきたらしいです。
それにしてもこれまで中国は周から始まったといい続けられてきたのはなぜでしょう?単に遺跡が発掘されなかっただけでしょうか?中華思想にとって周以前の歴史事実は不要である。伝説にしてしまえ。そんな国家側の意図があったようにも思います。
夏王朝が伝説にされたり、商王朝が極めて卑劣残虐な王朝と伝えられるのは僕は事実を歪曲して伝える中国の体質があるように思うのですが考えすぎでしょうか?

投稿者 tano : 2007年1月22日 00:21

二里頭に最初の王朝、夏があったという説は多いようです。それは地理的、及び気候の変化とふたつの理由がありそうです。
 
 地理的に二里頭は、洛水や黄河流域に接しており、関中や山東へ出られ、また付近の嵩山を南下すると、淮河水系に出て、さらに南下すると長江水系の漢水の支流へ出ます。そのため二里頭は、南方諸地域との交通路が直結し、南北交通上の要所となりえました。
 さらに洛陽・鄭州の一帯は安全に黄河を渡ることができ、黄河の南北間の交通の要所となります。またこの地域は、太行山脈で分けられている北東ルートと西北ルートが出会う場所であり、西方の仰韶文化と東方の大汶口文化の間に挟まれて、双方から影響を受けた場所でした。
 また南方水系の生態環境と北方水系のそれとが、嵩山の一帯で交差しています。ゆえに粟・稲のふたつの農業が発展しました。
次に気候的要因について考えます。考古学的には立証されていませんがB.C.2000頃、自然現象:洪水が原因で、各文化が衰退したと言われています。特に長江流域は稲作という単一的で良好な基礎に支えられてた分、環境の変動で衰退した可能性が高いのです。二里頭は、南方水系と北方水系の生態環境を併せ持つので、気候変動への対応力が高かったということです。
 二里頭にB.C.2000以降に夏王朝が登場したという説はかなり有力だということです。

投稿者 小澤 紀夫 : 2007年2月3日 21:31

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