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2007年01月12日

精霊信仰の変化:カーバ神殿の黒石

メソポタミヤの信仰ではシュメール以降の人格神の神話が有名ですが、そういう神話ができる前はどうだったのだろうか? 
ところがメソポタミヤ地域では「信仰」とよべるものはなかなか見あたらないので、範囲を広げて遊牧部族の信仰はどうだったか?をみた方が有効かもしれません。
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そこで、イスラムの聖地のさらに昔々を探ってみます。
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「カーバ神殿」はサウジアラビアのメッカにあるイスラム教(一神教)の聖地ですが、ここは元々360体の偶像が祭られていた多神教の神殿でした。
 マホメットはこの地域を支配し神殿を管理していたクライシュ族と抗争し、偶像を全て破壊してこの神殿をイスラム教の聖地にしてしまいました。 だからカーバ神殿の中にはなにもなく空洞になっています。
写真は黒いカーテンに覆われたカーバ神殿の周りをイスラムの信者が廻っているところです。
ところがカーバ神殿にはもう一つの信仰があります。「黒石」と呼ばれる石なのですが、これは偶像が作られるよりも前から信仰の対象だったとされています。マホメットはこれだけは破壊せずに残しています。 「黒石」は現在、神殿の外壁に埋め込まれており、メッカの巡礼者は毎回この石に触れてカーバ神殿を反時計回り7回廻ります。
「黒石」は黒曜石なのか隕石なのか正確なところはわかりませんが、大きな黒い石は砂漠では珍しいものだったのでしょう。
カーバ神殿は黒石を祭る神殿であると同時に砂漠のなかのオアシスであり交通の要所ででもあります。 黒石はここを拠点とする部族にとってはかけがえの無いシンボルだったに違いありません。
 遊牧部族の信仰とは、この黒石とオアシスのような、ある部族にとっての(他の部族と抗争してでも守るような)重要拠点とそのシンボルを祭る信仰だったのではないでしょうか?自然対象のなかでもとりわけ自部族にとって重要な意味をもつ場所と対象に限定した信仰がはじまった時、精霊信仰は変質し始めたと考えられます。
(by田村)

投稿者 nandeya : 2007年01月12日 List  

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コメント

底がとがった土器が先にできたのってなんだか不思議な気がします。
最初は食器みたいな使われ方ではなく、かまどにかけるなべみたいな道具が必要だったってことなんでしょうか。

投稿者 bunchan : 2007年1月18日 02:47

縄文文化の発展が中期くらいまでと考えると、土器の文様の多彩さも頷けますね^^
一方で、晩期は確かにすごいっ!という装飾の土器がありますよね。そんな土器を生み出した時代の人の意識が知りたくなりました!
次回の記事楽しみにしてまーす。

投稿者 さーね : 2007年1月18日 21:51

最近では、草創期は1万7千年前頃まで遡ると考える人もいますね。

投稿者 ななし : 2007年1月18日 22:44

Bunchanさんありがとうございます。
先の尖った土器は火の管理が不十分でかまどのようなものがまだ無い時代の土器だと思います。砂の中に熱い石を入れてその上で土器を熱したのではないでしょうか?
竈が出来、火の管理が十分にできるようになると平たい土器に変わっていった。・・・・これが私の推論です。
他にも食材が変わったという説もありますが。
さーねさんありがとうございます。
確かに晩期のそれも亀ヶ岡の土器は他の時代のものと一線を画しています。今でもこの時代の土器は美術品として十分に通用します。亀ヶ岡を探る・・・これはテーマになると思っています。
ななしさんありがとうございます。
草創期は年々早くなっています。土器が見つかれば縄文時代は長くなる。1万7千年と言えば洞窟にいた時代から土器はあったという事になります。人類史は火の管理を洞窟の中で行っていた?これも面白いテーマですね。

投稿者 tano : 2007年1月20日 02:10

>先の尖った土器は火の管理が不十分でかまどのようなものがまだ無い時代の土器だと思います。砂の中に熱い石を入れてその上で土器を熱したのではないでしょうか?
竈が出来、火の管理が十分にできるようになると平たい土器に変わっていった。・・・・これが私の推論です。
穴を堀り、そこで火をくべた。
(穴を掘る場合底を平に掘るのは難しいですからね!)
そしたらたまたま穴の周りが硬くなった。
そして火を消す時、水をかけた。
そしたら水が溜まってしまった。
“あっ、水が溜まった!おっこれは使える!”
それを掘り起こし成形したのでは?
・・・これは私の推測です。

投稿者 mrran : 2007年1月25日 23:05

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