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2008年12月25日

なんでユダヤ人を追究するのか?

 こんばんは、カッピカピです。【チーム・ユダヤ】も宗教チームに続いて始動です!
 一発目は、『なんでユダヤ人を追究するのか』です。
42Auschwitz-a05.jpg
 アウシュビッツ収容所。
 第2次世界大戦時にヒトラー率いるナチス・ドイツが作った殺人工場です。死者の数について正確な数字は残されていませんが、収容所の所長ルドルフ・ヘスは、「少なくみても150万人」とのちに証言しました。犠牲者は、多くのポーランド人、捕虜になったソ連兵、宗教者、共産主義者、障害者、ロム(ジプシー)、同性愛者たちですが、85パーセントを占めていたのはユダヤ人でした。アウシュヴィッツは、ホロコースト(全部焼かれたという意味)とよばれるヨーロッパ・ユダヤ人虐殺の象徴です。
 ユダヤ人は、なぜ差別され、迫害されるのでしょうか?なぜ、多数のユダヤ人が虐殺されてきたのでしょうか?ユダヤ人の受難はいつまで続くのでしょうか?そして、この問いは、ユダヤ人と対立するパレスチナ人にとっても、同じ意味を持っています。ユダヤ人国家イスラエルと、アラブ諸国との紛争は、4度の中東戦争をへて、いまだに終結していません。
 さらに、今世界で起こっている金融危機もユダヤ人とは無関係ではありません。
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 現在の金融危機は、貧困を克服した先進国における市場絶対主義(=富める者がより冨を得ることが出来る仕組み)が産み出した副産物であると言えます。
 この市場絶対主義をつくりあげたのが、国際金融資本家と呼ばれるユダヤ人です。現代の社会問題の多くが、この市場主義によって、人類本来の共同体気質が奪われたことに発することを考えると、ユダヤ人問題というのは、世界の問題とも置き換えることが出来ます。
 ユダヤ人問題について良くまとまっているHPを見つけたので、長くなりますが以下に引用します。
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ユダヤ人のことを理解できなければ、現代社会は理解できない。そのように言い切る歴史学者さえいる。そのようにユダヤ人を理解することは、極めて重要である。今日世界の金融市場や穀物市場を牛耳っているのは、そのほとんどがユダヤ資本と言っても過言ではない。その他、学問や芸術の分野でも、彼らユダヤ人の活躍は、一々上げていたら切りがない。
そして今や、あの世界最高の権威を持つアメリカ大統領すら、ユダヤ人を無視した政治を行うことはできない。彼らは、それほどの影響力をもっている。
ユダヤ人の故郷は、もちろん中東である。彼らの国家は、イエス・キリストが生まれる少し前に滅びてしまい、それ以降、彼らは流浪の民となってしまった。もちろん国家を持たず、ユダヤ教という自らの民族宗教を唯一の拠り所として、世界各国に散らばっていった。そしてどこへ行っても彼らは異邦人として暮らしてきたのである。
普通であれば、土地に同化し、混血して、その国の人間になってしまうのが当たり前だ。しかし彼らユダヤ人たちは、混血はしたものの、自らの信仰と民族としての誇りを忘れずに、頑なにユダヤ教の教えを守って生活した。したがって彼らの宝と言えば、そのユダヤ教と未来を託す子供たち以外にはいなかった。当然、人が嫌がるような仕事にも就いた。やがて貿易に手を染め、金融の分野で大金持ちになる者もでて来る。
ユダヤ人が信じるユダヤ教の特徴は、一神教(神はひとつ)ということである。つまりユダヤの神以外の神を認めない。逆に言えば、その排他的精神が、二千年以上にも渡って各国のユダヤ人が、団結を崩さずに生きてこれた理由でもあった。
しかしそのためユダヤ人は、あらぬ誤解をされ、大弾圧を受けてきた。ヨーロッパでは9世紀以降、世界各地でユダヤ人の迫害が起こった。最近では、1930年代ナチス・ドイツによる600万人の大量虐殺は記憶に新しい。
ユダヤ民族の夢は、神に約束された国家「イスラエル」を建設するという一点であった。1896 年、テオドール=ヘルツルなる人物が「ユダヤ人国家」という本を書き、翌年には彼の指導のもとに、第一回国際シオニスト大会が開催された。このシオニズムと言われる運動は、簡単に言えば「シオンの丘へ帰ろう」「ユダヤ人国家を実現しよう」というユダヤ人国家建設運動である。
そしてついに第二次大戦後の1947年、アメリカとイギリスなどの第二次大戦戦勝国の支持のもとに、国連はアラブ系住民のパレスチナ人が住んでいる土地に、ユダヤ国家「イスラエル」建国を認める決議を採択した。
しかし当然今まで何千年もその土地に暮らしていたパレスチナ人は困ることになる。追い出されたパレスチナ人は、難民となって、周辺のアラブ系国家の支援を受けながら、自分たちの権利を守るために武器を持つことになった。これが第一次中東戦争(1948年)である。我々が中東のニュースで見るときは、まず中東問題の基本的な構図を頭に置いておく必要がある。
イスラエル建国前における、ユダヤ人最大の弱点は、国家を持たないということであった。しかし弱点というものは、考えようによっては、長所にもなり得る。国家を持たないという緊張感が、ユダヤ人をして、世界の歴史を変えるほどパワーのある人物を、数多く輩出する原動力となった。
そのため、世界の人々は、ユダヤ人に対する嫌悪感と同時に、“ユダヤ人は優秀だ”という羨望(せんぼう)にも似た感情も抱えてしまったのである。しかし私は、そのようには思わない。彼らは特別の民族でも、彼ら自身が言うように、“神から選ばれた特別な人間(選民)でもない”。
ユダヤ人が、すぐれた人々を輩出した最大の原因は、常に異邦人として存在し続けてきたこの2千年間の緊張感そのものである。逆に言えば、厳しい歴史のなかで、ユダヤ人は、優秀でなければ、生き延びて来れなかったということもできる。
今ユダヤ人は、国家として「イスラエル」を再興した。しかし依然としてイスラエルには、他の中東諸国のように石油やダイヤや金が算出するわけではない。依然としてユダヤの神は、ユダヤ人に対して過酷な運命を与え続けたままである。
しかしあえて言うならば、何も資源が無いことこそが彼らの幸運かもしれない。今ユダヤ人国家「イスラエル」は、コンピューターソフトに力を入れているようだ。実際優秀な若者を徹底的に教育して、世界最先端のソフトを作り出すまでになっている。現在すでに、イスラエルの輸出の3割は、コンピューター関連製品で占められていると言う。今後この傾向は、ますます顕著になってくるはずである。

義経伝説より
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 つまり、ユダヤ人問題をテーマにする問題意識は、ユダヤ人問題を解明することが出来れば、今後世界がどこに向かうのか、或いはどこに向かえばいいのかが見えてくるのではないか、というところにあります。
 このシリーズでは、ユダヤ人の歴史を遡って検証し、ユダヤ人問題を紐解いていきたいと思いますので、どうぞ続きをお楽しみに! 

投稿者 hi-ro : 2008年12月25日 List  

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