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2009年02月05日

ユダヤ人の頭脳はどのように作られている?

カッピカピさんが、ユダヤ人が迫害されるのはなんで?①(リンク)②(リンク)を投稿してくれました
自民族の国を持たない流浪の民 、長い迫害の歴史 を持つユダヤ人にとって、宗教は自分達の支えであり、絶対 のものでした。
そのため”ラビ”と呼ばれるタルムード(ユダヤ5000年の知恵が詰まった聖書に次ぐ聖典)学者が、教義の中身を洗練させ、厳格に律令化、ユダヤ教はタルムードの徹底的な肉体化を課せられることで、後世に受け継がれていっている
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ユダヤ人人口は世界でたったの0.2%なのに、世界の富豪ベスト400人のうち15%がユダヤ人、というくらい商売に長けているユダヤ人
その頭脳はどのように作られているのか
なぜそれが可能なのか
を調べてみたいと思います 😀
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まず、タルムードの中にある、ユダヤ人なら誰でも知っている、という物語を紹介します。
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ある船に学者が乗った。ほかの船客はみな商人だった。商人たちが学者に、「あなたはいったい何を売っているのか?」とたずねると、学者は「地上で最も優れている商品を扱っている」と答えた。そこで、商人たちは船倉のなかを調べた。だが、その学者の名が記された積荷が一つもなかったので、学者を侮った。
ところが、あるとき嵐に襲われ、船は風や波に翻弄されて沈没した。船客は見知らぬ土地に漂着した。商人たちは商品すべて失ったために物乞いをしなければならなかったが、学者はその知識を買われ、その国の国王に厚遇された。学者は商人たちを助けたので、商人たちは深く反省した。
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この物語からもわかるように、ユダヤ人にとって一番の財産 は”頭脳”なのです。
例えその土地から追放されても知識、知恵、教養さえあれば、どこででもやり直せる、勝てる というユダヤ人の迫害の歴史から生まれた処世術。
「教養に税金をかけることはできない」とは、これもタルムードにある言葉。

そのための、教育システムも確立されています。
5歳になるとシナゴーク(集合所)で宗教教育を受ける。
男子が13歳になるとシナゴークで「バール・ミツヴァ」という儀式が行われる。ユダヤ人社会では13歳になると大人としての責任を果たすことを求められる。13歳になるまでの教育は父親の責任とされ、日々の仕事より優先する”神から与えられた聖なる義務の中で最も大切なこと”と位置づけられている。
週に1日の安息日は、家族 でタルムードの解釈を議論したり、子供の一週間の学習が定着しているかを確認し、親が勉強を教えたりしたりして過ごす。
ユダヤ教は祈る 宗教ではなく、一人一人が「学ぶ」 宗教。
神に祈るだけでは実生活に活かせない→生き残れない。
(なんて現実的
ユダヤ人にとって、勉強とは、蜜の味がするものだそうです
迫害の歴史ゆえに、土地や物財のように収奪されることのない 勉強 に強く収束した。
このモチベーション が現在まで連綿と受け継がれているのですね
参考図書
加瀬英明著『ユダヤの訓え 「大物」になる勉強法』

投稿者 pingu : 2009年02月05日 List  

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