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2006年12月14日

邪馬台国ってどこにあるの?・・・近畿説と九州説

邪馬台国ってどこにあるんでしょうか?
魏志倭人伝にかかれた邪馬台国への道のりを図にすると次のようになります。
弥生ミュージアムさんからお借りしました)
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邪馬台国の場所についてはいろいろな説があります。
「邪馬台国はなかった」という説まで・・・・・
が、そのなかでも有力と見られている説は近畿説九州説です。
今日は、この近畿説と、九州説を紹介します。
ぽちっと押して続きを読んでくださいねっ
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弥生ミュージアム さんから引用・要約すると・・・
近畿説
◆道のり
不弥国から南へ行くと投馬国、更に南へ行くと邪馬台国。この南は東の誤り。投馬国は今の山口県防府市。瀬戸内海を船で行き、10日後山陽の何処かに上陸し、陸を1月で大和に達した。
倭人伝の編者陳寿は、日本列島を東西に延びているのではなく南北に延びていると思っていた。従って、大和を不弥国から東なのに南と思いこんでいたのである。行程を考えれば邪馬台国は当然大和となる。
以上のように近畿説では、倭人伝の方角の南を東の間違いであるとする説が一般的です。当時は太陽が昇る方向を東と考えており、朝鮮半島から魏の使節が船で来航しやすい夏には、実際の東は時計と反対回りに45度ずれることになる、近世以前の中国の地図では日本列島が南に延びるように描かれている例がある、というのが根拠になっています。
その他の証拠など
◆銅鏡
卑弥呼が魏から貰った銅鏡は三角縁神獣鏡と呼ばれるものであるが、これは畿内から多く出土し、九州や関東でも出土する。1994年に京都府丹後から「清龍3年鏡」(235年)が発見された。これは明らかに魏の鏡である。卑弥呼は4年後に魏から銅鏡をもらっているが、その一部と考えてもおかしくない。
◆墓がある 😛
魏志倭人伝には卑弥呼が死んで径100歩の墓を作ったとあるが、この規模は奈良盆地にある箸墓古墳にちょうど符合する。こうした大規模な墓は当時の北部九州地方には無い。
◆近畿説の弱点 😥
三角縁神獣鏡は中国で出土例がない。
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普段寺古墳群1号墳出土の三角縁神獣鏡 (弥生ミュージアムさんよりお借りしました)

九州説
◆道のり
魏志倭人伝の記述方法は伊都国までと伊都国から邪馬台国までは大きく異なっている。即ち、伊都国までは方位・距離・到着国名の順番だが、そこから先は方位・到着国名・距離の順番になっている。魏志倭人の伊都国の記述では、魏の使者は伊都国に常駐することになっており、ここから先へは実際には行っていない。これらのことから考えて、伊都国から邪馬台国への里数や日数は、伊都国を基点としていると解釈できる。南水行10日、陸行1月というのは伊都国からの日数である。更に、南水十日陸行一月というのは、水行すれば10日、陸を行けば1月という意味であり、陸行1月というのは倭人伝の伊都国から邪馬台国までの1500里と一致する。
「帯方郡より女王国にいたる距離は12000余里」と倭人伝に記されている。ここから、里数が確かな帯方郡から伊都国までの10500里を引くと、残りは1500里。伊都国は今の福岡県糸島市付近と考えられるため、ここから1500里と考えれば邪馬台国は北部九州である。
その他の証拠など
◆大規模遺跡 😉
吉野ヶ里遺跡のような物見櫓や北内郭の主祭殿、倉庫群などを備えた大規模な環濠集落が3世紀後半の北部九州に存在することが確かめられた。
魏志倭人伝に描かれた邪馬台国の「望楼(物見櫓)」、「城柵」、「宮室」、「邸閣」などに相当する遺構がセットで発見されているのは、現在までのところ吉野ヶ里遺跡だけであり、近畿地方の遺跡からは発見されていない。
◆九州説の弱点 😥
卑弥呼とみられるような大規模な墓は当時の北部九州地方には無い。
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吉野ヶ里遺跡の物見やぐら(岩見沢郷土科学館さんからお借りしました)

いかがでしたか?どちらに信憑性があるといえるでしょうか?

投稿者 bunchan : 2006年12月14日 List  

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コメント

こんばんは、
中国って父系バリバリのイメージが強いんだけど(ex儒教)意外と母系性が強くて、父系に転換したのが遅いかもしれませんね。
そこで是非、いつ頃どんな状況で、父系に転換したのか教えてほしいで~す。

投稿者 Hiroshi : 2006年12月18日 23:20

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