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2011年02月21日

日本人の起源 13-3 ~日本人の起源データベースⅢ~

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データベース第3段は、弥生後期から古墳時代末期、7世紀までの歴史です。
日本の場合7世紀末に大宝律令が制定され、以降奈良・平安時代に移行。
王土王民思想に基づく国家づくりを進めていったその集大成が大宝律令といわれ、これにより当時の政権が支配していた領域が大きく拡大され、国家としての統合・独立が進められていく。
そこに至るまでの時代には様々な渡来人が日本において勢力争いを繰り返した。
こういった闘争はありながら、皆殺しの全面戦争には発達せず、共同体気質は引き継がれていく。
記事にある☆印は、『「日本人の起源」解明 これまでの成果と残課題』からの追加分を示しています。
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Ⅲ 弥生後期~古墳時代の侵略部族の侵入とその系譜
1.各氏の系譜と勢力関係の歴史
古代日本史は、氏族集団間の闘争史
大和王朝は騎馬民族王朝であると日本書記から類推
騎馬民族は来たのか?② 騎馬民族系王朝による日本征服説の証拠!?
万世一系観念の源流
国津神、天津神とは何か
葛城氏の正体~天皇家と対等の氏族であった
蘇我氏の出自を探る
★継続課題 物部も残
百済の歴史(天皇家は百済の王族そのものでは?)
新羅の歴史(新羅の高官はいつ日本に入ったか?)
高句麗の歴史(高句麗は日本にどのように入り込んできたか?)
図解 天皇系譜の勢力争い(~800年)
継体天皇の謎(仮説の整理)~たたき台として 
★継続課題
継体王朝は東国勢力と西国勢力の和睦の始まりであり、東西対立のきっかけをもつくった
新羅系と百済系の変遷:実をとった百済系
日本古代の体制変化(江南人⇒新羅⇒百済)
中臣(藤原)氏の出自をさぐる
古代から続く日本支配層の履歴・・・・・・でも、そろそろ代わらないとヤバイ
東国の通史を俯瞰する(1)~弥生時代から大和朝廷時代まで
鉄と支配の関係①(葛城氏が握っていた鉄交易権)
鉄と支配の関係②(鉄の自給は雄略天皇からではないか)
三輪山、葛城山が聖域とされるのは何故か?この地の水銀=辰砂が大和建国の鍵を握っていた!
日本古代の私権統合1~古墳時代は「占い」による談合が豪族間の私権闘争を止揚していた
日本古代の私権統合2~談合制=祭祀権力による私権統合から官僚制=法制権力による私権統合へ
朝廷は百済亡命人を利用して東国開発を遂行した(1)
朝廷は百済亡命人を利用して東国開発を遂行した(2)
万世一系の天皇制システム①~源流は匈奴
万世一系の天皇制システム②~婚姻氏族
天皇制度はなぜ存続したのか?~日本の律令制~
天皇騎馬民族説の進化① 朝鮮半島において、騎馬民族と韓人が混交して加羅を形成
天皇騎馬民族説の進化② 加羅の王朝による日本征服
天皇騎馬民族説の進化③ 日本に本拠を移した辰王朝が、“倭の五王”
天皇騎馬民族説の進化④ 百済と日本の秦氏は辰王朝の系統
日本支配層の系譜2 半島における倭国大乱→侵略部族が列島に舞い降りる
古代日本史は氏族間の勢力争いの歴史
古代後期の勢力変遷
■古代日本の社会構造(仮説)
2.豪族連合体から中央集権国家への力の源泉と制度の変遷
前方後円墳は、出自の異なる古代部族の和合・合体の証し?
古代日本の国家成立は何か違う
氏姓制度における二元性
★継続課題
王権の生産 6
藤原不比等が仕組んだ権力構造の錯綜
216255 日本の律令制は何を破壊し、何を作ったか?
ヤマト建国~鉄の主導権争い
開拓王としての初期ヤマト王権
日本人の起源9 倭国大乱からはじまる同類闘争圧力の上昇
日本人の起源10 侵略部族の流入から見る縄文気質の特質
日本人の起源11~日本ではなぜ権力が共存したのか?
日本人の起源12~出雲から大和への国譲りは何を意味するか
3.観念支配という観点からの古墳、神社、仏教への変化
<古墳>
古墳の謎に迫る(1)~関東に集中する前方後方墳の出自とは?
古墳の謎に迫る(2)~関東に集中する前方後方墳の出自とは?
前方後円墳は、出自の異なる古代部族の和合・合体の証し?
古墳に副葬された武器の変遷1
★戦争はあったorなかった?
★東国の歴史は抹消された?
古墳の歴史を概観する(1)
古墳の歴史を概観する(2)~連合と序列という2つのキーワード
前方後円墳が方墳と円墳に分かれたのは、なぜか?
前方後円墳も前方後方墳も北方アジアに源流を持つ(1)
前方後円墳も前方後方墳も北方アジアに源流を持つ(2)
3世紀後半の地域色の希薄化は武器、古墳だけではなかった
骨が語る古代の家族と社会4 古墳時代
<神社>
日本の神社(≒天皇)は韓半島に由来!?
アラハバキ(土着の神)と客人神(まろうどがみ)=融合支配の一例
倭族と鳥居
神社の起源
★継続課題
★仏教(お寺)は?
神道が縄文信仰から受け継いだもの1~「自然の摂理を知る力」
神道が縄文信仰から受け継いだもの2~祟る(たたる)神を祀る習俗
神社の起源と古代日本の社会構造(仮説)
国家統合と神社の歴史
仏教が必要な理由とは? 収奪システムの隠れ蓑
徐福伝説について
徐福が日本にもたらした弥生の技術・文化

投稿者 chai-nom : 2011年02月21日 List  

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コメント

自然に恵まれた日本列島、- - - その通りですね。電気、ガス、水道が通った便利な生活にすっかり慣れ切って、涼しい夏、暖かい冬を過ごしながら、私達は、その素晴らしい筈の自然を、むしろ排除してきてしまっていました。
電気の無い時代、と云っても、それはまだ百年程前のことです。私達の朧気な記憶にも、綺麗な空気、漆黒の夜と、夜空に瞬く星、虫の声、そういうものが寄り添う 人々の暮らしがあると思います。
自然自体には 再生能力がある ということも忘れがちであったと思います。
この際、その自然を、更に破壊してしまうようなことにならないような復興を目指すことが出来れば、百年前よりの進歩になるのではないかと思います。

投稿者 五節句 : 2011年6月18日 11:20

>日本の再生力はどれだけあるのか?
特に、自然の回復力については、当たり前過ぎて殆ど考えたことが無かったです。しかし、原発の問題を目の当たりにして、実は、当たり前だと思っていた大切な存在が実は大変な状況になっていることに気付きました。
この機会に、生きる存在基盤=自然の循環に生かされた日本人の有様を、事実を通じて皆が共有することが重要だと感じました。

投稿者 benntonn : 2011年6月18日 19:55

五節句さん、benntonnさん、コメントありがとうございました。
◆五節句さん
「その素晴らしい筈の自然を、むしろ排除してきてしまっていました。」
同感です。私たちは、縄文の時代から、この自然とともに同化しながら生きてきました。当然、今の私たちにはその能力の大部分を失い、地震予知もままならない状況であります。観念先行しすぎた頭でっかちになっているように思います。私も同じです。欧米の自然に対する人間の位置の価値感がいいものなんだという認識で無意識にでもそのような経済活動や快美充足と求めてしまった我々自身の問題でしょう。この震災で新しい社会を作ることが私たちの使命だと思います。そのとき、自然と同化して生きてきた縄文気質が役に立つのだろうと思います。
◆benntonnさん
「当たり前過ぎて殆ど考えたことが無かった」
なるほど。当たり前すぎて感じられもしなかったですね。私も同じです。澄んだ水、空気、土は私たちには感謝したことがなく、いつも居てくれるのに、意識できないということは、自然の摂理から大きく逸脱しているということですね。ここは、私たちの行く末を暗示しているかのようです。
コメントありがとうございました。しかし、もっとも気になるのは次号の原発事故です。ここは私たちの叡智を結集して立ち上がらねばならないものだと思っています。

投稿者 2310 : 2011年6月18日 22:51

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