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2009年04月07日

日本人起源へ:東アジア全体を捉える~アジアの6祖族

日本人の起源ですが、やはり、この間るいネットで展開されているように、東アジア全体で考える必要があると思います。
先史というと、なかなかデータが少なく未明な領域ですが、今日参考にさせて頂いた変身のための起源論では、仮説思考で果敢に挑戦してくれています。
日本人の起源を考える上での基礎データ的な位置付けでアップします
※画像は、変身のための起源論より引用させて頂きました。
byさーね
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●参考記事
図説-先史祖族の起源
先史アジアの6祖族
⇒変身のための起源論より、引用させて頂きます。

先史期の東アジアに関係する主要6祖族
この6祖族を分岐の古い順に並べると…
【古層集団】
▼アフリカから熱帯アジアへ東進した①オーストラロイド祖族
▼北方ステップを東進した②パレオ=アジア祖族
【後発集団】
▼スンダランド水没後に拡散した③オーストロネシア祖族
▼中北アジアから拡散した「原アルタイ」族。これは、東進した④ツングース祖族、中央~南方を占めた⑤モンゴル祖族、西進した⑥テュルク祖族-の3集団に分けられる。

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大ざっぱに見るならば、この「古層」集団は、アジアへ南回り(熱帯ルート)北回り(ステップ・ルート)で拡散したと言えるでしょう。ヒマラヤ山脈~チベット高原がつくる「障壁」が、①と②とを分断しました。
ここで注意すべきことは、②パレオ=アジア祖族の前にも、アジア→ベリンジア→新大陸を通過していった集団は複数いたということです。つまり、アメリカ大陸先住民の多くは、パレオ=アジアとはまた異なった複数の系統から成っている、と考えます。

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1.ヒプシサーマル高温期(1.3万年前)の人口増。
2.その後の急冷化による原集団の崩壊。
3.離散適応による各集団の文明武装。
4.BC8000>BC4000>BC2000…と段階的に進んだ高温化による人口増。
この現象は広く「旧世界」で共時的に進行しました。これにより、スンダランド集団(③)や原アルタイ族(④⑤⑥)ばかりでなく、印欧祖族(アーリア族)やセム祖族らも勃興します。世界史の「主役」となる高度文明の担い手たちが現れたのです。

③オーストロネシア祖族は、氷河期には温暖な「楽園」であったスンダランドに住んでいました。だがこれがヒプシサーマル期に水没したため、東南アジア~華南~太平洋に離散適応を遂げたのです。彼らは先住①オーストラロイド祖族の居住圏を避けるよう展開しました。
 いっぽうモンゴル高原~南シベリアでは、「原アルタイ族」が目覚ましい放散を遂げました。彼らは「極寒適応」したため、ずんぐりむっくり体型でのっぺり顔です。これは東方の④ツングース祖族、中央~南方の⑤モンゴル祖族、西方の⑥テュルク祖族と三分岐しました。

以上、主要には6祖族いるのだということを、まずは押えておいた方が良いと感じました。

投稿者 sawatan : 2009年04月07日 List  

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