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2008年05月03日

古代アメリカ文明

いま世界を見渡すと、戦争や紛争だらけです。科学技術も進歩し、豊かさを実現した現代にあっても、戦争=組織化され・正当化された人殺しはなくなる気配はありません。このことから、「戦争は人類の性である」といった諦めの声も聞こえてきます。しかし、人類500万年のうち、本格化した戦争の歴史は、多くの学者の研究や考古学的発見によって、過去5000~6000年程度のことであるということが、ほぼ共通した認識となっているようです。
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5000年前というのは、大雑把異に言って、教科書でお馴染の4大河文明の起こってくる時期です。一般論としては農業の成熟と共に部族間の争いが連鎖し、都市国家が興り・・・といったプロセスを経て文明が発展していきます。るいネットでは、この時期を本源集団が解体し私権闘争が勃発した時期とし捉えています。
おそらく、農業の成熟は豊かな生産をもたらし、豊かな生産によって人口が急増し、人口密度が増えることで、民族や部族の接触機会が増大し、また豊かさを求めるためにより集約化された生産が必要となり、領土の拡大や奴隷の獲得などの私権闘争が拡大していったのだと考えられます。
ですから、闘争といえば、領土拡大や略奪、権力の奪取などのための組織化された闘争=戦争をイメージします。
こういう歴史を振り返るとき、私達の生活を豊かにしてきた文明なるものは、私権闘争というプロセスを通してしか享受されないのだろうかという素朴な疑問も感じます。
これは、文明が全て一定の法則の下に発展していくという古典的進化主義と言われる考え方も影響しているようですが。
そこで、このブログでは旧大陸の文明を離れ「古代アメリカ文明=メソアメリカ」をテーマにこの疑問に対する答えを追求してみようと思います。
メソアメリカ(新大陸)の文明については、まだまだ未解明の部分が多いのですが、旧大陸と比べて、「何か違うもの」を感じています。例えば、農業が成熟する以前に神殿や巨大ピラミッドを構築したり、それを何度も建て替えたりしています。これは、どんな力によって成されたのか
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ペルー2006探索の旅カラル(Caral)を訪ねるhttp://www.y-asakawa.com/peru%202006/peru%202006.htm
あるいは、旧大陸に見られる強大な統一国家のようなものが出来ずに、小国が分立し、共存していたようですが、これらのことから「権力」位置づけや構造の違いなど興味が沸いてきます。
さらに「生贄」獲得のためのアステカの「花戦争」とよばれる闘争は、私権闘争なのか?など旧大陸の文明との違いを探ることで、現代社会へのヒントが何か見えないかなと考えています。
解らないことだらけですが、少しずつでも前進していけたらと思いますのでよろしくお願いします。

投稿者 hiroshi : 2008年05月03日 List  

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コメント

 アーカイブを順番に見せていただいて、洋モノはほとんどパス。中国も知らないことだらけですが、母系から父系の転換期に注目なさっているのに、コメントゼロはあまりに残念。通り過ぎることができません。
 日本の8世紀、女帝が続いたあと聖武が即位すると、行基集団の活躍が始まりました。浮遊労働力を束ねて新しい事業を起こした行基のノウハウが未だ解明されていないので、ここで取り上げてくださった謎と引っかかります。
 なんとなく想像ですが、栽培植物の「種」の管理を、始めは母系集団(巫女たち?)がしていて、遠方からの新しい「種」を父系集団が先に入手したことから、母系集団の労働力が父系集団に吸収されていったのではないでしょうか?

投稿者 高塚タツ : 2008年12月5日 21:21

高塚さま、はじめまして
コメントありがとうございます。大変うれしいです。
>母系から父系の転換期に注目
人間社会にとって、母系か父系かというのはかなり基底的なところにあると思うのですが、その辺の詳しい史料とかなくてなかなか解明しにくいですね。
現代も、ひょっとしたら転換期にあるのかな?と考えながら追求しています。
またよろしくお願いします。

投稿者 Hiroshi : 2008年12月6日 01:57

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