2011.09.28

日本人の民族特性こそ次代の可能性2~縄文体質とは何か?(1)

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北の縄文さんよりお借りしました。)
日本人の民族特性を考えるに当たり、外せないのが「縄文体質」
良くも悪くも現代人に影響を与えていると言われている縄文体質。
その中身とはなんなのか?
2回に分けてその中身に迫っていきます。
皆さん、「縄文体質」と聞いて、どんなイメージがあるでしょうか?
・みんな一緒であることで、安心する
・期待に応え合うことで充足する
・仲間第一、みんな第一
・人の意見を素直に受け入れる
・共同体的、共同生活
・自然と共に生きている、自然崇拝
・貧富の差や階級の区別がない
・友好を旨とする受け入れ体質

などなど、色々、想像できるでしょう。
しかし、よく分らないのが実態だと思います。
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posted by vaio at : 2011年09月28日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2011.09.27

「日本人の起源」を識る~プロローグ

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NHKハイビジョンオンデマンドのタイトルから借用しました。
日本人はどこから来たのだろう?この漠然とした問いに答えられる人はそう多くいないと思います。
現在の学者においても北方起源、南方起源で論争し、それらから結局、結論はさまざなま地域から流れ着いた終着点が日本であるというように大雑把な答えにしか行き着かないのがこの日本人論の現在の位置です。
これまで日本人の起源は当ブログや るいネットでも様々に扱ってきました。
大陸の東の果てにあり北回り、南回りの海流の合流点でも有る日本人は地理的に極めて特徴的で、10万年前に出アフリカを果たした人類が様々な進化の旅を続けて辿りついた終着点に位置するのです。しかもその終着点は既に3万年以上前から温暖化、寒冷化を繰り返す中で北から南から人種が流れ込み、日本列島にその子孫を築いていきました。
その中で1万2千年前から始まった縄文時代ですが、最近の投稿によりY遺伝子追求によって縄文人の起源はD2遺伝子にありそうだ・・というところまで至っています。つまり一つの回答としてD2遺伝子の経路を辿れば日本人の起源を追いかける事ができるのではないかという入り口まで見えてきた訳です。
モンゴロイドの歴史⑥ 日本人は、どこから来たのか?
日本列島ではなぜ多様な人種が存続したのか
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posted by tano at : 2011年09月27日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2011.09.25

シリーズ「日本と中国は次代で共働できるか」

縄文ブログをはじめこれまでるいネットやるいネット関連ブログでは中国史の解明に多大な時間と投稿を重ねてきました。これは大国中国の本質が判りにくいという側面と、我々日本人が古代から中国の影響を大きく受けて存在しているという2つの理由があります。さらに今回のテーマに挙げたように今後世界中が経済的混乱から破局に突入する中で隣国であり大国である中国はどのように動いていくのか予測しておく必要があるからです。
その為には中国という国家、国民を通史的にに分析し、この不思議な国を解明しておく必要があります。
そこでこれまで積み上げられてきた中国追求の投稿群を総集し、テーマ毎に時代を追ってまとめたものを紹介していきたいと思います。さらにそこから浮かび上ってくる課題やまだ未解明な部分を明らかにし、できればこのシリーズの中でそれらの課題への答えを追求し何らかの提示をしていきたいと思います。
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posted by tano at : 2011年09月25日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2011.09.19

属国意識の源流を辿る5~倭の五王が属国の原型

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親魏倭王印の金印の眠る島 想像図
『古代史の謎を解く旅 Ⅱ』より

『属国意識の源流を辿る4』では『漢委奴國王印』や『親魏倭王』を授与は中国側のパフォーマンスであり、海を隔てた日本(地方部族)には大陸の外圧(侵略圧力)などはなく、属国意識なども存在していなかったことを述べました。

では、現在の属国意識はいつ頃形成されたのでしょうか?
属国意識の形成には、日本の外圧状況や渡来人の意識状況・内政状況などが大きく作用していると考えられます。
前回同様に、第2波以降の動向から探って見たいと思います。

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posted by yoriya at : 2011年09月19日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2011.09.17

著書分析より明らかにする日本支配の始まり~6.『騎馬民族征服王朝説』にみる天皇家の血筋と支配の手口~

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シリーズ最後は、およそ2,000年に亘って日本を支配し続けている天皇家のルーツと支配の手口に迫ります。紐解いていくのは江上波夫の三つの著書、「騎馬民族征服王朝説」「騎馬民族国家」「騎馬民族は来た!?来ない?!」です。
まずは、この説を知らない方々のために、騎馬民族制服王朝説とはどんな説なのかをご紹介します。
 
 
●一言で云うと

日本における統一国家の出現と大和朝廷の創始が、東北アジアの夫余系騎馬民族の辰王朝によって、四世紀ないし五世紀前半ごろに達成された。 

【江上1984】という説です。
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(5世紀ごろの東北アジアと扶余の位置)
 
つまり江上氏は、天皇家の起源は騎馬民族(馬を駆使する遊牧民族)だった、と宣言したのです。世に出たのは戦後まもない1949年です。この説は、我々にとってはもはや普通に受け入れられる説ですが、当時としては非常に衝撃的なものでした。なにせ、当時の日本人にとって、天皇家は日本(民族)の起源に由来する元首であり、日本(民族)を神話時代から現代に受け継ぐ民族の歴史そのものだったからです。それが、実は朝鮮からの侵略者だったというのですから。
 
さて、江上説。もうちょっと詳しく云うとどういう説なのでしょうか。今回のシリーズの内容をすべて総括したような内容になります。
 
その前に。
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posted by kumana at : 2011年09月17日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2011.09.14

日本人の民族特性こそ次代の可能性1~プロローグ

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写真はこちらからお借りしました。
  
  
 
今回から、新テーマ「日本人の民族特性」についての追求をお届けしたいと思います。
日本人は世界の中でも本源性を色濃く残した民族であり、その特性として、縄文体質、受け入れ体質がよく取り上げられているかと思います。
私たち自身も、「日本人の民族特性」を明確に言葉化することは出来なくても、他の民族とは違うと誰もが感じているのではないでしょうか。
そのような「日本人の民族特性」を今回追求テーマとした理由は、次のような問題意識によるものです。
市場主義の限界、私権社会の崩壊は誰の目にも明らかになっており、市場主義、民主主義、私権獲得を活力源とした社会では立ち行かない、これまで同様の社会統合では近い将来に破綻するという意識は、潜在思念上は万人に、そして徐々に顕在意識としても浮上しつつあると感じています。
ロンドンを始め、世界中で経済危機を発端として、暴動等による社会秩序の崩壊の危険性が現実のものとなりつつあり、その危機に直面した時、私たち日本人はどのような行動を取るのでしょうか。社会秩序は維持できるのでしょうか。
受け入れ体質、すなわち予め見通して動くのではなく、事が起こってから「どうする」を考える思考回路が根強い日本人は、社会崩壊の危機を予感しても尚、動かないのか?それとも動き出すのか?
また、動き出すのに足りないものがあるとしたら、それは何なのか?
近い将来現実のものとなる市場社会の崩壊、社会の混乱の前に、その時でも社会秩序が崩壊してしまわないためには、私たち自身がどう考え、行動すれば良いのかを、「日本人の民族特性」を明らかにする中で探っていきたいと考えています。
今日から10回の予定でお送りしていく予定です。
  
  
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posted by sinkawa at : 2011年09月14日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2011.09.12

属国意識の源流を辿る4~『漢委奴國王印』や『親魏倭王』とは何か?

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『日本人の源流を探して』より

日本の支配階級における属国意識は、東アジアにおける中国という大国の周辺諸国の弱小国であるが故の外交戦略であることが問題提起されています(参考:「属国意識の形成過程(2)」)。

では、日本の支配階級における属国意識はどの頃から芽生えたのでしょうか?
日本における中国の冊封・朝貢の兆しとして最初に登場する『漢委奴國王印』や『親魏倭王』に遡り、当時の大陸からの渡来民との流れをおさえてみたいと思います。

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posted by yoriya at : 2011年09月12日 | コメント (9件) | トラックバック (0) List  

2011.09.10

著書分析より明らかにする日本支配の始まり5~山形明郷著『邪馬台国論争 終結宣言』から古代日本の支配層を探る~

 シリーズ「著書分析より明らかにする日本支配の始まり」の第5回目は、山形明郷著『邪馬台国論争 終結宣言』に焦点を当ててみたいと思います。
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 この本は、古代史学界において「北九州説」と「畿内説」で論争が続いていた邪馬台国論争に対して、新たに「朝鮮半島説」を打ち出し、この論争に終止符を打とうとしたものです。(詳しい内容については、以前、当ブログで紹介していますので、そちらを参照して下さい。)
◆邪馬台国は朝鮮半島にあったのか-1 倭国は朝鮮半島にあった
◆邪馬台国は朝鮮半島にあったのか-2 朝鮮半島説での行程問題
◆邪馬台国は朝鮮半島にあったのか-3 卑弥呼は公孫氏の係累ではない
 今回は、「邪馬台国」の所在地に焦点を当てるのではなく、山形氏が読み解いた膨大な量の中国史書から、本シリーズのテーマである、”日本支配”につながると思われる部分に着目し、紹介していきたいと思います。
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posted by hi-ro at : 2011年09月10日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2011.09.04

縄文晩期はどのような時代か?(まとめ)

「縄文晩期とはどのような時代か」シリーズ
~はじめに~
1.寒冷化の危機が渡来文化への融和を促進
2.渡来民との融和的な共存がその後の舶来信仰、平和的外交の基礎に
3.縄文晩期は祭祀に彩られた、祭祀に可能性を求めた苦悩の時代
4.弥生への転換は戦争をともなったのか?~
第1回~第4回までこのテーマを追求してきましたが、いよいよまとめに入りたいと思います。縄文晩期とはどのような時代か?
この問題意識は縄文を学びながら私自身もずっと抱えていた疑問ではありました。歴史とはその前後の時代で必ず因果関係があります。後世の人が時代という区分を作っただけで、大きくは前の時代の文化や慣習が後の時代に色濃く残り、また新たな要素によってその先端部分が塗り替えられているのが歴史という流れを見ていく上で重要な視点だと思っています。
その上で縄文時代と弥生時代は教科書的にはこの境で大きく日本が生まれ変わり、縄文時代の歴史はともすれば文明以前の未開部族の歴史と理解されている向きもありました。今回のシリーズはそこに風穴を開ける試みとして縄文晩期を解明しようとしてきました。
今回このテーマを追求する中でいくつかの発見がありました。 😀
まずはそれを紹介しながら最後に縄文晩期を当ブログとして定義してみたいと思います。
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posted by tano at : 2011年09月04日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2011.08.30

日本の支配階級の意識構造を解明する9~大転換すべき時期にきている

「日本の支配階級の意識構造を解明する」シリーズも、これまで8回に渡りお届けしてきました。
朝鮮半島の現状や歴史,宗教や東南アジアの歴史にまで踏み込んで追求してきましたが、このあたりで一旦まとめをしておきたいと考えています。
というのも、東日本大震災後、原発問題始め、政府の対応が後手後手に回る中、米国債暴落の兆候が表面化し、世界規模の経済破局が文字通り現実味を帯びてきました。
そのような中で、今後日本がどのような道を歩むべきか。必要な認識の一つであるからです。
Byさーね
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posted by sawatan at : 2011年08月30日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

 
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