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2012年01月04日

現代人と天皇制について

camera4-65%5B1%5D.jpgここからお借りしました
あけましておめでとうございます。
昨年は、3.11東日本大震災、福島原発事故、ドル危機、ユーロ危機、アラブの春、TPP加盟問題、深刻な雇用問題等、多くのことがありました。流れとしては混迷を深めてゆく感じですし、今年も見守らなければならない課題が山積です。 🙄
さて、皆さんは初詣に出かけられましたか?そして何をお祈りされましたか?
家内安全?合格祈願?厄除け?
唐突な問いでしたが、この山積の課題を棚上げにして(=お上にまかせて)祈ることが出来るのはなぜでしょうか。それは10/30なんでや劇場4 民の「お上捨象」とお上の「民の生活第一」という日本人の特異な体質にある民の「お上捨象(=お上まかせ)」があるからでしょう。新年なので、初詣を切り口にして「現代人と天皇制(お上)の関係」を見てみますね。
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○みんなが初詣に行く神社とは?から見てゆきます。
%E5%88%9D%E8%A9%A3%EF%BC%91.jpg知恵袋より以下引用
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 本宗の伊勢神宮では祭主と言う役職(神宮神官のトップに当たります)で現天皇陛下の姉上が(中略)担っています。
天皇が神主さんの超ボスキャラと言う由縁は、天皇制はその稲作文化に基づいた制度で、天皇は古来より稲作をする人たちの棟梁で時代と共に形式化、祭詞化され現在まで続き、だから今でも新嘗祭や神嘗祭をやっているわけです(米に敬意を示す祀り)
 稲作の伝承については神話の時代にまでさかのぼり天照大御神が高天原でとれた稲を「日本人が食べて生きていくべきもの」として降臨する際ニニギノミコトに持たせて以来、私達日本人は稲つくりを生業とし、米を主食としてきた事になりますが、その天照大御神が天皇家の祖先である事は御承知の通りです(神話レベルの話ですが・・・)
伊勢神宮の祭神が天照大御神であることから神道の本宗と言う訳です。
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引用終わり
 
 天皇は、国家安泰(集団の維持)や、お米に敬意を示す(=五穀豊穣を祈願する)などの精霊信仰的な新嘗祭や神嘗祭等を通じて、国民の代表として皇室の祖先である天照大神をはじめ、歴代の皇霊、八百万(やおよろず)の神々に祈り続けています。
(天皇陛下の宮中祭祀 一覧表)
参照
%E6%96%B0%E5%98%97%E7%A5%AD.jpg新嘗祭
天皇の宮中祭祀の例
・2月17日 :「祈年祭」→三殿で行われる五穀豊穣祈願の祭典
・10月17日:「神嘗祭」→賢所に新穀をお供えになる神恩感謝の祭典。この朝、天皇は神嘉殿  
        で伊勢神宮を遥拝される
・11月23日:「新嘗祭」→ 天皇が神嘉殿で新穀を皇祖はじめ神々に供えられ、神恩に感謝
        された後、天皇自らもお召し上がりになる最も重要な祭典 天皇自らがつくられた
        新穀もお供えになる。
今上天皇は昭和天皇にならい、厳格に心を込めて祭祀を執り行われているとのことです。
 この、自分はさておいて、国民のために一心に祈る姿は自分第一とする現代人が忘れていた姿です。だから、災害時に票集めのために短時間だけ訪れる議員等とは違って、その(充足)存在の大きさは桁が違うのでしょう。
天皇の「お上の下への配慮」は、祭祀(=祈り)を通じて1500年間も続き、そして今も続いていることになります。これは世界に類を見ないことです。
○現代人の意識をNHKの2009年のアンケートから見てみましょう。
■NHKが天皇・天皇制について世論調査(2009年)から引用
「象徴としての役割を果たしている」との回答が85%を占めた。「意義のある公務」としては、「外国訪問など国際親善」32%、「障害者や高齢者、災害の被災者の激励」20%が上げられたが、このあたりは、結局、現状追認的なところ。注目すべきは、「天皇に政治的権限を与えるべき」という回答が6%しかなかったこと。圧倒的に「現在と同じく象徴でよい」82%だが、「廃止すべき」が8%というのは予想以上の数字?
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引用終わり
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 2009年のアンケートから、象徴の中身は、「外国訪問など国際親善」、「障害者や高齢者、災害の被災者の激励」等の世界や日本の国民の安全を見守り、祈ることで安心感を与える活動ではないではないでしょうか?
 又、政治的権限を与えるべきではない。「廃止すべき」が8%とは、民が共認充足が得られるならば支配者の間接統治を受け入れる。としたこれまでの流れの延長のようで、現代人も天皇制を潜在的に必要としているようです。
○次に天皇制度を見てみます。
■天皇制は我々のこころが支える優れた政治安定化装置から引用します。
 わが国で天皇制が実際に確立したのは、6世紀乃至7世紀ころだとされる。それ以後、現在まで天皇制は綿々と継続してきたが、この間、実際に親政が行われたことはごく希であった。わが国のほとんどの歴史において、天皇は観念的、精神的、超越的な権威であり、実際に執権を行う権力者が別に併存した。そして実権者は、常に天皇の権威を有効に活用してきた。権力を獲得し、掌握し、執行するための、エネルギー最小化を図ったのである。古代の藤原氏、中世以降の平清盛、源頼朝、足利尊氏、豊臣秀吉、徳川家康などにはじまるすべての政権は、天皇あるいは上皇の権威を、巧みを活用した。賞味期限が切れた実権の交代のときも、天皇の権威を利用することで、その間発生する新旧権力者間の軋轢、抗争は最小化され、巻き添えを食う一般民衆の流血も、結果として抑制されたのである。
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引用終わり
 安定装置としての天皇制も、1500年間続いています。終戦時も、戦勝国と敗戦国との間を繋ぐ形で働いています。
以上から、現代人は、天皇(制)に「国民の安全・安寧を祈る等の役割(祭祀権)」と、政治安定装置を求め、お上(天皇)は祭祀を通じてそれに答えて来ています。実は、上(天皇)と下(民)の意識は集団を安定維持する流れで1本につながっていたのです。
 戦後の日本人は、個人第一の価値観である民主主義や個人主義を謳歌しているように見えますが、実はその心底は「集団の安定第一」は変わっていなかったのです。そして、この1500年以上(実は縄文時代から)の集団第一の歴史が、3.11東日本大震災で世界に発信した他に類を見ない「絆(共同性)の強さ」を生み出したのでしょう。
当ブログ「東日本大震災は日本人に何を覚醒させるのか!」 第2回海外から見た日本人の共同性参照
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○初詣から「現代人と天皇制」を見てきました。
 上(天皇)と下(民)は、集団の安定(充足)や、五穀豊穣等を精霊信仰や祖霊信仰等を通じて祈り、又、争いを避けるために「政治安定装置」の天皇制を1500年以上も活用してきた変わらない関係が見えて来ました。
 しかし、変わらない中で1点の大きな変化があります。それは私権時代が終焉し、天皇(制度)の裏で執権を握ってきた支配者(特権階級:政治家・官僚・学者・マスコミ)が収束先(答え)を見失い、金貸しの道具(=売国奴)となって暴走し、「民への配慮」を忘れたことです。
 一方で、国民は特権階級には政治は任せられない。と思いつつも、いったい誰が山積みの課題を突破してくれるのか?で、留まっています。しかし、私権が終焉した今、古い私権観念しか持たない実質的な支配者には答えが出せません。よって、現代人はこれまでの「お上任せ」の意識を転換し、自らが答えを出す・考える当事者に転換する必要性が出てきたのです。
改めて年の初めに「日本人の共同性」と、「お上任せの意識の転換」の必要性を是非、みんなで考えてみましょう!!

投稿者 sakashun : 2012年01月04日 List  

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