2020.11.20

天皇家の金塊はどこにあるのか。

天皇家には莫大な資産があるとのうわさがあります。 あのロックフェラーがリーマンショックでロスチャイルドに破産まで追い込まれたとき、来日し、天皇に極秘に合っていたことは記憶に新しいですが、天皇家の資産をあてにしていたのでしょうか。

高橋五郎氏の著作『天皇の金塊』等の一部の書籍で、あたかも事実であるがごとく指摘されているのは、天皇陛下が古からお持ちの金塊が有り、それらはバチカン銀行、もしくはスイス銀行に預金されており、その金額16京円というのは世界のGDP合計値の37年分にも相当するのです。金塊として約4000円/gで計算すると、約4000万トンにもなるのだそうです。

これがもし本当なら、日本が所有する金塊量がまさに世界一だという事になるのです。

そのお金を貸して欲しいと言う事で、世界の王室などの大物たちが天皇陛下に謁見しに訪れるのだという事がまことしやかにネット上には書かれておりますが、そんな話が本当にあるのでしょうか?

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2020.11.19

奥の院と日本の老舗企業の親近性~集団を存続させるには母系が適している

先週の実現塾でコロナ後の世界を追求する中で、現在のコロナを裏で主導している奥の院(サボイ家)の出自とその歴史について話が出ました。奥の院の力の源泉は徹底した現実直視と凄まじい追求力です。19世紀に世界を牛耳ったロスチャイルド、20世紀のロックフェラーはいずれも金貸しの手先で、彼らを動かしていたのはこの奥の院の存在。

奥の院の出自は地中海で海賊をやっていたフェニキア人で何千年と海の上を拠点にしてきたことで自然外圧と常に同期し、直視してきたからではないかとの説が出た。しかし注目すべきは海から陸に上がった後も彼らは能力を落とすことなく、むしろその力を維持して影響力を拡大してきている事だ。歴史を追えば十字軍遠征、フランス革命、宗教改革、共産革命、第1次2次世界大戦など全て奥の院で仕掛け実現してきた。

なぜ彼らがここまで継続して一族の力を維持できたのだろうか?実現塾で出た仮説はリーダーが世襲制ではない事、能力によって時のリーダーが選任されている事だ。どのようにして有能な人材を育て、専任しているのかそのシステムこそが彼らが永続してその力を存続させている拠点ではないだろうか?

そのシステムとは何か~提示されたのは奥の院は彼らの一族は母系制ではないかという仮説だ。母系制で女ボスとその周囲に存在する女たちとの女共認で自分たちの集団を守るボスが選ばれる。それが最も正しい評価と厳しい選択が為されるのだ。仮に男達で選べば戦国時代のように有能な息子を遠ざけ、殺め、あるいは能力のないものでも家系上の長男で跡継ぎに着けた。5世代も続けば放蕩者が現れ、自壊的に集団は弱体化する。ところが女が集団の中心に居ればボスの選択だけに留まらず、英才教育で乳幼児の時代から帝王学を学ばせ、強い男に作り上げていく事も可能だ。仮にそれに失敗しても集団の中で有能な男を周りの女たちの厳しい目で選び出せばよい。強い集団を作るにはまことによく出来たシステムで、実は人類の歴史の

こうして母系集団を軸にする集団は長く、強く、伝統を重ねていく事ができるのだ。

実はこの仮説が出てきた根拠が日本の企業文化にあった。日本の企業は世界一古くまた200年を超える老舗の数も世界で飛びぬけて多い。3000年続いている奥の院とはレベルが違うがそれでも1000年を超える企業は何十社もある。

跡継ぎがまともで放蕩者が出なかったというのもあるが、そもそも日本の企業は商家の延長であり、その商家を仕切っていたのは女達だったからではないか?世襲と能力主義を天秤にかけながら家の存続を女たちが担う、それが奥の院であり、日本の企業ではないか?

参考:「日経BPコンサルティング」による創業100年以上と200年以上の企業数を国別に調査した「世界の長寿企業ランキング」で、ともに日本が1位になったのだ。100年企業のランキング(図1)では、全体の半数以上が日本の企業。200年企業(図2)に関しては、その比率がさらに高くなる結果に。60392830140416006730995919224832

100年以上の継続企業   200年以上の継続企業

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以前のるいネットに以下のような記事があった。

 江戸時代の商家は女系相続が中心だった

☆江戸の歴史は大正時代にねじ曲げられた サムライと庶民365日の真実
 (講談社プラスアルファ新書)
 古川 愛哲 (著)

この本によると、江戸時代の商家(特に現代に続く老舗企業)は女系相続が中心だったようです。その内容を抜粋すると、
・三井の「大坂別家(暖簾分けの店)」を調べた結果では、実子の相続は五十一件中のわずか十二件で、残りの三十九件(約七十七パーセント)は養子が占めた。男子相続で店を治められたのは二割強でしかない。
・日本橋馬喰町のさる紙問屋は、「当家に男子出生いたすとも、別家または養子に遣わすべし。男子相続は後代まで永く永く禁止し、当家相続は養子に限ることを、堅く定めおき候」と主人が書き残している。
・近年、東京の神田、日本橋、京橋の老舗四十店の当主を調べたら、すべて婿養子だった。
・商家に対して市中の金融機関は「婿取りの家なら融資するが、息子が当主だったら融資しない」といった考え方が普通だった。

これを読むと、一見母系制のようにも見えるが、「婿養子」という表現からして、おそらく婚姻制度自体は父系制であったと思われる。よって、婚姻制度は父系制を保ちつつ、実態としては擬似的に母系に近い体制を採っていたということだ。
これは、一旦母系制→父系制へと転換したものの、何かしら集団維持、統合が困難になったが故に、婚姻制度自体はそのままに体制的に元々の母系制へ再度転換したということなのではないだろうか。(だからこそ、経験則に基づいて男子相続を堅く禁止していたり、男子相続の信用度が低かったということなのでは)

だとしたらなぜ、商家において父系制では集団統合が困難だったのだろうか?
今日のネットサロンで挙げられた要因は以下二つです。
・父系だと、能力に関係なく跡継ぎが決まるため、評価圧力が機能しない
 →無能な跡取りが続出(技術力、経営力が生命の商家では致命的)
・父系だと、女が寄せ集めの状態(共認不全)になり女の不安が高まる
 →女の充足存在、生殖存在としての資質が失われる
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私はこの「奥の院と似た日本の老舗」という存在はある可能性を示唆しているのではないかと思っている。
つまり、私権社会の集団に永続性がなく、栄枯盛衰なのは集団の基本構造が父系制だからではないか?
そうであれば、母系制に代わる事で大いなる可能性が出てくる。それは少なからずこれから始まる男女関係や女の役割、男の役割も示唆している。女の期待に応える事が男の追求力であり統率力であり、男の人間としての力だとすれば、女さえ臨めば、期待をかければ、比較的早くスムーズに正しい男の追求力も能力上昇もその評価も可能になるように思う。

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2020.11.12

縄文ブログが書く男女論~いい女がいい男を作る、そういう女たちが男を通じて社会を変える

今回は男の事を書こうと考えていましたがついぞ思いつかず。

という事でいい女といい男の関係を書いて女を通して男は存在するという事を考えてみたいと思います。夏木マリさんの”いい女論”、岡本敏子さんの”歓びの天才”について最近書かれた記事があり、非常に感銘を受けたので紹介してみます。

そして「いい女」達が闘争も追求もできる「いい男」を産み出す母体になっている事を噛みしめておきましょう。こう書いている私も我が良妻に日々鍛えられ会社に送り出されています。果たして成長しているかどうかはわかりませんが、成長しないと怒られますので少しでも頑張らねばと最後の力は湧いてきます。

男と女はそれぞれだけで存在する事はできない生き物で、両方が高めあい、影響を与え合い、感動し合える関係、それが今も昔も男女関係ではないでしょうか?

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夏木マリさんのいい女論。「男を成長させるのが本当のいい女」

★女性を育てていると思っているのは男性の勘違い!?

「私はそれは男性を育ててくれる女だと思うんです」
女性が男性を育てる?
「そう。普通は男性が女性をいい女に育てると言うでしょう。でも、男性が“いい女”を作れるかって言ったら、私は無理だと思います。逆に女性は“いい男”は作れるんじゃないかしら。少なくとも私は“どうしようもないな”と思う男性でも、ある程度いい男にする自信はありますね(笑)」

なるほど。とかく男性は知識や財力をアピールして、女性をリードしたがるもの。そして、若い女性を“自分色に染めてやろう”なんて思ったり……。
「でも、男性が育てていると思っていても、女性って意外と男性の色に染まらないものだと思いますよ。女性って現実的だし頑固な生き物だから。男性が気付いていないだけ(笑)」

昔は女性が三歩下がって男性の後を付いてくるのが良しとされていました。けれども近年では女性も仕事をもち、キャリアを重ね、ある程度の収入を持って自立している人がほとんど。時代が変われば男女の関係も変わってきて当然です。なのに、相変わらず日本の男性の恋愛観は昔のままのようで。

「特に日本は子ども文化というか、若い女性がいいと考える男性は多いですよね。連れて歩くには若くて可愛い女性の方がいいのもわかるけど」
でも連れて歩くためだけの存在だったら、アクセサリーと一緒。そのうち飽きる表面的な関係しか築けません。

「そういう女性に魅かれる時期があってもいいと思いますけど、本当にいい男はある日気付くと思うんですよ。それだけじゃダメだなって。それに気付いた時が、本当に“いい女”をゲットできる時なんじゃないかしら」

 ★媚びるのでなく、上手に甘えられるのは“いい女”

自分にとっての一生モノのいい女を見つけたとしても、お互いが幸せになれてこその恋愛関係。男性、女性である前に、人として、お互いを尊重できることが大切だと言います。
「基本的に優しさがない人はダメ。特に一対一で付き合うなら優しさは大事でしょうね。相手を思いやるとか、リスペクトするとかね。自立していても自分が一番じゃない人がいい」

「あと、ちゃんと人の話を聞くというのは、人としての優しさだと思いますね。相手を気遣うのと、媚びるのは違うってことです。媚びるのは何かギフトを求めている気がします。気遣うのは無償のものでしょう」

「それと、女性のなかには媚びる=甘えるって思う人がいるけれど、それも別だと思いますよ。甘えることって、“いい女”の条件の一つじゃないかしら。上手に男性に甘えることは難しいんです。私は甘えられないの。だから、私は“いい女”じゃないのよね(笑)」

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もう一人の岡本太郎と呼ばれた岡本敏子さんは歓びの天才だった

■太郎さんと敏子さん
79歳でこの世を去る直前まで、
キラキラとした少女のような笑顔で笑う女性。
まるで初恋のように、愛する人について語る女性。
まるで母のように、温かく優しく微笑む女性。
それが…、岡本敏子さん。
岡本太郎さんの秘書であり、後に養女になり、実質的には妻ともいえる存在。
長年にわたり岡本太郎さんを支え続けた最良のパートナー。
養女?  妻?  パートナー?  えっ?それって?  なに?
なぁ~んて、ついつい聞きたくなる… というものですが…
そんなことは、おかまいなし。
「なんで、結婚してくれないのよぉ~~~」なんて言葉も、敏子さんはもちろん言いません。
50年近くも、ず~っと側にいたのに、語る目が、本当にキラキラとしていて
ず~っと 太郎さんに恋し続ける少女のよう な言葉の数々。

■「もう一人の岡本太郎」敏子さんは「歓びの天才」

敏子さんは、太郎さんが日々何気なく発する言葉の数々を、
目を輝かせて聞き入り、必死にメモして歩きました。
しばらくして、敏子さんがまとめたメモを太郎さんが見る。
2人が会話する。盛り上がる!盛り上がる!
そこから更に発想が膨らみ、発展していき… 太郎さんは言葉を発する。
敏子さんは、それを更にメモしていく…
太郎さんがメモをみる… 二人が会話する… 発想が膨らむ…

そんな繰り返し、そんな二人の関係の中で、爆発するように化学反応を起こし、
数多くの作品や著書が生まれました。
実際に、多くの著書は、太郎さんが口述し、
それを敏子さんが原稿としてまとめたものであることは有名な話で
敏子さんは、「もう一人の岡本太郎」だったとも言えるでしょう。

更に敏子さんは、「歓びの天才」だったともいいます。
作品をみて、「わぁ~、凄い」「いいわねぇ。いい。いいなぁ」と
時には涙を流しながら、全身、全存在で歓ぶんですって。
岡本太郎さんにとって、敏子さんは
正に、芸術の女神「ミューズ」だったんでしょうね。

話せば会話が膨らむ…、
いつも誉めて励ましてくれる…、
自分の才能を心の底から信じてくれる…
これは、男女関係なく “モテ” ますね。
究極の “モテ” 技術 かもしれません。

■自分自身で決めた “太郎さんと一緒の人生” 
ある日の太郎さんと敏子さんの会話。
「オレが岡本太郎でなくなったら、自殺するよ。」
「心配しないでいいわ、太郎先生が年とってボケたりしたら、
もう、岡本太郎でなくなったら、わたくしが殺してあげます。」
「わたくしも死にますから」
さらりと明るくこんなことを言ってのける敏子さん。
敏子さんは昔から、岡本太郎さんがいらっしゃらなくなったら殉死するつもり、
と公言していたそうです。

決して、太郎さんに振り回され、我慢し、身を捧げる… そんな受身の人生ではなく、
自分自身の価値観で、自分自身で決めた “太郎さんと一緒の人生” だったからこそ、
周りが心配するような 二人の関係に対する 不安 だとか 悲壮感 など一切なく、
敏子さんは、控えめなのに隠しきれないように、凛としたオーラを放ち続けられたのでしょう。

それにしても、79歳にして、存在自体の この透明感。
敏子さんのように生きることができたら…、
おばちゃんにも おばあちゃんにもならないのかもしれませんね。
ある番組の中で、岡本太郎記念館にもよく足を運ぶという 宮沢りえちゃん
「太郎さんと敏子さんの関係は、 最も憧れる関係。」と話していました。

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2020.11.06

「木の文化」の歴史と行く末。

ヨーロッパの「石の文化」に対して、日本は「木の文化」だと言われます。しかし、日本人がどの程度それを実感し、そうであることを求めているかというと、疑問に感じる部分もあります。今回は、マツ・スギ・ブナといった、日本人にとってなじみの深い樹種をとりあげ、それらの木と日本人とのかかわり方をたどりながら、日本の「木の文化」の行く末について考えます。

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2020.11.05

寄り合いという日本古来の決定システムから見える「空気で決める全員一致の共認形成」

先日の実現塾で「寄り合い」について少し議論が出た。

議長からはこの寄り合いという合議方式が民主主義と正反対の共同体的な決議方法であり、共認形成する際のの手続きでもあると提起。日本人は空気で決める。なんと最高決議機関の国会ですら話し合った後、最後は「そういうことで・・・」と空気を読みながら議長が発するらしい。我々日常の会社の会議でもこの空気で決める共認形成は少なくない。寄り合いとはすり合わせであり、空気の読み合い、気が合った空気を作る為の場ではないか。

下記は1970年代の対馬での逸話を書かれているが、寄り合いとはどういうものか、どのように物事を決めて守っていくかがよくわかる。
長い場合は丸3日間かけて村の方針を話し合って決めるという手法は現代のスピード社会には馴染まないようにも思えるが、裁判に何年もかける現代社会と比べればどちらが長いか(効率がわるいか)はわからない。いや、むしろ共認形成をじっくり行う事がその後のスピードを決めるとも言え、この何百年も続いた寄り合いというシステムは決して過去の慣例ではない。

多数決や上からの指令、ましてや意味のわからない無数の法律、そういうモノの中で私たちの最も重要な「どうする?=行動」は決められていく。自治や自主、自立を言うのであればこの寄り合いのような自らの組織を自ら入り込んで決めていき、それをみんなで守っていくことだろう。

そういう社会が決して理想ではなくつい50年前まであった日本の社会であった事は記しておきたい。
過去のるいネットの記事から紹介しておきます。

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2020.10.29

縄文体質は敗北思考~共認の時代を本物にするには支配から脱却する事実の観念体系を産み出す必要がある。

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シリーズを通してBIが縄文体質=日本人の活力再生に一役を与える事は示唆してきましたが、シリーズの締めとして、BIはきっかけにはなるが、やはり本質は別のところ、つまり集団のあり方や人としての生き方、観念と心(共認)の整合などもっと深い地平にありそうです。性の再生や解放がBIだけでは語り切れないのはそこかもしれません。次のシリーズに向けて新たな課題です。
(中略)
縄文体質故の本源性や追求力、共認形成力が正しく作動せず。
むしろ、長いものに巻かれる思考や、マイナスに働くいじめのような共認に縄文体質が使われてきており、私権時代ならまだ有効に働いた活力が全て閉塞方向に閉じて行っている。縄文体質故に活力衰弱というのは本末転倒だが、ただ、これを突破するのも縄文体質故の日本人でしかない。何よりも学校教育からの脱却、支配観念からの脱出しかない。
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2回前の記事で上記の事を書きましたが、先週の実現塾ではこの”本質”に迫る追求が行われた。新しい認識は熱いうちに発信せよが当ブログのモットーですので、まだ切り口に過ぎないが、縄文体質を持つ日本人がなぜ世界でダントツに活力衰弱してきたのかを押さえておきたいと思います。 活力衰弱とは言い換えれば統合不全である。統合不全故の思考停止、追求停止に他ならない。なぜ日本人がここまでひどく、現在落ちてきたのか?その答えは縄文体質にある。
この縄文体質残存の歴史を押さえておきたい。

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2020.10.22

縄文体質は未来を拓く(番外編)BIは私権社会を変える、そのきっかけは男女関係の変化

今回はベーシックインカム(BI)と性の関係を考えていきます。
非常に繋がりにくいので、一旦現状の性の状況と近未来の性を予測する事から始めます。

★先の記事で書きましたが、日本人の性捨象の意識は全世界でダントツに高い。
セックスレスは1980年以降年々高まり、結婚して子供を作って以降はほぼセックスレスという夫婦が常態化、さらに独身でも20代、30代の童貞、処女率は年々高まり、最近のデーターでは20代前半でも6割が童貞、処女という割合。さらに現在の小中学生に至っては性はキモイという意識まで進み、性は単にタブーなだけではなく、忌み嫌うもの、取り入れたくないものに変化してきています。このままのペースで性捨象が進めばその行きつく先は少子化から人類滅亡へとこの先100年もすれば一気に進んでいく可能性すらあります。この傾向は私権社会の歴史の浅い日本人が先行して進んでいるだけで、世界中おそらく同様の傾向が訪れるはずです。

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2020.10.15

日本人の色彩感覚の底流は自然との同化から受け継がれている。

日本人の色彩感覚や美意識は、日本とその他の国に大別されるほど、特異な違いがみられます。それは、狭い国土と、辺境の島国により他国の侵略を受けなかったことにより、縄文以来、独自の文化を維持し、その文化を基礎に他国の文化を受けいれ、加工し、独自文化に塗り重ねてきた結果だといえます。 建築様式にしても、機能面の応用に加え、あくまでも美にこだわり続けてきました。 五重の塔の屋根を支える梁構造でも、中国伝来の放射状に伸びる梁構造とは異なり、屋根を支えるという力学的実用性に背を向け、視覚的な美しさを求めて四方に平行に伸びる平行垂木の梁構造が採用されて行ったのです。 西洋における貴族のための芸術と異なり、庶民にまでいきわたった芸能や娯楽の文化は、誰もが共感できる普遍的なものにまで洗練させていきました。 四季を感じ、自然をありのままに表現する能力は、他国民とは脳構造まで異なる進化をとげてゆきました。 こうした日本人の特質を生かし、プラスチックなどによる効率化一辺倒の工業社会から、自然素材による本来の性能を生かした日本らしい文化の再生を目指してゆきたいものです。

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2020.10.15

縄文体質は未来を拓く(最終回)~眠っている縄文体質はいつ、何をきっかけに表出するか。BIがきっかけにはなるが、本質は別のところにある。

最終回はこのシリーズをダイジェストしてみます。各回の記事のエッセンスを抜き出しました。シリーズを通してBIが縄文体質=日本人の活力再生に一役を与える事は示唆してきましたが、シリーズの締めとして、BIはきっかけにはなるが、やはり本質は別のところ、つまり集団のあり方や人としての生き方、観念と心(共認)の整合などもっと深い地平にありそうです。性の再生や解放がBIだけでは語り切れないのはそこかもしれません。次のシリーズに向けて新たな課題です。

 “自然”・“職人気質”・“仲間意識”・
“はたらく”・“性”・“信仰”

これらがベーシックインカム(BI)の社会でどう人々を動かしていくか?これらのキーワードをベースにどう可能性へと繋いでいけるか、多少無理かもと思いつつ、やはり突破口は日本人の持つ本源体質でありそれを産み出す縄文体質である事は直感ではあるが、ほぼ間違いないだろう。

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第1回 頻発する自然災害とBI(ベーシックインカム)の相乗効果

★ベーシックインカムを沖縄から
はたらくことの意味。貯蓄の意味。全て変わります。
生きることの意味。変わるかも。
お金の意味。変わりませんが、力が弱まります。

またBI時代のボランティアはボランティアとは言わないかもしれない。社会的に必用な仕事として社会行動事業とか助け合い事業などと名前を変えて実態に即した意味ある仕事になっていく。つまりこれまでの災害が一過性であり、忘れやすく、喉元過ぎれば的であったものから、自然災害を梃に仕事や労働を通じて縄文体質が生起され本源性が次々と再生していくきっかけになっていくのではないか、そういう可能性としてBIを考えてみたい。
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第2回~”仲間意識” お金に代えられないものが人を繋げる時代

改めてBI時代の仲間意識とは何か?
贈与関係もありますが、広く人と人を引き付ける引力の事だと思います。
それが互いの期待や、まさに人の為、世の為 そこに繋がるのではないでしょうか?
そして引力とは皆が広く求めている課題=社会をどうするとか、どうすれば良い社会を作れるか、そこに可能性を求めて集まる追求仲間の事だと思います。
私権社会の人工的な集団から課題を中心とした追求仲間へ、BI時代はそこへ日本人が元々持っている協働精神が開かれていく事を期待しています。

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第3回~”職人気質” 生活が保障されれば、本物の追求力が芽生える

BIはこうした職人の世界を救う、起死回生の政策となるに違いありません。最低限の生活費さえ保障されれば、地域の誇りとなっている伝統技術の継承を目指す若者は確実に増加するでしょうし、営利目的を度外視した、みんなに喜んでもらうための技術の追求も加速することでしょう。縄文気質の再生です。(中略)

お金のために働かなくてもよい社会になれば、何を目的に働くのか。そもそも勤勉な日本人は、強制されなくても働く気質を持っています。目的は誰かの役に立つ、誰かに喜んでもらえる充足感となり、そのために本来備わっている追求力を存分に発揮する社会に転換するでしょう。 職人に限らず、あらゆる仕事が強制労働から解放され、内発に基づく主体的な行動となり、活力ある社会が実現すると思われます。
ベーシックインカムには、こうした本源的社会到来の期待感で満ちています。
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第4回~BIは”はたらく”を労働から仕事へ変える

BI後の社会で人々の意識は解放され、新しい意欲の湧く働き方、本来の仕事の楽しさを見出していく可能性が高いのです。さらに私権時代の最中でも人の為、集団の為、社会の為に働くことに意味を感じていた日本人はその縄文的資質を再生し、より豊かに様々な方向性に仕事の意識が広がっていくでしょう。
ひとつは趣味の世界を仕事にする人、ひとつはお金にならなくても好きな事、得意な事を手掛け役に立つ人、ひとつはリスクが減った為、起業して新しい仕事を模索する人。ひとつは無償でも、そのままボランティアを仕事にしてしまう人。いずれも労働意欲はBI前より上昇し、働く事の意味を噛みしめていく時代に入るでしょう。(中略)
私が興味を持つのは、縄文体質が果たして今の日本人にどれだけ残っているかという事ですが、日本が現在世界でトップを切って活力を衰弱させているとしたら、それは縄文体質が残存している所以であるとも考えられ、イギリスやフィンランドで成功した以上の効果と変化を遂げるのではないかと期待しています。
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第5回 BI時代の「信仰」とは人へのあくなき同化から始まる

好きな事ややりたい事に邁進できるという反面、今までの賃金の為のぶら下がりの労働はAIに取って代わられる。新しい仕事はどんどん生まれていくが、それが人々の役に立つ、未明の課題に挑戦するものでなければ忽ち見透かされてしまう。その意味では仕事はAIではない人類でしかできない文字通り未知への追求力の時代に入る。人の役に立つ仕事=追求力の決め手は相手への徹底同化から始まる。

何を相手は求めているか、それにどう応えていくか、相手さらに社会に同化し、自分発ではない相手発の頭の使い方をする事が必要になる。これまでの学校で身に着けた勉強世界での追求は全く役に立たず、ひたすら仕事世界での外圧や期待に応える追求でなければ使い物にならない。その意味ではBI後の世界は追求、同化の力が求められる。言い換えれば私権時代の宗教や学校のように与えられる架空の教義や役に立たない教材への同化ではなく、BI時代の同化とは人や社会、自然世界に同化し答えを追求する時代に入った。学校教育で錆びついた潜在思念を呼び覚ます為にも、自然世界への同化力を未だに持っている日本人の可能性はこの“同化”にあると思います。
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第6回~BIは”本来の性充足”を開放する。

この記事ではなぜBIが性充足を開放できるのかの関連性について明確に書かれていませんでしたので紹介は割愛します。このシリーズの最後のまとめとして次回投稿で再度追求にチャレンジしていきたいと思います。性の衰弱は単にセックスレスの話だけでなく、活力の衰弱、意欲の衰弱でもありこれを反転しない限り、本当の意味での活力再生にはならない。またかつて1万年以上、性をもっとも充足できるものとして生活の中に深く根差していた縄文の性の再生なくして縄文体質が未来を拓くとは凡そ言えない。それくらいこの問題は今回のシリーズの肝になるテーマです。確実にその萌芽はでているし、縄文の性=本源の性は再生しつつある。次回にぜひ!

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第7回 なぜ日本人は世界でダントツに活力がないのか?

70年代に貧困が消滅、豊かさが実現するや否やその活力は私権もろとも一気に衰弱してしまう。であれば、別の活力、本源的な縄文体質からの本物の追求活力が立ち上がってもよさそうなものだが、そこには行けていない。なぜか・・・。
先の悪しき学校教育の影響はあるが、それ以上にマスコミ支配に代表される、西欧観念の支配の根深さだ。権利や自由、個人、民主主義など決して実現しない架空観念に支配されている。この間のコロナの問題を見ても日本人はマスコミに騙され、誰もコロナとは何かを自らの頭を使って追求する事すらしない。観念の根っこを支配されたが故に潜在思念が封印され、これが縄文体質の表出を抑え込み世界中見渡しても類を見ない活力衰弱の国民になっている現状なのだ。

・旧い学校教育の影響
・縄文体質故に私権活力は直ぐに低下
・観念はマスコミと学校教育で架空観念に支配。
・思考停止。

縄文体質故の本源性や追求力、共認形成力が正しく作動せず。
むしろ、長いものに巻かれる思考や、マイナスに働くいじめのような共認に縄文体質が使われてきており、私権時代ならまだ有効に働いた活力が全て閉塞方向に閉じて行っている。縄文体質故に活力衰弱というのは本末転倒だが、ただ、これを突破するのも縄文体質故の日本人でしかない。何よりも学校教育からの脱却、支配観念からの脱出しかない。

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2020.10.08

火山噴火が「古事記」のアマテラス神話を生み出した。

なぜ、アマテラスが最高神なのか?

日本の神々の世界で最も権威と知名度をもっている神さまはアマテラスです。なぜ、アマテラスがいちばん偉いのか? ワノフスキーの古事記論『火山と太陽』を踏まえ、火山神話という仮説から古事記をみると、ひとつの回答が得られます。

アマテラスが偉いといわれる二つの理由

1.天皇家の先祖神であるから。 2.太陽の女神だから。

このふたつが常識的には考えられます。

一つの説の論理は、

日本でいちばん偉いのは天皇である

だから、天皇家の先祖神であるアマテラスがいちばん偉い神さま

という単純にして明快なものです。

古事記にかかれた系譜によると、イザナギ-アマテラス-オシホミミ-ニニギ とつづき、ニニギが天孫降臨によって天皇家の始祖となっています。 古代以来の天皇制と明治維新以降の国家神道により、アマテラスが最高神にもちあげられたということになります。

二つ目の説の論理は、

日本人の主食は米である

だから、日本でいちばん大切な産業は米づくりである、

豊作をもたらすには十分な日照時間が欠かせない、

したがって、太陽の女神であるアマテラスがいちばん偉い

というものです。

弥生時代以来、日本列島の主要産業は稲作であり、昭和時代しかも戦後のある時期まで、地方では県庁所在地の近郊でさえ、水田が広がっていたといいます。稲作文化とからめたアマテラス最高神説が説得力をもっていたことがわかります。

この説の弱点は、実証性に乏しいことで、古代、中世をふくめて、日本の農業社会における太陽信仰は確認されていないそうです。

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posted by tanog at : 2020年10月08日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

 
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