2010.07.10

シリーズ:「国家と市場」第6回 【市場の統合限界は、国家の統合限界でもある】

国(政党、政治家)に何を求めていますか?」
という街頭インタビューで、数年前、否、今でも必ずと言っていい程
景気回復!」という声が返ってくる。
いつまでも、どこまでも、景気(経済成長率)は延び続けるものなのだろうか?
マイナス成長、逆にプラス成長といっても数パーセント若しくは、0.数パーセントという数字がここ十数年の数字である。
実は、この数字にはカラクリがある。
日本の国債残高が900兆、1000兆という数字を聞いた事があると思います(数年前は知らない人も多かった)。
毎年、数十兆もの国債をつぎ込んでやっと、数パーセントの経済成長率を叩き出すのがやっとで、この国債をつぎ込まなければ、明らかにマイナス成長にしかならない。
GDP-thumb.jpg
市場の拡大限界は、とっくの昔に来ていたのであって、国債と言う延命策によって生きながらえていただけである。
バブル期に、「市場には、拡大限界がある! 」と言っても誰も信じなかったでしょうが、現在そう言われれば「そうかもしれない!? 」と答える人が増えているのではないでしょうか?
では、そういった感覚的なものではなく、論理的に“市場の拡大限界”と、しかも、それが“国家の統合限界”をも孕んでいるという記事を紹介します。
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posted by sodan at : 2010年07月10日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List  

2010.07.10

シリーズ「インドを探求する」第7回~インド哲学は何を解明したか?

さて、インド哲学、具体的にはどういうものなのか?
さわりだけですが紹介してみたいと思います。インド哲学の第一人者の宮元啓一氏の書籍からの紹介です。
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posted by tano at : 2010年07月10日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2010.07.09

シリーズ「インドを探求する」第6回~インド哲学はなぜ起きたのか

インドを調べ始めて2ヶ月、いよいよインドの本質であるインド哲学について迫っていきます。
と言っても、2ヶ月やそこらでインドの哲学がわかるほど甘くありません。 🙁 数冊の本を齧り読みし、ネットも方々当たったのですが、なぜインドで哲学が発生したのかという部分にはなかなか到達できませんでした。最初に反省から入りましたが、それでもこの間調べたインド哲学の起源と、その中身の一部をこのブログで紹介しておきたいと思います。
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posted by tano at : 2010年07月09日 | コメント (4件) | トラックバック (0) List  

2010.07.06

縄文集落を解明する 第1回 【縄文を学ぶ位置付け-3】

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はじめてこのブログに投稿します。
日本人にとっての縄文時代は、他の時代とは違う、特別な時代として語られることが多いです。
12,500年間という長い年月、他の歴史に類を見ない安定的な社会を支えてきた仕組みに興味はつきません。
前投稿の言葉を借りれば、「自然と共生するための高度な野生の思考」の正体はなんなのか?、そしてそれはどのような集団の中で、創り出されたのか?、それを生みだした外圧状況はなんだったのか?・・
これらを解明することで、現在の閉塞状況を突破していく糸口を探っていきたいと考えます。
今回は縄文時代の集落のありかたから、その当時の集団統合のありようを考察していきます。
親族を中心にした30人程度の小集団が、100、300規模の大集団に拡大していくためには、従来の集団統合様式を超えた統合軸を形成していく必要があります。それはどんな統合軸だったのか?
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posted by chai-nom at : 2010年07月06日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2010.07.03

シリーズ:「国家と市場」第5回【市場は社会を統合する機能を持たない】

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グラフはGDPと国債額の比較(経済成長期以降、市場は自力で拡大できなくなり、自身の拡大を国家(国債)に押し付けてきた事を示しています。)
このシリーズは、導きの糸として「るいネット」の史的構造論から「超国家・超市場論」のいくつかの記事を引用して紹介させていただき「国家と市場の普遍構造」を解明しようとしています。
これまで、
第1回【私権闘争を統合した 力の序列原理】
では、私権闘争⇒力の序列原理⇒武力支配国家と身分観念
という国家の起源(基礎構造)を明らかにし、
第2回【国家(力の序列共認)と その統合限界】
では、国家(と力の序列共認:身分制度)の下では、私権闘争を活力源としながらもプラスの可能性が封鎖されているという武力支配国家の統合限界の構造を示し、
第3回【私権闘争の抜け道が、交換取引の場=市場である】
では、2の統合限界を踏まえ、市場の真の起源は、私権闘争の抜け道としての快美幻想共認=「騙し」をテコとする私益行為であるという事実から市場の基礎構造を明らかにし
第4回【何をするにもお金がかかる社会】
では、私権圧力による抑圧からの解脱⇒快美幻想(手放せない)と事と、お金が万人の評価指標となった事が、現在の市場社会に到る構造であるとしています。
現在、市場のグローバル化が進められた結果、アメリカの金融危機は世界的な経済危機を引き起こしてしまう状態になっています。市場にはもっと決定的な問題構造があるのではないか?
第5回は「市場と国家」の構造に、更に切り込んだ記事を紹介します。
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posted by nandeya at : 2010年07月03日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2010.07.01

『縄文の集団に学ぶ』第2回【縄文を学ぶ位置付け-2】

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 『縄文の集団に学ぶ』第1回【縄文を学ぶ位置付け-1】では現代社会の歴史教育の問題について扱いましたが、どういった弊害が考えられるでしょうか。今日は実際に土器の文様を長く研究されている学芸員の方より、現在の歴史教育に対する問題意識、また縄文時代を学ぶことの意義について紹介したいと思います。

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posted by dai1028 at : 2010年07月01日 | コメント (1件) | トラックバック (0) List  

2010.06.30

シリーズ:『イスラムを探る』第7回 イスラム帝国の拡大と分裂

未分類

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<アッバース朝の国旗 ウィキペディア(リンク)より引用させていただきました。>
これまでの『イスラムを探る』シリーズで見てきたように、570年頃、神の啓示を受けた一人の人間=ムハンマドから始まったイスラムの教え(=イスラム教)ですが、彼を中心としたイスラム共同体=ウンマは、紆余曲折を経ながらも、イスラム帝国を築くまでに拡大していきます
また、イスラム教徒の数は、現在もなお増え続け、その数は13億人とも15億人 とも推測されており、近い将来、キリスト教を追い抜き、世界最大の宗教?になるとまで言われております
これって、よくよく考えてみたらすごいことですよね 🙄
そこで今回は、おさらいの意味も含めて、イスラム共同体の拡大過程を見ていきたいと思います
その前に、いつものヤツをお願いします
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posted by marlboro at : 2010年06月30日 | コメント (3件) | トラックバック (0) List  

2010.06.26

シリーズ:「国家と市場」第4回 【何をするにもお金がかかる社会】

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場所を借りるにもお金がかかる(貸し会議室)・・・・、
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・・・教育にも金がかかる・・・・。
これまで3回にわたり、武力支配国家の誕生~その統合限界と矛盾、その隙間をついた交易→市場の発生とその後の拡大までの一連の流れをみてきました。
どんな生物でも、絶対的な生存圧力でさえ活力源として生きて(=適合して)ゆく。しかし人類における武力統合⇒身分制度の共認は、絶対的な私権圧力を活力源としながらも、その拡大の可能性が閉ざされるという、”絶対矛盾”を孕むことになります。
そこからの”抜け道”として市場が発生しましたが、その後の市場拡大は、「私権の強制圧力」という”抑圧”からの解脱として、一貫して快適さ、便利さを追い求めた結果といえます。そうして、この便利さ、快適さは誰もが手放せないものとなります。
その結果、現代は【何をするにもお金が掛かる】社会となりました。
なぜそのようになったのか、その普遍構造を押さえ直してみたいと思います。
いつものように応援をよろしくお願いします。~by saah
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posted by saah at : 2010年06月26日 | コメント (2件) | トラックバック (0) List  

2010.06.25

シリーズ「インドを探求する」第5回【インド・アーリア人社会の浸透】

 インドにおいて、本源性がどれほどあるのか?それを探るため、前回は先住民族である「ドラヴィダ人」に焦点を当てました。
 その中において、ドラヴィダ人は現在も母系制であることから、本源性を大きく残していると考えられます。
 では、そのインド社会の上層部を占める「インド・アーリア人」はどうであったのでしょうか?
 今回は「インド・アーリア人」に焦点を当てていきます。
●これまでのシリーズ記事
新シリーズ「インドを探求する」
現在のインドの状況
インド人とはいかなる民族か?~日本人とインド人の評論から~
シリーズ「インドを探求する」第3回~地理的観点からインド史を観る~
シリーズ「インドを探求する」第4回 【インダス文明とドラヴイダ人】
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posted by jomon10 at : 2010年06月25日 | コメント (0件) | トラックバック (0) List  

2010.06.21

『縄文の集団に学ぶ』第1回【縄文を学ぶ位置付け-1】

もう一度学びたい…大人向け歴史教科書の売れ行き好調
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産経ニュースより
最近は、歴史を学ぶ人が増えているようです。社会人になり、歴史を学ぶと面白いだろうなーと僕自身もよく思うし、僕の身の回りの人々も同じように感じているようです。
ところが、学校教育を通じて触れてきた歴史は、実はとても狭い範囲に限られています。西暦が示すように、約2500年間くらいの範囲が主に取り上げられ、中身は人物や出来事を中心に、テストや成績のために覚えるというような勉強でした。
今回のシリーズ『縄文の集団に学ぶ』は、我々が主要に学んできた約2500年の歴史の前の約12,500年の歴史です。日本の歴史を縄文時代からと考えれば、約15,000年の歴史になり、日本の歴史の約80%。現在の日本人に、塗り重ねられたものがきっとあるでしょう。
第1回は、まず現代社会の歴史教育の問題を取り上げたいと思います 😮
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byさーね

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posted by sawatan at : 2010年06月21日 | コメント (8件) | トラックバック (0) List  

 
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