2012.09.05
シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~9.日本人の自然信仰と祖霊信仰の成り立ち
こちらからお借りしました~
前回までは、日本人の信仰心について時代毎に分析してきました。
今回は、今現在まで脈々と受け継がれている、人類の起源にまで繋がる自然信仰と、お盆などにみられる祖霊信仰の成り立ちをみていきます。
自然信仰と祖霊信仰はどのように生まれてきたのか?その背景には何があったのか?その真相に迫りたいと思います。
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posted by vaio at : 2012年09月05日 | コメント (3件) | トラックバック (0) TweetList
2012.09.03
始原の言語・日本語の可能性~むすび
「始原の言語・日本語の可能性」シリーズも今回で最終回になります。
全編 黒川伊保子氏の著書「日本語はなぜ美しいのか」~集英社新書 から紹介させていただきました。私たちは今回6名でこの著書を輪読し、特に心に響いた箇所をできるかぎり本編に忠実に転載させていただいたのですが、どこを切ってもじっくり味わいのある箇所ばかりで、黒川伊保子さんには大いに感謝しております。
黒川伊保子さんのいきいきしたインタビュー風景です。~こちらよりお借りしました。
当ブログは日本人の心の原点である縄文時代を中心に記事をつくり、発信していますが、著者が捉えている日本人、日本語、日本は実にしっくりくる内容の連続でした。縄文人が豊かな自然に同化し、その恵みを得る中で感性が作られてきたその歴史のまま、日本語の成り立ちも形成も伺うことができます。黒川氏は豊かな潜在思念でそれらを捉え、既成観念や近代思想の壁をわけなく突破し、自由に伸びやかに書かれたこの著書は、言語学という域に捉われない珠玉の一冊だと思いました。
最後に本編の各記事のエキス(抜粋)を紹介させていただきます。詳しくはクリックして記事を読んでみてください。
posted by tano at : 2012年09月03日 | コメント (1件) | トラックバック (0) TweetList
2012.09.01
始原の言語・日本語の可能性11~共認時代には日本語が相応しい~
みなさん、こんにちは。 🙂
第11回はこのシリーズを追求しながら、私たちが考えた事をまとめましたので、発表しておきたいと思います。なぜ日本語が始原の言語なのか?そして日本語の可能性とは何か?そこに迫ってみたいと思います。
日本語の起源説は言語学においては複数あり、なかなか決定打が出ていません。
語彙は南方、文法は北方由来という複雑な言語体系をしています。しかし語彙こそが起源であるとすれば、日本語は間違いなく南方(南アジア、東南アジア)の海洋地域を祖語としており、日本に人類がある程度まとまって到達した1万年前前後に形成された可能性があります。
日本語の成立モデルの一例(安本美典氏)~ブログ「共同体社会と人類婚姻史」
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posted by tano at : 2012年09月01日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.30
シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~8.明治以降の天皇の正当化と庶民の信仰
天照大神と淫祀とされた民間信仰
こんにちは!「日本人はなぜ無宗教なのか?」【阿満利麿著】より、ご紹介しながら、明治時代の庶民信仰の移ろいを見て行きたいと思います。
前回、【神話から出発した日本の近代】では、明治維新、新政府が国家神道という天皇支配を推し進める中、国内外の批判を浴び、神道は宗教に非ずというイデオロギー=倒錯観念を生み出し、国家統合を図ろうとしました。これらの政策で、庶民の信仰や意識は、どのような影響を受け、どうなっていったのでしょうか?そして、我々日本人は何を信じてきたのでしょうか?その解明するのに役立つかも知れません。では、見てみましょう・・・・
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posted by 2310 at : 2012年08月30日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.29
始原の言語・日本語の可能性(10)~早期英語教育は危険!?~
始原の言語・日本人の可能性シリーズ第10弾です
近年、日本では小学校でも英語が必須になったりと、早期英語教育が重要視されてきています。更に、もっと小さいうちから、英語を学べる施設も多く存在しています。
そんな早期英語教育のメリットは・・・・
・子供は英語に対する抵抗感がないこと
・言語能力はスポンジを吸収するように発達する。
・LとRの聞き分けができる(1歳前後まで)
・遊びの中で習得できる
確かに、幼少期から英語が話すことが出来れば、何だかかっこいい感じもします。
ところが、早期英語教育を間違った方法で行うと、英語はおろか、日本語までも十分に話せなくなってしまうようです。
今回ご紹介する記事では、そんな早期英語教育の危険性と、母語教育の大切さを教えてくれています。
引き続き、黒川伊保子「日本語はなぜ美しいのか」より引用します。
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posted by ty-happa at : 2012年08月29日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.28
日本の源流を東北にみる(1)~火山がもたらした東北の縄文
😀 みなさんこんにちわ。いよいよ新シリーズが始まります。
初回は縄文を彩った東北の概観把握ということでその土地と置かれている自然環境、自然外圧について見ていきたいと思います。
東北地方は6県あり、明治時代の廃藩置県によって地方に分類されます。隣接する関東や中部と比べて環境的特徴、歴史(縄文時代の遺跡の多さ)、文化などでこの6つの県の共通性は高いものがあります。
ただ、福島県に限っては、東北の玄関口という地理的環境もあり、関東と東北の中間的特徴を有しているようで他の5県とは東北としての特徴は少し異なるものがあるようです。また福島県は横に長い県で浜通り、中通り、会津でそれぞれ文化や歴史は異なっているようです。
今回は個別の県毎の特徴までは扱えませんが、東北地方としての歴史と環境を紐解いていき、なぜ縄文文化が東北に花開いたかの糸口を探ってみたいと思います。 😀
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posted by tano at : 2012年08月28日 | コメント (2件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.27
縄文考“ヤマト”とは何か?本編6.漢字表記“大和”を探る
firstoilさんの「縄文考“ヤマト”とは何か?」シリーズもいよいよ最後になります。
-序-
1.中心軸の設定
2.なぜ“ヤマのフモト”なのか?
3.“ヤマト”を日本語で探る
4.アヤで解く“ヤマト”
5.“ヤマト”は縄文由来の言葉
と続けてきたシリーズですが、最後は「6.漢字表記“大和”を探る」です。
長文の引用になりますが、firstoilさんの想いの詰まった「あとがき」までお付き合い下さい。
本編も気になりますが、その前に“ポチッ” と応援をよろしく願います。
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posted by yoriya at : 2012年08月27日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.22
夏休み企画 『お盆ってなに?』
(画像はこちらより引用させていただきました。)
みなさん、こんにちは 😉 夏もそろそろ終盤を迎えていく時期ですが、まだまだ暑い 日は続きそうですね
さて、社会人の方ですと夏期休暇が終わってバリバリ 働きはじめている方も多いかと思われます。みなさんは夏季休暇をどのように過ごされたのでしょうか
旅行に行かれた方や、家族とゆっくり過ごされた方、お墓参りに行かれた方、休みもなく仕事をされていた方など様々かと思われます 🙄
私自身も休み半々、仕事半々の夏季休暇だったのですが、休みながらふとある疑問が浮かんできました
その疑問とは・・・『日本人にとってお盆って何だろう?』です。
実際、全国共通でお盆の時期は8月15日頃と当たり前におもっていたお盆も、調べてみるとお盆の時期は地方によって異なるようです 🙄
そこで今回の記事は、毎年、日本人として当たり前に迎えているお盆について突っ込んで扱っていきたいと思います 😉
続きに進む前にポチっと応援よろしくお願いします
posted by marlboro at : 2012年08月22日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.21
日本の源流を東北にみる~プロローグ
東北は先述したように日本人の精神的原点である1万年に渡る縄文資質を最も色濃く残せてきた地域です。私達の中にもその資質は当然組み込まれているのですが、市場化、欧米化によって失われつつある日本人の資質を今一度、東北の地から学び取らなければなりません。東北人はあまり多くを語りません。ましてや震災に遇われた方々は、日々の暮らしを生きていくので精一杯です。2012年は復興元年になります。彼らはきっと力強く復興していくと思われますが、私たちはそれを注視し、理解し発信していく事が役割だと思います。 「東北と縄文~2011年が伝えたかった事」
2011の年末に東北と縄文というテーマで記事を書かせていただきました。
教科書の日本史は天皇家の歴史です。地域で言うと奈良、京都中心、せいぜい神奈川、江戸までです。その中で東北の歴史は一地方史として、表舞台にほとんど出てきませんでした。むしろ意識的に消されてきた可能性もあります。
しかし日本の歴史を紐解けば縄文時代は東北、中部、関東で育まれ、その後、東北は畿内渡来文化の影響を受ける事無く、おそらくは明治時代に入るまでその地方的特性、縄文的資質は脈々と流れ続けていたものと思います。
今回のシリーズでは年末の記事で課題化した日本人の資質を今一度「東北の地から学び取る」というテーマに改めて、じっくりとチャレンジしていきたいと思います。
追求するスタッフ6名のの出身地を並べてみます。
KMさん 埼玉/TNさん 愛媛/TKさん 島根/Sさん 長野/KTさん 東京/私 兵庫です。残念ながら東北出身はいませんが、東北の人に想いを馳せ、残っている自らの中にある縄文の心根に耳を傾け、東北の土地、人、歴史に同化していきたいと思います。
クロマンタ
このブログの中で東北の本質、表情を明らかにしていければと思います。
posted by tano at : 2012年08月21日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList
2012.08.18
ねぶた囃しに、遠く異族の血が騒ぐ
こんにちわちわわです。
今後我がチームは東北シリーズに取り組んでいこうと考えています。これから始まるシリーズに先駆けて、この休み中は、東北名物「ねぶた祭り」にスポットを当ててみたいと思います。
ネブタの初見は、「弘前藩庁日記」享保七(1722年)七月六日の条で、五代藩主津軽信寿が弘前城下の織座へでかけ、町印をつけた一番から八番までのネブタが紺屋町から春日町へ練り歩くのを見物した記事です。町人の祭りであるネブタは、しだいに盛んに行われるようになり、天保期(1830~44年)には見物人が膨大になり、ものものしい警戒のもとに運行され、城下最大の祭りに発展しました。青森町でもネブタの興行は藩政時代から行われています。
ねぶたすばらしいと思った方↓↓ぽちっと!
posted by tiwawa at : 2012年08月18日 | コメント (0件) | トラックバック (0) TweetList