2007年7月26日

2007年07月26日

アイヌ民族の海獣猟

前回は、アイヌの婚姻様式を紹介しましたが、今回は彼らの主要な生産基盤のひとつであった海獣猟を紹介したいと思います。   古代オホーツクと氷民文化《参照》
○海獣とは
海獣という呼称は、海を主な生活の場とする哺乳類の寄せ集めで、イルカ・クジラ類や、ジュゴンなどの海牛類、アシカやアザラシ、ラッコなどの血縁的にはまったく異なるグループをまとめて呼んだものである。
この中でも、ここでは、流氷が押し寄せるオホーツク海沿岸と特に関わりが深い、アシカやアザラシの仲間をとりあげてみたい。
○北海道の鰭脚類-アシカの仲間
北海道近海には、アシカの仲間(アシカ科)が三種生息している。
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体の大きい順に、トド・ニホンアシカ・キタオットセイである。
このうちニホンアシカは、かつては北海道から九州までの日本各地の沿岸で見られたが、一九七五年の日本海の竹島での目撃情報が最後となっており、既に絶滅した可能性が高い。
先史時代から人間に利用されていたらしく、北海道礼文島の浜中二遺跡からは、縄文人によって捕獲されたと考えられる大量のニホンアシカの骨が見つかっている。
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投稿者 naoto : 2007年07月26日  



 
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