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2009年08月11日
日本神話の不思議⇒追求課題は?
<ウィキペディア 天照大神(リンク)より引用>
みなさん、こんばんは。やっさんです
暑い夏も中盤に差し掛かって、明日からお盆休みという人も多いのではないでしょうか?
さて、今回の記事は、改めて古事記や日本書記に記載されている日本神話の神様(の一部)をおさらいしてみたいと想います
続きに行く前にいつものヤツをお願いします
ありがとうございます
さっそくいってみましょう
まず、下の図解 を見てみてください。神様の名前がたくさん載っていますね。
ファイルをダウンロード
日本神話にはこれ以外にたくさんの神様が出てきます。
例えば、図解によると、イザナミとイザナギの子どもは3人の神様しか記載されていませんが、イザナギとイザナミは81柱の神様を生んでいます。
最期に生まれた神様(アマテラス、ツクヨミ、スサノオ)が代表的な神様で、今まで生んだ78柱の神様と比べても、最も神々しかったので、3貴子(さんきしん・みはしらのうずのみこ)と呼ばれているそうです。
日本神話に出てくる神様は、その多くは神社の『祭神』として祭られています。
祭神は、律令制度以降に急速に進められた制度であると考えられるので、もともとあった神社は氏族の祖先など、何らかの神様を祀っていたと考えられます。それらの神様の上に塗り重ねる形で、後から祭神をあてがい、国家の統合を図ったと考えられます。
図解を見ていただければわかるように、神様に序列(ヒエラルキー)が付けられています。
ということは、なんらか神社にヒエラルキーをつけたかったのでしょう。その方が、国家統合を図りやすかったと仮説立てられます。(ここの追求はもう少し必要ですが・・・)
つまり、神様を祭神にした神社は、朝廷にとって重要視していた神社、あるいは氏族と見て良いと想います。
このブログでも以前に取り上げられましたが、古事記や日本書記は、藤原不比等という方が創作した書物だと考えられています。
もちろん、100%創作である可能性は考えづらく、、事実をもとにして神話に見立てたり、自分たち(朝廷側)に都合の悪いことは捏造したりしているのだと考えられています。
何が事実で何が捏造なのか?これらに答えを出そうと思ったら、自ら仮説を立てて論理整合するかどうかの検証(評価)をみんなで行なっていくことで始めて、古代史を解明していくことができるのです。
その上で、疑問点⇒今後の追求課題をまとめておきます。
■疑問点⇒今後の追求課題
①藤原不比等が日本神話で三貴神を登場させた意図は?
→単純に読み解くと、3つの大きな勢力があったということ?
②記紀ではアマテラス・スサノオの話しが中心で同格神のツクヨミの話がほとんど登場しない。なんで?
→ツクヨミに見立てた氏族は闇に隠れた?
③現代でも日本中に稲荷、八坂、八幡などの有名な神社が存在しているが、そもそもどのような経緯で勧請が行なわれるのか?
→力のある氏族がその地に出かけていって建立した?あるいは同盟の証?
いずれにしても、もともと神社があった場合、「明日からこの神社の神様はこれです!!」と言われて、世論に受け入れられるのか?
④神社の明確な体系図がどこにも存在しないのはなぜか?
→祭神をとりこんだり、神仏習合したり、序列の再整備をしたりと、古代から現代に至るまで、神社の変遷は複雑ということはわかるが、どこにも存在しないのは逆に不自然・・・。
<br>
この続きはまたどこかで・・・。
以上、やっさんがお送りしました
投稿者 marlboro : 2009年08月11日 TweetList
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コメント
投稿者 鯉太郎 : 2009年9月18日 10:24
ユダヤ人がその後も長い間国を持たなくとも、『ユダヤ人』として生き続けてきた最大の理由は、彼らの“統合軸”が、土地や国といった、場所に固定されるものではなく、『宗教』という精神世界でのものだったからといわれていますよね。
逆に言うと、常に流浪の旅を強いられてきたからこそ、そうならざるを得なかったのでしょうね。