2009年7月25日
2009年07月25日
シャーマニズムの誕生~鍛冶集団と占集団
『三国志』において陳寿は「(卑弥呼は)鬼道を事とし、能く衆を惑わす。」と記している。律令国家、官僚政治(法制統合)の途上にある当時の中国知識人は既に、シャーマニズムを「詐術」として排除にかかっていたのであろう。勿論、その後にも道教としてシャーマニズムは民間信仰の中に残っていったし、日本においては修験道の中に、その伝統は継承されていった。
シャーマニズムは、アミニズム段階から私権闘争を経て、法制統合へと至る中間段階において、重要な位置をしめている。そして、シャーマニズムの時代は、青銅器文明、鉄器文明の時代と期を同じくしている。シャーマニズムについて調べていくと、青銅器、鉄器を作り出す「鍛冶師」とのつながりが浮かび上がってきた。以下、参考図書「古代製鉄物語」浅井壮一郎著。
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2009年07月25日
「東南アジアの文明を探る」
皆さんは東南アジアというとどんなイメージを抱きますか?
タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、マレーシア、インドネシアなどは、日本人にとってもなんとなく親近感を覚える国々であり、また、何か共通点を感じる人々です。
それが何なのか一言ではいえませんが、勤勉な国民性やその本源性にあるのではないかと思います。
かつて、イラン高原あたりで略奪闘争が勃発し、それが世界に波及していきます。シルクロードというとなにやらエキゾチックなイメージと浪漫をかきたてますが、ローマと西安を結び、市場(私権拡大)を波及させていった道とも解釈できるかもしれません。
今回から、そのシルクロードから少し外れた東南アジアの文明にスポットを当ててみたいと思います。
投稿者 hiroshi : 2009年07月25日 Tweet