2007年2月9日
2007年02月09日
縄文:東西-堅果類食料の違い~生活様式の違い
今晩は。さーねです 😉
今日は、『生業からみた縄文から弥生』の中で、堅果類食料の違いから東西の生活様式の違いを解明していきたいと思います
まずは、堅果類食料の種類と分布をおおまかにまとめてみました。
(詳しくは、『生業からみた縄文から弥生』を参考に)
●照葉樹林-アカガシ・アラカシ(水さらし),シイノキ(処理不要)
⇒西日本では、メジャーフード。縄文中後期の関東には存在したが、中部・東北には分布していなかった。
●落葉樹林-クリ・オニグルミ(処理不要),クヌギ(水さらし),ミズナラ・コナラ・トチノキ(水さらし+加熱)
⇒ほぼ列島全域に分布。(北海道を除く)
※『生業からみた縄文から弥生』の2 植物質食糧の種類より
※食べるために、”何も処理不要”・”水さらし”・”加熱(=アク抜き)”に分けています。
>・西日本の照葉樹林帯でも落葉性のコナラ・ミズナラ・クリ・クヌギを利用できる環境にあったことがわかるのである。
>・東日本の海岸部も照葉性のカシ・シイ類を利用できる環境にあったのである。
概ね、東西分布の違いはあったものの、上記に挙げた堅果類食料を採取する状況にはあった。ただし、標高が高く他地域に比較して寒い中部・東北のみ限られていたという状況です。
では、なぜ東西の生活様式に違いが出たのか 😮
ポチっと押してから
投稿者 sawatan : 2007年02月09日 Tweet