2011年5月19日

2011年05月19日

中国とは何者か?~農業の伝播~

文明の起源が世界四大文明(メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明)にあると言う、一昔前に流布し考古学では一般的でした。
その為、日本など東アジア諸文明の原点が、中国文明にあると考えている人々は多いのではないだろうか?

これも一昔前、人類は諸大陸で同時発生的に誕生したとする説が主流だった。この人類同時発生説と密接にリンクしたのが、四大文明説だった。しかし、今ではDNAの解析などにより、人類の起源はアフリカにあることが判明している。これは文明の発達にも同じことが言える。

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 ■代表的な農業地域

多文明共存時代の農業/高谷好一/人間選書241 p24より

つまり、文明も人類の到達した足跡に沿って、アフリカに近い地域から発達し、遠くへと伝播して行ったと思われます。
今回は農業を中心にその伝播を辿ってみたいと思います。

穀物農業の起源中心地域は西アジアのファータイル・クレセント(イランのザクロス山脈からレヴァントにかけて)とメソポタミア地域となっており、当初は、カシとピスタチオの疎林地帯に自生する野生ムギあるいは雑草型ムギから非脱粒性の突然変異種を見つけ、オアシスの灌漑農地で栽培することから始まったとされています。

そして、周辺へと伝播していきますが、伝播した先々で新たな環境に適応して、新しい展開をとげることになります。いわゆる地域農業が出現し、成熟していくのです。

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投稿者 yoriya : 2011年05月19日