2010年6月26日
2010年06月26日
シリーズ:「国家と市場」第4回 【何をするにもお金がかかる社会】
場所を借りるにもお金がかかる(貸し会議室)・・・・、
・・・教育にも金がかかる・・・・。
これまで3回にわたり、武力支配国家の誕生~その統合限界と矛盾、その隙間をついた交易→市場の発生とその後の拡大までの一連の流れをみてきました。
どんな生物でも、絶対的な生存圧力でさえ活力源として生きて(=適合して)ゆく。しかし人類における武力統合⇒身分制度の共認は、絶対的な私権圧力を活力源としながらも、その拡大の可能性が閉ざされるという、”絶対矛盾”を孕むことになります。
そこからの”抜け道”として市場が発生しましたが、その後の市場拡大は、「私権の強制圧力」という”抑圧”からの解脱として、一貫して快適さ、便利さを追い求めた結果といえます。そうして、この便利さ、快適さは誰もが手放せないものとなります。
その結果、現代は【何をするにもお金が掛かる】社会となりました。
なぜそのようになったのか、その普遍構造を押さえ直してみたいと思います。
いつものように応援をよろしくお願いします。~by saah
投稿者 saah : 2010年06月26日 Tweet