2011年11月9日

2011年11月09日

ツタ考4~鉄が変えた森の思想~

ツタ考シリーズもいよいよ今回が最終回となります。初めてこの記事から見られた方は、これまでの1~3章を読んでから入ってください。最後は縄文ブログの管理人をしていますtanoにて紹介させていただきます。
ツタ考1~縄文土器が“ツタ”える蛇信仰~
ツタ考2~森の言葉(コトノハ)~
ツタ考3~森が育んだ円環の思想~
さて、第3章で「円環の思想」という概念が提起されました。
そして著者は円環の思想は超越概念であるとしています。
私もまさにその通りだと思います。縄文人は循環の思想を発見する事で、祖先と子孫を繋げる“命の循環”に気が付いたのです。それは他の宗教で出てくる輪廻思想と似ていますが、山に篭って哲学者が発見したのではなく、それを日常の自然の風景や造形物から普通の人が自然に感じ取っていったという処が凄いところかもしれません。
蛇こそが“カミ”であったと著者は最後に示し、余韻を残していますが、きっとその続編がこれから作られるものと期待しています。
さて、今回の最終章は一転して縄文で作り出された“ツタ”の思想が消えていった弥生以降の時代の事を書いています。それでは、最終章お楽しみ下さい。
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↑著者から送っていただいた森の風景です。今の季節にぴったりですね。
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投稿者 tano : 2011年11月09日  



 
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