2008年7月17日

2008年07月17日

-騎馬民族は来なかったか?-

前回の「私権社会への移行」シリーズからは、北方騎馬民族の系譜をひくものが天皇家の始祖であるという事実が導き出されます。
古代史学会では、江上波夫氏が「騎馬民族説(騎馬民族征服王朝説)」を提起していますが、今なお批判が続いているようです。
今回は、この「騎馬民族説」を-騎馬民族は来なかったか?-宝賀寿男氏の要約という形で紹介したいと思います。

上古の朝鮮半島南部に扶余系の「辰王」という特異な存在の王があり、この流れをひくものがわが国に侵入し、北九州さらに畿内に転じて征服王朝を建て、崇神・応神にはじまる上古の王統につながった。
こういう発想の学説が戦後出されて、古代史学界の大きな問題となってきた。
今から五十数年前、戦後の混乱が続いていた昭和二十三年(一九四八)のことであるが、江上波夫氏により提起されたいわゆる「騎馬民族説(騎馬民族征服王朝説)」は、戦後になって出された多くの新説の先駆け的な存在であった。

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投稿者 naoto : 2008年07月17日  



 
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