2008年7月4日
2008年07月04日
持ち込まれた婚姻様式
渡来人の持ち込んだ最大のものは稲作などではなく、「私権意識と私権制度」であるという視点は、弥生時代以降を考える上で、極めて重要な視点だと思います。
さらに、前投稿では、「大陸でほぼ確立された支配制度(税制と体制組織)と自集団の婚姻様式(遊牧・略奪由来の私有婚)がもたらされた」と述べられています。
今回は、さらに突っ込んで、彼らの婚姻様式がどのようなものだったのかに触れてみたいと思います。
遊牧部族の父系制への転換 るいネット より
>当時、狩猟部族も採取部族も母系制ですが、遊牧集団は父系制にいち早く転換したようです。この父系制=男原理への転換が私権性の高まりや略奪闘争開始を解明する鍵ではないか、と直感的には思うのですが・・・。邪心集団→略奪闘争説への疑問 るいネット
もともと母系制であった集団が、遊牧に転じたら何故父系制に転換したのか、という問題から考えたいと思います。
投稿者 naoto : 2008年07月04日 Tweet