2012年7月6日
2012年07月06日
シリーズ「日本人は、なにを信じるのか?」~第3回:神仏と共に生きた時代
<宇佐神宮 リンクより引用>
今回「日本人は何を信じるのか?」シリーズの第3回目の記事ですが、若干の軌道修正を行います。
この間、日本人は宗教心のない特殊な民族であるということを軸にシリーズを進めてきたのですが、仲間と議論や調査を重ねていくうちに、「本当に日本人は宗教心が薄いのか?」という疑問が生じました。
というのも、日本全国どこに行っても神社や寺が数え切れないほど建立しているのは疑いない事実ですし、たとえそれらが支配階級主導で建てられたとしても、受け入れてきた日本人がいたからこそ、現在も存在できていると捉えることもできるからです。
現代人のアンケートだけをもとに、『日本人は宗教心がない』と断定してしまうのは、あまりにも浅い分析なのではないか あるいは、日本人の心の奥底には、日本の長い歴史の中で培われた私達が見落としているなんらかの構造が横たわっているのではないか
という期待感をもって、以下のようにシリーズの記事構成を見直します 🙄
1.プロローグ
2.現代日本人の宗教観
3.神仏と共に生きた時代 今回の記事
4.儒教の影響
5.近世における宗教観
6.葬式仏教とは
7.神話から出発した日本の近代
8.日本人と自然(宗教)
9.精霊信仰とは
10.祖霊信仰とは
11.共同体と信仰
12.日本人は何を信じるのか?(日本人の可能性)
今回は、第3回目の記事からスタートしますが、まずは日本人の宗教感について学んでいこうという主旨で、題して「神仏と共に生きた時代」を扱います
続きに進む前に応援お願いします
投稿者 marlboro : 2012年07月06日 Tweet