2008年9月22日
2008年09月22日
神話の背景にある社会構造
日本人の起源シリーズ。今日は、神話です。
文献に記録されて伝わる神話は、必ずしもその民族の神話の原初的内容を示すものではない。神話はその民族の主権者がみずからの権威を高め、また保障する必要性からつくられるものである。そこで権力の背景にある社会構造の変化に伴って、そのたびに修正される可能性をもっている。つまり当初につくられた神話が、のちのちまでその内容を変えないとはかぎらず、その民族の環境や生活様式の変化に伴い、それに対応した神話の内容で語られるようになる。(古代朝鮮と倭族 鳥越憲三郎著 中公新書)
なんで神話が必要だったか?主権者自らの権力を維持するために、自らが神であるよう知らしめる必要があるわけです。そのようなベールで包まれた神話を読み解く上で重要なのは、その背景にある社会構造の変化を読み取るということ。
朝鮮半島から日本への渡来したことは間違いない。しかし、日本と神話は類似性もあるが相違性もあるようです。今日は、日本と朝鮮では社会構造の何が違うのか?神話を通して考えてみたいと思います。 😮
「朝鮮と日本の神話を考える」上田正昭 京都大学名誉教授を参考にさせていただきました
byさーね
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投稿者 sawatan : 2008年09月22日 Tweet