2015年3月12日
2015年03月12日
再考「扇」~第2回 古代信仰の謎を解く鍵
この白井忠俊様の書いた随筆”再考「扇」”は扇という日本固有の道具から縄文由来の歴史さらにその背後にある本質を明らかにしようとする試みです。第1回では扇とは樹木の葉を表したものであり、その樹木とは古来からある神木ではないかという仮説まで紹介しました。第2回はさらにその樹木とは何か、樹木で何を具体的に表現したのかを追求していきます。
縄文人は森の文化であり、樹木とは切っても切れない関係です。樹木に神が宿り、その神を身近なものとして身につける道具が扇だったのではないでしょうか?第2回では吉野民俗学の根幹にある「性」が登場します。古代人(縄文人)は性を神に近い領域で神秘的なもの、重要な事として捉えていました。 (さらに…)
投稿者 tanog : 2015年03月12日 Tweet