2015年2月11日
2015年02月11日
大共同体「東南アジア」を支えるシステム~落延び民族(O2系統)から、屈強な闘争民族へと変貌したベトナム
●勤勉なベトナム人、戦うベトナム人
シリーズ第6段はベトナムを扱います。比較的穏やかで、のんびりした気質を持つ東南アジアの民族にあって、ベトナムは少し違った民族性を持っているように感じます。ベトナムの人々は日本人と同じで非常に勤勉だと言われます。
少し前まで世界中の企業が中国に進出し、生産拠点にしていましたが、「中国の後」ということで、ベトナムに焦点が当たっているようです。それは、人件費の問題だけでなく、中国人や他の東南アジア人に比べはるかに勤勉であるという点があるようです。おそらく、ベトナムは東南アジアの中でも(中心部が)「北」にあり、相対的に厳しい自然環境が、集団での組織化された生産活動を必要としたということではないかと推測します。
そして、ベトナム人の特徴はその勤勉さに加えてもう一点、「闘争性」です。超大国アメリカ相手に戦い、撤退させたベトナム戦争での強さがあります。圧倒的な国力の違いを跳ね返したその、闘争力はすさまじいもだと思います。 ベトナムは決してメジャーな存在ではありませんが、実は現代の超大国であるアメリカの衰退の原因を作ったとさえいえる歴史に残る勝利だと思います。
投稿者 tanog : 2015年02月11日 Tweet