2013年1月28日
2013年01月28日
弥生時代再考(2)渡来人が成した金属信仰~青銅に神が宿る
弥生時代は稲作農耕の始まりでもあり、金属器の始まりでもありました。そこで今回はこの「金属器」に焦点を当てて弥生時代から古墳時代への変遷を追っていきたいと思います。
ここでいう金属器とは青銅器と鉄器のことで、中国やヨーロッパでは、先に青銅器が、後に鉄器が使用されるのですが、日本ではほぼ同時に使われ始めました。それぞれの特徴を生かして、堅くて丈夫な鉄器は、主に農耕具などの利器として、柔らかく加工しやすい青銅器は、神具として発展していきます。
銅鐸 銅剣
鉄の農具
今回の記事では、西日本のほぼ全域に分布し、さまざまな形をもった青銅器製祭器について書いてみたいと思います。
投稿者 hi-ro : 2013年01月28日 Tweet