2020年12月24日
2020年12月24日
近年発見されている縄文時代の巨大土木遺産は何を意味しているか?~集団が集団の為に産み出した遺産
最近読んだ本瀬川拓郎氏の「アイヌと縄文」の中に記載された記事を紹介。
縄文時代の巨大土木遺跡が近年次々と発見されており、この遺跡は何のために誰が作ったのかが推察されています。著書では集団が集団の為に産み出した遺産と表現しており、後の古墳時代の権力の象徴としての大型古墳とはそもそも動機が違うと指摘している。またこういう巨大遺産を産み出す縄文時代はそれ自体をもっても物的にも精神的にも豊かな社会であったと指摘しています。もちろんその豊かさとは現在の豊かさとは全く異なりますが、人として生きていく上で必要な心の豊かさであった事は間違いないでしょう。
物的豊かさを超えて次代の豊かさを求め探している現代の人々にヒントを与えるものになるかもしれません。
投稿者 tanog : 2020年12月24日 Tweet