2013年5月12日

2013年05月12日

東にあった「もうひとつの日本」~4.防人歌に込めた東国の魂~

みなさんこんばんは。今日はまず風流な和歌からお楽しみ下さい。
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防人(さきもり)に、行(ゆ)くは誰(た)が背(せ)と、問(と)ふ人を、見るが羨(とも)しさ、物(もの)思(も)ひもせず
意味 「防人(さきもり)に行くのはどなたのだんな様?」と何の悩みも無く聞く人を見るとうらやましい。
唐衣(からころむ)、裾(すそ)に取(と)り付(つ)き、泣(な)く子(こ)らを、置(お)きてぞ来(き)のや、母(おも)なしにして
意味 衣の裾(すそ)に取(と)り付いて泣く子供たちを置いてきました。母もいないのに。
我が妻(つま)は、いたく恋(こ)ひらし、飲(の)む水に、影(かげ)さへ見えて、よに忘(わす)られず
意味 私の妻は、とても私のことを恋しがっているようです。飲む水に妻の影さえ映って、忘れられないのです。
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これらの歌は、万葉集に収められている防人の歌です。ご存知の方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、防人の歌がなぜ万葉集に多く収められているのか?それが何を意味するのか?まではあまり知られていないように思います。
今回は「東にあったもうひとつの日本シリーズ」のひとつとして、この歌を詠んだ東国の防人たち、防人制度を取り上げてみたいと思います :D
いつも応援ありがとうございます

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投稿者 mituko : 2013年05月12日