2020年7月23日
2020年07月23日
性欲と独占欲は繋がっているか~かつては男も女も互いの性を尊敬していた。
先日、とある会議で性について扱われた。
性欲は独占欲と繋がっており、相手をモノにしたい、独占したいという意識から性のスイッチが入る。
これは誰しも経験していると思うが、5000年前の私権社会以降、人類の性は独占欲と性欲が一体の物、或いは連動するものになっていった。特に恋愛至上主義が高まる近世以降はいかに最良の相手を自分のものに独占するかが人生の命題にまでなり、恋愛小説を初め、歌や日常会話までそれがごく当たり前、疑う事のない常識になっていった。
そして70年代豊かさが実現し、80年代から私権の崩壊現象が始まり2000年を超えるとセックスレスが常態化し始める。明らかに私権=独占の引力が失われた。しかし人々の意識は未だに性=独占、いかに彼女、彼氏をゲットするかに頭が捉われている。
その結果、草食男子は女が怖い、肉食女子は男を貪るなどとんでもない逆転現象が起き、あげくには結婚しない女、男が大量に発生し、男女関係が壊れている。もちろんこれが続けば少子化どころか人類滅亡だ。
どうしてこうなってしまったのか?
投稿者 tanog : 2020年07月23日 Tweet
2020年07月23日
高野山~真理を追求する下界から切り離された悟りの山
最澄と空海、天台宗と真言宗、比叡山と高野山。
平安に生まれた2大密教には、比較に値する大きな違いがあります。 政界に近い最澄の天台宗に対して、民間の庶民から生まれた空海には、政界に取り入ろうという野望は微塵もなく、ひたすらに真理を求め、真言密教を確立した体系へと追求しつくしました。
比叡山が、京都を一望するお山であるのに対して、高野山は人里離れたお山であり、日常の煩悩から解き放たれ、生きながらにして悟りを開き、即身成仏するにふさわしい環境を整えています。
何重にも重なる杉木立の山々に囲まれた、115の寺院からなる高野のこのまちには、今でもお大師さんを慕って訪れる人々の想いと密教を極めようとするお坊さんの想いが息づく、特別な世界が残存しているのです。
投稿者 tanog : 2020年07月23日 Tweet