2018年8月3日
2018年08月03日
「骨が語る日本人の歴史」~歴史学に根付く誤診を検証
面白い本を発掘したので紹介します。 「骨が語る日本人の歴史」片山一道 ちくま新書
発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない―旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復原し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。
投稿者 tanog : 2018年08月03日 Tweet