2021年7月15日
2021年07月15日
縄文人は2次元3次元表現に長けていたが、文字は受け入れなかった。
縄文人は土器や土偶のように3次元上の造形技術は世界に類を見ないほど、芸術性の高いものをもっていました。
縄文中期の土器には踊りの風景を描出しているものもあり、2次元表現についても、その技術は持ち合わせていました。
弥生時代に中国から渡来した鏡を模倣して製作された鏡には反転文字が見られ、これは文字を図表としか認識していなかったことを示しています。
世界の文明社会が文字を持つことが必要条件となっていることからすれば、同時代に栄えた縄文文明に文字は必要なかったのでしょう。日本人が文字を受け入れるのは、世界文明から2,000年も以降のことになります。
文字を使用する必要が無かったから、縄文人は1万年以上も平和な時代を存続できたのかもしれません。
投稿者 tanog : 2021年07月15日 Tweet
2021年07月15日
右脳の話=職人の言葉
今回は右脳の話を書きます。永六輔の「職人」という著書から「語る」の部分を抜粋紹介します。
これら全て実際の職人の口から出てきた言葉を集めたものです。
職人は手を使います。職人は右脳を使って仕事をします。
いや、無意識に右脳に問いかけて、右脳を刺激していい仕事をしています。
彼らから発せられる言葉にはその片鱗が伺えます。
これらの語録を呼んで「右脳で捉えるって何だろう」を考えるきっかけにしてほしいと思います。
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「オレは何かをするときに必ず自分の体に調子を聞くよ」
「教えるということは教わるということです」
「わたし下手な人には教えません。
下手な人に教えると、自分まで下手になってしまうものです」
「上手は下手の見本なり、
下手は上手の見本なり」
「苦労なんて耐えるもんじゃない。
苦労は楽しむものです」
「職業に貴賎はないと思うけど、
生き方に貴賤はありますねぇ」
「人間、(出世したか)(しないか)ではありません。
(いやしいか)(いやしくないか)ですね」
「いいかい、
仕事は金脈じゃない。人脈だぞ。
人脈の中から金脈を探せよ。
金脈の何かから人脈を探すなよ」
「子どもは親の言うとおり育つものじゃない。
親のするとおりに育つんだ」
「躾ってものは、
ガキのうちにやっていいこと、やっちゃいけないことを、
体で覚えさせることだよ」
「頭の悪いガキをつかまえて、頭をよくしようとするから、世の中が無理がいく。
頭の悪いガキには、それなりの生き方を探してやるのが大人の責任じゃないのかねぇ。
いいんだよ、多少は頭の悪いほうが。
愛嬌があってさ、世の中けっこう楽しくやれるもんだぜ。
政治家だって頭の悪いやつがあれだけいるってのにさぁ」
「コラッ!
あんまり勉強すると、バカになっちゃうぞ」
「樹齢二百年の木を使ったら、
二百年は使える仕事をしなきゃ。
木に失礼ですから」
「檜は不思議な木で、
健在にして二百年たった頃が、一番強くなるんです」
「桐の木は分類上では、木というより草のほうが正しいんですよ。
芯は空洞で、茎になっているんです。
そこがわかって仕事をしないと、桐の家具はつくれません」
「百姓っていうのは、百種類の作物をつくれる職人ってことなんだってさ」
「職人の仕事なんでいうものは進歩はない。
進歩しちゃいけない。
道具でも何でも、昔からのものを使ってんのが、いちばんいい仕事ができます」
「残らない職人の仕事ってのもあるんですよ。えぇ私の仕事は一つも残っていません。
着物のしみ抜きをやっています。着物のしみをきれいに抜いて、仕事の跡がのこらないようにしなきゃ、私の仕事になりません」
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