2021年4月8日

2021年04月08日

縄文時代の社会の仕組みと継続性~分業とネットワークによる持続可能な社会

近年では土偶や装飾性の高い土器などの芸術性が注目される縄文文化ですが、これらを道具としてもちいた彼らはいったいどのような社会に生きたのでしょうか。縄文時代とは狩猟採集社会と呼ばれる経済段階に位置づけられ、身の回りの自然に頼った生活をした時代と考えられています。近年の縄文時代研究は、遺跡から出土する土器や石器などの道具や貝殻や骨や木実、あるいは人骨などを対象とした様々な研究を統合して過去の人類史を詳細に読み解くことができるようになりました。そして、これらの分析には理化学的な分析研究も大きな成果をもたらしています。  今日は近年の縄文時代研究の中でも、社会のしくみや継続性を焦点とした研究の新しい成果について考察します。

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投稿者 tanog : 2021年04月08日  

2021年04月08日

縄文時代の労働とは驚くほど少なかった!

13時間も働けば十分。そういう社会がかつて縄文時代の常識であった。
強制労働とは無縁であった縄文人にとっては必要なだけ働く。労働とは「足るを知る」活動であった。

では余った時間に何をしていたか?下記の論説では祭祀や儀礼や信仰という表現をしているが、別の表現を使えば人々を結びつける類的活動や自然や未明課題に同化するための訓練や鍛錬に他ならない。つまり縄文人は追求と共認形成に多くの時間を費やしたのではないか。現代の労働観=時短や効率とは別の労働とは何か、労働以外とは何かのヒントがあるかもしれない。下記の論説の中の「必要以上の労働は敢えてしない」、という考え方はどこに土台があるかを考えてみてはどうか?決して娯楽や休息やましてや家庭サービスの為ではない。労働以上に必要な活動をするために労働は敢えてしないのではないか
つまり生きるためには労働が主ではなく従なのだ。

リンクから紹介してみます。

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国家を造らないことで得られるもの。その答えが三内丸山遺跡にあった。

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投稿者 tanog : 2021年04月08日  



 
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