2019年5月16日
2019年05月16日
るいネットから縄文体質を炙りだす~第1回:持国天さんの記事より紹介
新しいシリーズを始めていきます。るいネットでは様々な日本人に関する視点、発信が日々追求されています。
この縄文ブログもこれまでるいネットからの情報をヒントに追求が進められてきました。
新しいシリーズは「るいネットから縄文体質を炙りだす」として日本人(=縄文体質)に纏わるこの1年の記事を紹介していきたいと思います。
第1回は同じ投稿者からの紹介です。ペンネーム持国天さんの記事はほぼ毎週のように投稿されており、その記事の語り口は非常に小気味よく、本質に迫っており、また迫力に富んでいます。記事を読むと背筋がピンとする感覚。同時にそれは私達の中に眠っている縄文体質を後押ししてくれます。
批判や指摘に留まらずその先の「どうする?」を追求するるいネットならではの記事の数々。今回はその中から6編を紹介します。
紙面の都合で全文投稿はできませんが、逆に各記事のエキスを切り取って紹介する事で持国天さんの本源性が見て取れるように思います。もちろん、その言葉から本編(リンク)に飛んでしっかり読んでいただけるともっと記事の背景、主旨が伝わってくると思いますのでよろしくお願いします。
ギャラップ調査→熱意溢れる社員の割合がたった6%の日本人、世界最悪の仕事熱意→本当にそうだろうか。(リンク)
・失業すれば飢えてしまう貧困の圧力から、日本は世界に先駆けて脱出しました。1970年ごろ飢えの圧力から開放された日本は、私権の強制圧力も世界に先駆けて衰弱し始め、企業統治の序列体制も衰弱して来ました。私権圧力や序列体制に基づいた指揮系統下で、活力を持って働ける日本人は今や何処にも存在しなくなってしまいました。地位やお金に収束していい生活を求めた生き方はもう過去のものとなりました。「みなの期待」を掴んで応えることが充足の源、こんな新しい意識潮流が日本社会の随所で顕在化しつつあります。
(中略)
・しかし政治も企業も学校も社会を構成する主要な体制構造がいまだ旧秩序のままで、人々の新しい意識潮流を閉塞させてしまうのです。企業や学校などの古い観念や体制(私権第一や自分第一)と、日本人の新しい意識潮流との断層の拡大が、ギャラップ調査が示す「仕事への熱意」の低下に繋がっているのであろう。私権パラダイムの大転換に先陣を切って曝される、日本民族の闘いと苦悩とを暗示しているのではなかろうか。
幼少期と思春期以降では、やりたい仕事が違っていく(リンク)
・幼少期と思春期以降では、やりたいことの次元が変わっていく。幼少期にはとある興味からのめりこんでいく世界があって、そこから大人になってもやりたいこと(やりたい仕事)を思いつき、ことばにしていく。思春期からは仲間や社会発の期待を掴めるようになって、自分発のやりたいことから開放され、みんなの期待(社会が求めている期待)の方向へ、社会スケールの期待へと思いが開放されていく。
(中略)
・人は期待されないと活きていけない、無視されたら死んでしまう生きものだ。その期待が自分発から集団へ、社会へ、そして次代の期待へと深まる過程で、みんなの役に立つ人材へと成長していくのだと思う。
思い起こせば甚だ不甲斐ないが、思春期から社会を深く吸い込んで次代の期待を直視し、事実認識を鍛え上げていく機会に恵まれたことが幸いであった。思春期から社会を吸い込む場を、未来を背負う子ども達に提供していきたいと強く念じています。
地頭が良いひとは照準がずれない→修羅場で頼りになる強いひと。(リンク)
・厳しい状況下で切れ味の良い仕事をなしとげるのは地頭の良い人です。地頭とは観念だけの暗記脳と真逆の能力といえよう。戦場で能力を発揮する軍師、やり手営業マンや次代を深読みする経営者など、社会や集団が必要とする実力派⇒名うての仕事師は、悉く地頭が良い人といえる。地頭の良さのうえに観念機能が優れているなら鬼に金棒となる。
・八方塞の難局から突破口を見出す創意工夫に長け、成し遂げていく人材であろう。私の人脈の中にもこの様な人材が思い浮かぶが、学歴とは全く整合しない。集団の危機や千載一遇のチャンスをモノにする突破力に長け、人の心が分かり、照準力を肉体的に持ち合わせている。
・人類の意識構造は哺乳類の本能から進化の過程で形成された、本能の上に共認機能と探求機能と観念機能が塗り重ねられて形成されてきた。地頭が良いというのは、この本能機能と共認機能と探求機能が健全に発達し、肉体と心と頭脳が一体で対象を把握する逞しい追求力を持ち合わせていることではないか。
中学受験以来の詰め込み教育から、追求回路が封鎖されて暗記脳が出来上がった受験エリートは、今風の言い方をすれば彼らこそが発達障害者である。本能機能や共認機能(潜在思念)が未発達(封印され)で、人の心や外圧を捉える力(地頭)が貧弱と云うことだろう。
移民受け入れの唯一の条件、日本語を母国語として習得すること。外国人移住者には日本語(母国語)教育を徹底する(リンク)
・東京の若者の新成人は8人にひとりが外国人の時代となった。新宿区にいたっては約半数に及ぶという。欧州諸国のように陸続きの旧植民地から一気に大量流入の恐れは少ないだろうが、急速に進む日本人の少子化と人口減が重なって、外国人の流入はこれから増大していくに違いない。
(中略)
・かつて飛鳥の朝廷は、渡来氏族各々の言語が溢れかえっていたものの、次第に縄文由来の日本語へと同化していったと考えられている。日本語に同化しながら「日本人らしさ」へと、渡来人の気質も塗りかえられていったのではなかろうか。どうも日本語に同化していくことが、潜在思念の奥底に秘められている「日本人らしさ」=気質の継承に繋がたのではなかろうか。るいネットには日本人気質(縄文体質)と言語としての日本語の深いつながりが投稿されている
(中略)
・日本に永住を希望する外国人には徹底した「母国語としての日本語教育」が重要だ。歴史観などとなると、なかなか外野が煩わしいことになるが、日本語(母国語)教育を徹底し、縄文由来の日本人気質に深い同化を導くことに批判はあり得ない。斡旋業者由来の日本語学校では不十分すぎる、日本民族の気質を再生する日本語(母国語)教育のあり方を制度的にも追求することが大切なのではなかろうか。そして移住二世からは必須とすべきではなかろうか。移民は排斥しない、ただし日本語を母国として体得する、移民受け入れの条件はこの一点でよい。
家業の勧め、社会・自然外圧を異世代で共有する場。(リンク)
・水産業や農業であれ、町工場などの自営業の中で育てられれば、自然圧力や社会/市場の圧力に父母たちはいつも曝されているわけだから、幼少期からの育成過程でもその圧力は子供達にとってもいつも効いてくる。
サラリーマンの通勤族で、住宅地住まいの環境では如何ともし難く、過酷な闘争圧力や自然圧力は子供に及ぶことは無い。
家業とは異世代が毎日共通の外圧を共有して生きていく場です。両親や一族が曝される厳しい闘争圧力を感受しながら、成長できる家業的な場の圧力を見直したいと思う。
老骨に鞭打ち民族派の気骨と心根で政界を再編したマハティール首相、健康の秘訣は漢方の処方と云う(リンク)
・民族派としての気迫と心根が、精悍な健康の根源であることはいうまでも無い。世人に体の健康の秘訣は如何とたずねられ、西欧医学を学んだ彼は漢方の処方だと答えた。天下を統一した徳川家康も晩年は漢方に精通した。小田原城で晩年を健康に過ごしたが、矜持を保ち漢方に精通して、自らを律した生き様に共感を覚える。
・自分病のありもしない不全を抱えて脳を痛める、人口物質やジャンク食紛いの食生活で臓器を痛める、そして西洋医学を学んだ医者の処方で命を縮める、これが現代の病だ。医療保険と社会保障費も財政破綻の一因だが、過半が自我病でしかない。国家財政の破綻に占める自我病と医療界の責任は大きい。
体に負荷をかけ過ぎたときには、漢方の処方と鍼灸の施術を大切にし、暗記脳から処方される西洋医などは当てにしないほうが得策だ。
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持国天さんの記事から炙りだされる6編の投稿のメッセージを下記に書き留めます。
・企業や学校などの古い観念や体制(私権第一や自分第一)と、日本人の新しい意識潮流との断層の拡大が、ギャラップ調査が示す「仕事への熱意」の低下に繋がっているのであろう。
・人は期待されないと活きていけない。その期待が自分発から集団へ、社会へ、そして次代の期待へと深まる過程で、みんなの役に立つ人材へと成長していくのだと思う
・地頭が良いというのは、この本能機能と共認機能と探求機能が健全に発達し、肉体と心と頭脳が一体で対象を把握する逞しい追求力を持ち合わせていることではないか
・どうも日本語に同化していくことが、潜在思念の奥底に秘められている「日本人らしさ」=気質の継承に繋がたのではなかろうか
・家業とは異世代が毎日共通の外圧を共有して生きていく場です。両親や一族が曝される厳しい闘争圧力を感受しながら、成長できる家業的な場の圧力を見直したい
・体に負荷をかけ過ぎたときには、漢方の処方と鍼灸の施術を大切にし、暗記脳から処方される西洋医などは当てにしないほうが得策だ
投稿者 tanog : 2019年05月16日 Tweet