2018年9月27日

2018年09月27日

縄文体質とは何か?第4回 縄文の”性”を知る

第4回は”性”について触れてみます。
私有婚、一対婚に始まる「女は所有物」とした西洋の性への捉え方と総偶婚をベースにする「女は集団内での充足存在」とした日本の性は180度異なっています。
まとめを書くより先に過去の投稿群の中の言葉から縄文の性、日本人の性意識に係わるものを紹介してそれを感じとってもらいたい。
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m282.gif~土偶に示されるように女性中心の文明原理に立脚していた。古代文明の多くは多かれ少れかれ母権性的であるが、とりわけ縄文時代においては、女性中心の文明原理が大きな役割を果たしたとみなされる。~

縄文時代の婚姻様式は総遇婚、近接集団との交差婚であり、集団婚であった。その後弥生時代以降も男が女集団に入る妻問い婚という形態にはなったが、ついぞ江戸時代までは女は母集団の中に残り、集団の共認充足に包まれた中で集団と女達は一生暮らすことができた。諸外国を見渡しても婚姻形態がこれほど近代まで残った国も稀有だし、一対婚がこれほど根付かなかった国もない。その意味で縄文が最も色濃く残ったのが婚姻であり、男と女であり、性充足である。それほど、日本人は性におおらかで性を心から楽しんでいた。リンク (さらに…)

投稿者 tanog : 2018年09月27日  

2018年09月27日

縄文体質とは何か? 第3回 職人気質に見る追求姿勢と自然感

日本人は勤勉であると世界から賞賛される民族です。 現代の日本の製品も、丈夫で長持ちし、性能もよく精密で、今でも日本でしか作れない高度な技術も多数存在します。 建築の世界でも、カーテンウォールの歪みも一切なく、きれいに風景が写りこむ景観は他国では見られない職人技術ですし、奈良時代から続く寺社仏閣建築の巧みなディティールや大工の職人技は日本の世界に誇れる文化を伝えています。

他国の金襴豪華な美術品やシンメトリーで権威的な建物と違って、日本の芸術は素朴で、あいまいで、調和があり、まさに自然と一体となってその感覚を素直に表出しているところが特徴といえます。

こうした日本人の職人気質は、やはり縄文時代に培った自然感や集団気質に由来しています。

第3回はこの職人気質について考察していきます。

自然を征服する西洋民族と異なり、自然を敬い、自然災害の恐怖も受け入れ、自然を観察する中でその原理、性質を追求し、様々な独自の技術が開発し続けた縄文人は、まさに追及する民族であり、そのあくなき追及姿勢が、現代の職人気質の原点となっているのです。

(さらに…)

投稿者 tanog : 2018年09月27日