2013年8月20日
2013年08月20日
「神社ネットワークを解明する」~1.プロローグ
写真はこちらからお借りしました。
前回のシリーズでは「大和政権の源流と葛城ネットワーク」を追求しましたが、その中で古代豪族は大きくは同族であり、「葛城ネットワークは日本を守る共認ネットワークだった」ことが見えてきました。
そこで今回シリーズでは、日本を安定させ、守ろうとしてきた共認ネットワークの実態はどのようなものだったのか、更に掘下げて追求して行きたいと思います。
具体的には「神社ネットワーク」に注目してみたいと考えています。
天皇を頂点とする様々な神を祀った神社は、古代から都をはじめ各地の村落ごとに存在していましたが、日本は神社の設置とともに国家として統合されていった歴史があります。
日本全国に張り巡らされた神社のネットワークこそが、国家統合を可能にしたと考えられます。
一方現代に目を転じて見ると、殆どの人が自らを無信仰と自覚しながらも、神社は生活の中で非常に身近な存在になっています。
初詣、合格祈願、お宮参り、安産祈願、厄除け祈願など、日々の生活の中に神社は溶け込んでいます。
現代においても、誰もが神社の存在を自然に受容れており、生活と密着しているのです。
このように、古代から現代まで、神社は常に日本人と共にあります。
写真はこちらからお借りしました。
神社を通じてどのような情報が人々に共有されていったのか、日本人の形成に神社がどのように影響していったのかを追求する中で、縄文時代から現在まで日本が共認統合社会をずっと継続することができた鍵を見つけられれば、と考えています。
先ずは応援お願いします。
投稿者 sinkawa : 2013年08月20日 Tweet