2020年11月26日
2020年11月26日
母系社会が平和への鍵になる
現在はほとんどの国が父系社会ですが、古来、農耕部族は母系社会、狩猟部族は父系社会が生業との整合上一般的な社会形態でした。 母系社会が何故姿を消したかというと、欧米での略奪闘争と社会統合としての宗教が理由に挙げられます。戦争は当然男の主戦場。戦争により荒廃した社会を統合するために成立した宗教もまた、女性の地位を蔑視し、男優位の社会を解いています。
日本において江戸時代まで貴族、武家階級は父系社会でしたが、庶民は母系社会が色濃く残存していました。恐らく他国からの侵略の恐れの少ない島国であることと、それゆえ、宗教が庶民にまでそれほど浸透してこなかったからではないでしょうか。
父系社会の国家が滅亡を繰り返してきたのを横目に、母系社会のまま存続している部族は平和を維持したまま今日を迎えています。
母系社会を存続させてきた日本こそ、その理想的社会を示し、世界に先駆けて実践していくことが求められているのではないでしょうか。
投稿者 tanog : 2020年11月26日 Tweet