2014年7月30日
2014年07月30日
仏教に未知収束の志を観る~ 第1回:アーリア人はインド社会に何を起こしたか?
>「不整合感が高まれば必然的に未知の追求に向かう」、この人類の特性構造を仏教、儒教発生時の状況、志を見て行く中で、一つでも二つでも見出す事ができればと思っています。
プロローグで提起した問題意識を受けて、仏教の誕生に至る外圧状況を見ていきたいと思います。
仏教はひとことで言えば、生きている世界を苦と捉え、そこから脱出する為にひたすら瞑想(追求)し、万物の因果関係を「空」という概念、いわば全ては繋がっているという世界観で捉えなおしたという事です。これは宗教でもなんでもなく、自然世界を注視し、追求の果てに精霊を見た原始人類の意識構造そのものです。
逆に言えば、仏教を生み出した社会状況は、弓矢を発明し洞窟を出て一旦、自然外圧を一定程度克服した人類に、新たな外圧を発生させたという事になります。それも相当に強い外圧です。その外圧の正体とは何か? それが初回のテーマ、アーリア人とインド社会の関係を明らかにして行く追求ポイントです。
インド・アーリア系の女の子。目は二重で鼻や口は大きいのが特徴。
投稿者 tanog : 2014年07月30日 Tweet