2021年8月26日
2021年08月26日
精霊と一体化しようとした縄文人は自然に何を求めたのか?⇒絶対的な力であり、生き抜く活力である。
縄文人は一体何を考えていたか?最も原始人類の系譜を受け継いでいると思われる縄文人の思考に同化すると見えてくる。
縄文人やアイヌが蛇や熊を神として崇め、祭祀でも最も象徴として取り上げている。これは蛇や熊と一体化することで自然の持つ力を自らの活力に取り込みたいという現れである。
また縄文人が自然界で最もエネルギーが高いものの象徴として「火」「焔」がある。
火山がもたらす爆発的なエネルギーは自然界の精霊そのものであった。だから彼らの祭祀や土器の文様に火の表現が様々登場する。つまり、縄文人が表現するもの全てに精霊と一体化する仕組みが表れている。今日紹介する装飾品や体に刷り込む入れ墨もまた、それらの表現の非常に明確な形なのである。縄文人、さらに古代人類が求めたものは自然の力=絶対的な力であり、なぜそれを求めたのかは、彼らが「活力源をどう作り出すか」という事を切実に求めていたからに違いない。
投稿者 tanog : 2021年08月26日 Tweet